2024.11.14
「間取りづくり」は、“住みやすさ・暮らしやすさ”にも直結する超重要要素。
今回は、間取りづくりの際に抑えておくべきポイントを完全網羅しましたので、住み始めてから「もっとシミュレーションしておけば…」「こうしておくべきだったな…」と後悔してしまわないよう、ぜひ参考にしてみてください!
間取りづくりは考えることがたくさん!
目次
STEP①:「優秀なプランナー」を見極めよう!
間取りは「プランナー」と「施主」が一緒になって作っていくものですが、注文住宅業界には「優秀なプランナー」が圧倒的に不足しています。
変なプランナーに当たってしまうと、最後まで納得するものが作れなかったリ…と時間をムダにしてしまいますから、まずは「自分の担当プランナーが優秀かどうか?」を見極める方法を知っておきましょう。
「優秀なプランナー」に共通する20項目を網羅!
ダウンロードページ:優秀なプランナー チェック表(登録不要/無料)
詳しい使い方はコチラ:『【チェックシート配布】いい間取りが作れる!優秀な「プランナー」の見極め方20選!』
STEP②:「家の広さ(延床面積)」を決めよう!
これから間取りづくりを始める施主さんにとって「延床面積をどのぐらいにするべきか?」は悩みどころ。
ここを悩んだ状態のまま進めてしまうと、気付かぬうちにどんどん家が大きくなってしまいますから、まずは「家の広さの“ちょうどいい塩梅”」を理解したうえで、家の広さ(延床面積)を決めていきましょう。
ちょうどいい塩梅の家の広さは30坪!
結論、ちょうどいい塩梅の家の広さは「延床面積:30坪」です。
30坪と聞くと狭く感じるかもしれませんが「30坪=約100㎡」。一般的なファミリー用の賃貸マンションが「60~70㎡」なので、マンションが手狭になってきた人にとっては「延床面積=30坪」が“ちょうどいい塩梅”でしょう。
関連記事:『【戸建て】30坪は狭くない!家の広さの“ちょうどいい塩梅”とコストカット方法は?』
STEP③:間取りづくりの前にポイントを抑えよう!
間取りは、「1階完結型」を目指そう!
大前提として、日常的な生活動線や老後のことも考えると理想は「平屋」ですが、2階建ての場合には生活のほどんとが1階で完結する「一階完結型の間取り(ほぼ平屋)」を目指すべきです。
ほぼ平屋を目指す場合、抑えておくべき要素は以下の2つ。
- 1階に「1LDKの間取り」を作ろう!
- 「2階は寝るだけ」と考えてコストカット対象に!
具体的に何をどう配置すべきなのか?などについては、以下記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてみてください。
関連記事:『老後も安心!「1階完結型」の間取りを実現するための超基本ルールとは?』
家事を楽にする間取りのポイントを知ろう!
世界的に見ても、日本人が家事に費やす時間はトップクラスですが、家事も仕事と同じように効率化していきましょう。
家事ラク間取りを作るために、抑えておくべきポイントは以下の4つ。
「家事ラク間取り」のための4つのポイント
- 洗濯物干し動線は好みに合わせて「最短距離」で
- 洗面所・脱衣所の「収納」を充実させる
- 「キッチン」と「洗面所」を隣接させる
- 家電を使って、家事の時間を削減!
関連記事:『「洗濯物干し動線」が肝!家事ラク間取りのために抑えておくべき4つのポイントは?』
子供とコミュニケーションが増える間取りのポイントを知ろう
せっかく家を作るなら、子供たちとのコミュニケーションが盛んになるような家を建てたいですよね。
もちろん間取りだけで子育てがどうこうなるものでもありませんが、子どもとのコミュニケーションが増やしたいのであれば、以下間取りのコツを抑えておきましょう。
子供とのコミュニケーションを増やすためには?
- 「リビング階段」を採用する
- キッチンからなるべく死角ができないように!
- 勉強スペースを1階に配置する
- 2階の子供部屋は「寝るだけ」に
関連記事:『【間取りのコツ】子育て中必見!子供とのコミュニケーションを増やす間取りのポイントとは?』
STEP④:【部屋別】間取りのコツ・ポイントを抑えよう!
「玄関・シューズクローク」の間取りのコツは?
玄関・シューズクロークを考える際に、抑えておくべき要点は以下の通り。
- 玄関ホール・土間:それぞれ「1.5P×1.5P」がちょうどいい塩梅
- シューズクローク:作れたら理想(広さは「幅1.5P~2P」が推奨)
- シューズボックス:幅1.5P+コの字型がおすすめ(40足分)
- LDKに入る動線:「玄関>リビングorダイニング」の動線が鉄板
キッチン側に進入路を設けるのは非推奨!
関連記事:『【間取りのコツ】玄関ホール&シューズクロークの理想的な広さ/サイズ/配置は?』
「LDK」の間取りのコツは?
「リビング」の間取りについて
リビングの間取り・レイアウトを考える際に、抑えておくべきポイントは以下の6つ。
- リビングは「最も日当たりのいい場所」に!
- 主役になる「ソファ&テレビ」の配置はよく考えよう
- 解放感を出したければ「高さ」を出そう
- LDK周りの小物収納は忘れないように!
- 和室を作るなら「リビング併設」が推奨!
- 「キッチン」と「リビング」は隣接させない!
関連記事:『【間取りのコツ】「広く見えるリビング」を作るための鉄則ルール6選!』
「ダイニング」の間取りについて
ダイニング間取りで抑えておくべき
- ダイニングテーブルについて
⇒横幅:「一人あたり60~80cm」で
⇒テーブル周りの通路は最低「60cm」確保しよう - ダイニングテーブルの配置は?
⇒並列型:配膳が楽だが、家が大きくなりがち
⇒正面型:「T字型」or「二の字型」で検討を! - 照明+コンセント
⇒照明:ペンダントライトを採用するなら注意点は3つ(詳細は以下記事にて)
⇒コンセント:ホットプレート用に必ず1つは確保!
関連記事:『【間取りのコツ】ダイニングのテーブル・椅子の配置/照明・コンセントの鉄則ルールは?』
「キッチン」の間取りについて
キッチンの間取りづくりでよくある失敗例は以下の通り。
キッチン間取りでよくある失敗例7選
- 玄関から「キッチンの足元」が丸見え
- 冷蔵庫を「奥まった位置」に配置してしまう
- カップボード・キッチン間の通路が狭いor広い
- キッチンがリビング・ダイニングから離れている
- ガスコンロの前に「壁」がない
- 「キッチン」と「洗面台」が遠い
- キッチン回りの収納が少ない
関連記事:『【間取りのコツ】キッチンでやりがちな致命的な配置・レイアウトの失敗例7選!』
「書斎・勉強スペース」の間取りのコツは?
書斎・勉強スペースの間取りを考える際に抑えておきたいポイントは以下の通り。
- 「勉強スペース」編
- 机は「奥行:45cm×幅70cm~/人」で!
- 間取りパターンは以下の4通り
⇒ダイニング横/独立型/和室併設/キッチン正面
- 「書斎」編
- 机は「奥行:60cm×幅80cm~」で!
- WIC同様、入口は「部屋の真ん中」に設けよう!
- 間取りパターンは以下の5通り
⇒独立タイプ/共有オープン(部屋or階段)/主寝室オープン/主寝室に机のみ
関連記事:『【間取り事例】書斎・勉強スペースの間取りと適正サイズ(畳数/奥行/幅)は?』
「脱衣所・ランドリールーム」の間取りのコツは?
脱衣所・ランドリールームの間取りづくりでよくある失敗例は以下の通り。
脱衣所・ランドリールームでよくある失敗例6選
【大前提】ランドリールームは「脱衣所」と兼用で!
- 洗濯物を干すスペースの想定不足
- 脱衣・ランドリー⇒WICの直通動線
- 窓を付けたけど、あまり意味がなかった
- 除湿器・サーキュレーター用のコンセントがない
- スペースを考えずに物干し金具を選んでしまった
- 迷ったけど「乾太くん」を付けなかった
関連記事:『【間取りのコツ】絶対やめて!一生後悔する脱衣所・ランドリールームのよくある失敗例7選!』
「収納(クローゼット・WICなど)」の間取りのコツは?
①収納の「配置」を考えよう
「生活感のない家」にするためには「収納」が重要ですが、収納は「量」だけでなく「場所」も重要。
以下の「収納の配置における鉄則」を抑えて、収納が生活動線を妨げないような間取りを目指しましょう!
- 洗面所近くに「クローゼット」を設ける
- 玄関収納に「シューズクローク」を設ける
- リビングには「小物収納」を設ける
- キッチンには「食材庫(パントリー)」を設ける
- 「スマホの充電基地」も忘れずに!
関連記事:『【間取りのコツ】“生活感のない家”を作るために抑えるべき「収納」の鉄則5選!』
②収納の「大きさ(奥行×幅)」を考えよう
収納の「配置」を考えたら、具体的に「何をしまうのか?」を元に「収納の大きさ」を考えていきましょう。
最低限抑えておきたいポイントとしては、以下の通り。
- 本棚:奥行:25cm~30cm
- パントリー:奥行:1/2P 棚の奥行:30cm
- 衣類収納
- 棚に置く場合:奥行45cm
- クローゼット:スペースの奥行:3/4P
- 押入:奥行1P、幅1.5P~2P
- ウォークインクローゼット:
⇒幅は2Pで、入口は真ん中に!
- シューズクローク
⇒幅:1.5Pで、入口は真ん中に!
関連記事:『【場所別】収納スペースに最適な“奥行”と“幅”は何センチ?事例付きで解説!』
全部屋の「間取りのツボ」を知りたい場合は…
各部屋の間取りのツボについて、もっと詳しく知りたい場合は、間取りのコスパを高める「せやまどりルール一覧表」がおすすめ。
特に重要な必須項目は、★マークで記載していますので、間取り作成時のチェックリストとして活用してみてください。
ダウンロードページ:『せやまどりルール一覧表(登録不要/無料)』
「せやまどり」とは、せやまが「リビング・収納は贅沢に、2階や無駄なスペースは徹底的に削減」というコンセプトのもと作った“コンパクトなのに広く感じる間取り”のこと。
STEP⑤:“想定外”を防ぐためにもシミュレーションしよう!
家づくりの後悔は「思ってたのと違う」という想定外、つまり「シミュレーション不足」が原因です。
そのため家づくり・間取りづくりの際には、「想定外」を防ぐためにも、以下4つのシミュレーションを徹底しましょう。
- 全部屋を「内観3Dパース」で確認
- 帰り道の視点から「外観3Dパース」を確認
- 室内の「日当たり」をシミュレーション
- 室内の「家具配置」をシミュレーション
関連記事:『「イメージと違う…」を防ぐ!間取りづくりで抑えておくべき“4つのシミュレーション”とは?』
STEP⑥:間取りだけでなく、「照明計画」も抜かりなく!
照明は家づくりの中でも妥協されがちなポイントですが、実は部屋の雰囲気だけでなく、過ごしやすさにまで影響する重要要素。
間取りの全体像が見えてきたら、以下のよくある失敗例にならないよう、しっかり計画していきましょう。
- 玄関周りが暗すぎる!
- 「リビング・ダイニング・寝室」が明るすぎる!
- ダイニングに「ペンダントライト」を採用して後悔…
- トイレで用を足しているときに電気が消える
- 間接照明でコスト・手間が増えた
関連記事:『【必見】照明計画(リビング/ダイニング/玄関など)でよくある失敗・後悔パターン5選!』
住宅会社選びなら、「せやま印工務店」!
「せやま印工務店」とは、家づくりにおける“ちょうどいい塩梅”を実現する工務店認定プロジェクト(無料)。
家の4大要素「性能」×「標準仕様」×「価格」×「人」に関する厳しい基準(全87項目)をクリアした「せやま印工務店」と、日本全国の施主(通称:クルー)を橋渡しする、”ちょうどいい塩梅の家づくり”を実現するためのプロジェクトです。
「せやま印工務店」について:『せやま印工務店とは?|家づくりに、いい塩梅を。|BE ENOUGH』