新築住宅「キッチン・ユニットバス・トイレ」の失敗しない選び方|おしゃれより優先すべき性能・機能

新築住宅「キッチン・ユニットバス・トイレ」の失敗しない選び方|おしゃれより優先すべき性能・機能 | 「住宅設備」の選び方を知りたい

おしゃれなキッチンやユニットバスは素敵ですが、まず先に性能・機能面を担保しましょう。

新築住宅「キッチン・ユニットバス・トイレ」の失敗しない選び方|おしゃれより優先すべき性能・機能
(出典:クリナップ

YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!

見た目のおしゃれさより、まず性能・機能の確認を

キッチン・ユニットバスのおしゃれはもちろん大切ですが、まずは性能・機能面の確認を。また、キッチン・ユニットバスのオプション費用は、数十万円単位と高額なので、性能や機能面の確認は必ず契約前に行いましょう。

営業マン的には、キッチンやユニットバスの仕様を契約前に細かくチェックされると面倒なのと、施主自身も間取り作りや資金計画に追われて、そこまで気が回らないため、チェックし忘れる人が結構いますからね。

キッチン・ユニットバス標準仕様の確認には、キッチン・ユニットバスメーカーが作っているプレゼン資料を見せてもらうといいでしょう。メーカー、商品名、細かい機能などが記載されています。

では早速、キッチン・ユニットバスの標準仕様チェックポイントを解説していきます。

関連記事:住宅会社の「標準仕様」を見極める方法|標準仕様チェック表を使えば超簡単!
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<プレゼン資料の例>
新築住宅のキッチン・ユニットバスの性能・機能を確認するプレゼンシート(キッチン・ユニットバスメーカーが作成)
(出典:トクラス作成)

【結論】「キッチン・ユニットバス・トイレ」の失敗しない選び方

キッチン・ユニットバス・トイレの失敗しない選び方(推奨標準仕様)は、以下の通りです。

①キッチン
サイズ → 幅250cm以上
食洗器 → 深型
3口コンロ → IH or ガスコンロ(ガラストップ)
魚焼きグリル → 水無し両面
レンジフード → メンテナンス配慮型/同時給排気型(差圧給気口でもOK)
シンク → 継ぎ目なし
水切りかご → 有
調理家電用コンセント → 有
カップボード → 有(180cm以上)

②ユニットバス
サイズ → 1坪以上
断熱浴槽+断熱ふた → 有
人造大理石浴槽 → 有
浴室乾燥機 → 有
追い焚き機能 → 有
節水シャワー → 有
水栓デザイン → スタイリッシュなデザイン
給湯器 → エコキュートorエコジョーズ

③トイレ
【1階】
収納 → 有
自動洗浄 → 有
自動便座/ふた開閉 → 有
手洗いの位置 → 便器とは別or便器後ろの左右(便器後ろの真ん中は避ける)
紙巻き器 → 2連
暖房便座 → 有
ウォッシュレット → 有
タオルリング → 有

【2階】
2階トイレ → 有
自動洗浄・2連紙巻き器・暖房便座・ウォッシュレット・タオルリング → 有

④洗面台
サイズ → 幅900
水栓の位置 → 壁付け
デザイン → 好みに合うか確認

⑤玄関ドア
鍵のタイプ → リモコンキー
インターホン → 録画機能付インターホン
断熱性能 → D2/K2グレード

<住宅設備の標準仕様チェックポイント一覧>
新築住宅のキッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台・玄関ドアの推奨標準仕様

①キッチンの失敗しない選び方(推奨標準仕様)

キッチンメーカーは好みでOKですが、メーカー問わず必要な機能は抑えたいところ。また、新築住宅会社ごとに選択できるキッチンメーカーが決まっているので、どのメーカーから選べるのか?を事前に確認しておきましょう。

・サイズ
幅250cm以上のキッチンサイズは必須です。ほとんどの新築住宅会社がクリアしていると思いますが、幅210cmのキッチンサイズを標準仕様にしている会社もあるのでご注意を。

・食洗器
キッチンの食洗器サイズは、「深型」をおすすめします。多くの新築住宅会社が採用している「浅型」では、4人家族でも食器があふれます。

いまどき、キッチンの食洗器が標準仕様に含まれていない住宅会社なんてないだろーと思っていたのですが、実際にありました。社名は伏せますが、標準仕様に含まれていて当然!と思うものがついていないのが新築住宅業界です。ご注意ください。

<深型は浅型の約1.5倍!>
新築住宅のキッチン食洗器は深型をおすすめ!
(出典:リンナイ

・コンロ
エネルギー効率や掃除のしやすさなどから、「IHコンロ」を推奨。また、レンジフードの汚れも、IHコンロだと格段に減ります。ただし、キッチンで多いに鍋を振りたい人はガスコンロを選びましょう。ガスコンロの場合は、ガラストップタイプを推奨します。

・魚焼きグリル
最近は、あまり魚焼きグリルを使わない方も増えていると思いますが、「水無し両面」タイプを推奨します。「片面焼き」タイプはかなり減ってきているとは思いますが。

網がない「グリル式」も人気になってきています。掃除が楽で、いろんな料理に使えて便利ですが、もう少し価格が下がってくれば…というところです。数千円で網タイプに使えるキッチングリルパンが販売されているので、今はこれが現実的かなと思います。

<魚焼きグリルで使えるグリルパン>
キッチンの魚焼きグリルに使えるグリルパン
(出典:楽天市場

・レンジフード
キッチンのレンジフードは、嫌いな掃除箇所ランキング上位なので「メンテナンス配慮型のレンジフード」を選びましょう。キッチンメーカー各社ともに、掃除しやすいレンジフードを発売していますので、特段これじゃないとだめ!という技術はありません。ドライバーで部品を何回も取り外して、掃除するタイプだけは避けるように。

メーカーによっては、10年間メンテナンス不要が可能なレンジフードもありますが、実際は数年に1度は内部の掃除が必要でしょう。また、「自動洗浄タイプ」は初期費用が高く故障リスクもあるため、非推奨。

また、グッシン読者の皆さんは高気密住宅を建てると思うので、「同時給排気型のレンジフード」を推奨します。通常のレンジフードだと、レンジフード使用時に排気が大きくなりすぎて、室内が負圧状態になり、玄関ドアが重くなったり雨漏りがしやすくなったりします。

この問題を解決するのが、同時給排気型のレンジフード。差圧給気口を付けてもOKですが、冷気侵入のデメリットがあるので、同時給排気タイプを推奨します。

<各メーカーが掃除しやすいレンジフードを発売している>
新築時の標準仕様で採用したい掃除しやすいレンジフード
(出典:トクラス

・シンク
天板とキッチンシンクに継ぎ目があると、汚れたり錆びたりするので、天板とキッチンシンクの間は「継ぎ目なし」のタイプを推奨します。最近は、天板もキッチンシンクともに人造大理石タイプが主流になりつつあります。

LIXILやパナソニックなど、多くのキッチンメーカーが人造大理石キッチンを販売していますが、人造大理石の品質レベルが最も高いのは、現状ではトクラスだと思います。

<天板・シンクの間と排水溝に「継ぎ目がない」キッチン>
新築時に採用したい汚れが付きにくい継ぎ目がないシンク
(出典:トクラス

・水切りかご
「水切りかご」は、契約後にオプション追加する人が多いので、事前につけておきましょう。キッチンメーカー純正なら、サイズぴったりなので、スペースを無駄にしません。

<水切りかごはメーカー純正で>
新築時に採用したいキッチンメーカー純正の水切りかご
(出典:LIXIL

・調理家電用コンセント
住み始めてから、付けておけばよかった!思う後悔ランキング上位。「調理家電用コンセント」を1か所付けておきましょう。キッチン正面の壁立ち上がり部分に付けるのが理想ですね。

・食器棚(カップボード)
いつも思いますが、キッチンとセットで「食器棚」が見積に含まれていないのが不思議。絶対つけるでしょ!と思うんですけどね。サイズは、できれば270cm、最低でも180cmタイプを。

入居後に家具屋さんで購入する方法もありますが、固定できず地震で危ないし、サイズ余ったりデザイン統一できなかったりしますので、キッチンと同メーカーの食器棚を、固定設置することをおすすめします。

<なぜかオプション扱いになりやすい食器棚(カップボード)>
新築時の標準仕様に含まれずオプション追加になりやすいキッチンのカップボード(食器棚)
(出典:TOTO

②ユニットバスの失敗しない選び方(推奨標準仕様)

次は、ユニットバスの失敗しない選び方(推奨標準仕様)を解説します。

・サイズ
「1坪タイプ」を推奨します。時々0.75坪タイプを標準仕様にしている新築住宅会社があるので、ご注意ください。1.25坪・1.5坪タイプは、お金に余裕があれば採用してもいいですが、一般家庭にはちょっと広すぎると思います。

・断熱浴槽+断熱ふた
「断熱浴槽+断熱ふた」は、多くの新築住宅会社が採用していますが、時々オプション扱いの会社を見かけます。断熱浴槽にすると、冬場のお湯の冷め方が劇的に改善されますので、必須アイテムです。

また、断熱浴槽にすると、セットで「断熱ふた」になると思いますが、念のため確認してください。

<「断熱浴槽+断熱ふた」は必須>
新築に採用したいお湯の温度が下がりにくい断熱浴槽・断熱フタ
(出典:TOTO

・人造大理石浴槽
「人造大理石浴槽」は、通常のFRP浴槽に比べて、汚れが付きにくく、掃除がしやすくなります。人造大理石浴槽がオプション設定だとしても、数万円以内でグレードupできると思うので、是非採用してほしい建材です。

人造大理石と人工大理石は少し性質が異なりますが、メーカー毎にどちらかしか選べないはずなので、深く考えすぎなくてもいいです。仮に、どちらか選べるのであれば、人造大理石をおすすめします。

<人造大理石に強いメーカーは、トクラスやLIXILあたり>
新築時に採用したい人造大理石浴槽は美観を保つ大切な建材
(出典:トクラス

・浴室乾燥機
「浴室乾燥機」は、設置しておくことをおすすめします。毎日は使いませんが、半乾きの洗濯物を干したり、梅雨時の活用など、意外と役立ちます。

ただし、ガス乾燥機を導入する人は、無くても困らないと思いますので、無くしても良いと思います。

・追い焚き機能
意外な落とし穴。なぜかわかりませんが、「追い焚き機能」をオプション扱いにする新築住宅会社があります。追い炊き機能は、ユニットバスではなく、給湯器の機能ですが、ユニットバス選択時に合わせて確認しておきましょう。

・節水シャワー
ほとんどの住宅会社が、「節水シャワー」を標準仕様にしていると思いますが、コストを抑えるために仕様をダウンさせる新築住宅会社がありますので、要チェック。通常シャワーだと、光熱費が上がったり、お湯切れになりやすくなります。

節水シャワーには、そもそもの水量を落とすタイプと、手元でのオンオフ切り替えを可能にすることで節水するタイプがありますが、どちらでもOKです。

・水栓デザイン
機能面ではないですが、水栓がとにかくダサい…場合があります。契約前に現物を見て、デザイン的に問題ないか?を確認するようにしましょう。

・給湯器
高効率タイプの給湯器が主流。電気なら「エコキュート」、ガスなら「エコジョーズ」です。いずれも、容量・号数も確認しておきましょう。

エコキュートは、単世帯なら370L、2世帯やシャワーをたくさん使う家庭(女比率の多い家など)なら、460Lの採用も検討してください。

エコジョーズは、基本24号でOK。2人暮らしであれば20号にダウンさせても大丈夫です。

<エコキュートの容量目安>
家族の人数別エコキュートの容量目安370L・460L
(出典:ダイキン工業

③トイレの失敗しない選び方(推奨標準仕様)

トイレは、商品名が同じでも、グレードによって機能が違うので、細かくチェックした方が良いですよ。

<同じ商品でもこれだけグレードで機能に差がある>
トイレは細かいグレードがあるので新築契約前に詳細確認を
(出典:LIXIL

【1階トイレ】
家族の使用頻度が高く、来客も使用するので、ある程度のグレードは確保しておきたいところです。

・収納
使用頻度が高い1階トイレに「収納」は必須。トイレットペーパー・生理用品・掃除道具くらいは収納できるサイズが必要です。

<収納付きタイプのトイレ>
新築時に採用したい収納付きの1階トイレ
(出典:LIXIL

・自動洗浄(リモコン洗浄)
「自動洗浄」機能がないと、レバーで洗浄することになりますので、さすがに避けたいところ。

「勝手に流れる機能(自動洗浄)は要らないので自動洗浄を外したけど、リモコンに洗浄ボタンはついていると思っていた!」という後悔の声が多いです。勝手に流れる機能(自動洗浄)とリモコンの洗浄ボタンはセットなのでご注意ください。

ちなみに、センサーでの自動洗浄は設定でOFFにできますよ。(TOTO・LIXILの商品情報より)

・自動便座/ふた開閉
「自動便座/ふた開閉」は、個人の感覚で違いがあると思いますが、グッシン的に必須かなと。「自動便座/ふた開閉」機能がないと、リモコンにボタンがないので、手で便座やフタを開閉することになります。

自動洗浄同様に、センサー開閉とリモコンの開閉ボタンはセット。特に、立って用を足す男性陣には、必須アイテムかと思います。

<自動便座/ふた開閉がないと、手動でふたを開けることに>
新築時に採用さいたい自動便座/ふた開閉機能
(出典:LIXIL

・手洗いの位置
「便器とは別or便器後ろの左右」に設置すると、手洗いが便利です。便器の真後ろ(中央部)に設置すると、特に子供が使いづらいので避けましょう。

<使いづらい例:便器の真後ろ中央部に手洗いがあると洗いにくい>
便器の真後ろ中央部に手洗いがあると使いづらい
(出典:TOTO

・紙巻き器
紙巻き器は「2連」にしましょう。1連だと、トイレットペーパーを交換する頻度が高くて、萎えます。

<紙巻き器が1連だと、少し不便・・・>
おしゃれな1連紙巻き器もいいけど、実用性では2連紙巻き器がおススメ
(出典:LIXIL

・暖房便座
「暖房便座」は、ほとんどの新築住宅会社が、標準仕様にしていると思いますが、念のため。

・ウォッシュレット
「ウォッシュレット」は、さすがに99%以上の新築住宅会社が、標準仕様にしていると思いますが、念のため。

・タオルリング
「タオルリング」は、ほとんどの新築住宅会社が、標準仕様にしていると思いますが、念のため。

<タオルリングの確認もお忘れなく>
新築時にはタオルリングの確認もお忘れなく/自分で付けるなら下地の設置を
(出典:Panasonic

【2階トイレ】
そもそも「2階トイレ」がオプション扱いの住宅会社が多いので、まずは2階トイレが標準仕様か?の確認を。

・自動洗浄/2連紙巻き器/暖房便座/ウォッシュレット/タオルリング
この項目は、2階トイレにも必要です。自動洗浄がないと、レバーで流すことになります。

1階トイレで採用した収納と自動開閉は、2階トイレでは削減してもいいかなと思います。トイレットペーパーは、収納インテリア等を活用しても良いですしね。

もちろん、予算に余裕があれば、導入してもらって構いませんが、使用頻度が低いのでコスト削減の対象にすることをおすすめします。

④洗面台の失敗しない選び方(推奨標準仕様)

洗面台のチェックポイントは少ないですが、デザイン的な問題でオプション選択する人が多いですね。

・サイズ
「W900タイプ」を推奨。時折「W750タイプ」を標準仕様としている新築住宅会社があるので、ご注意を。

・水栓の位置
汚れが付きにくい「壁付け」をおすすめします。底面付けだと、水栓のフチに汚れが溜まりやすくなります。

<掃除が楽な「壁付け」の水栓>
新築時の洗面台水栓は壁付けを推奨
(出典:クリナップ

・デザイン
デザインは個人の好みによりますので、標準仕様の洗面台を確認しておきましょう。デザイン性の高い洗面台が標準仕様になっていることは、まずありません。

<洗面所のデザインにこだわる人は、必ず契約前に検討を>
洗面台には好みがでるので、デザインを新築契約前に確認を
(出典:ウッドワン

⑤玄関ドアの失敗しない選び方(推奨標準仕様)

玄関ドアの開閉は毎日のことなので、利便性・防犯面・断熱性などを考慮して、適切な標準仕様を選択してください。

・鍵のタイプ
せっかく新築で注文住宅を建てるなら、「リモコンキー」にしたいところ。車と同じ方式です。いまさら新車のカギが、鍵穴方式だったら嫌ですよね。それと同じ。使えば便利さに気づきます。

カードキーも悪くはないですが、一度取り出さないといけないので、リコモンキーの方が使い勝手は格段上ですね。

<鍵を取り出さなくても開錠できるリモコンキー>
新築時に採用したい玄関リモコンキー/特に女性が重宝するはず
(出典:YKK AP

・インターホン
「録画機能付きインターホン」は、ほとんどの新築住宅会社が、標準仕様にしていると思いますが、念のため。

・断熱性能
これは性能の記事で触れましたが、玄関ドアの断熱性能は「D2/K2」グレードをクリアしましょう。さらに断熱性能が高いグレードもありますが、費用がぐんとupしますので、「D2/K2」グレードがちょうどいい塩梅です。

関連記事:「断熱性能」を比較する基準と推奨レベル|UA値の解説と適正数値

<玄関ドアの断熱性能>
新築時に見落としがちな玄関ドアの断熱性能
(出典:三協アルミ

『標準仕様以外のメーカーだと割高になると言われた!』に対して

これは仕方ないですね。新築住宅会社は、特定のキッチン・ユニットバスメーカーから安く仕入れる契約をしているので、たとえ定価が同じでも、標準仕様以外のキッチン・ユニットバスメーカーだと割高になります。

なるべく、新築住宅会社が指定するキッチン・ユニットバスメーカーから選ぶようにしましょう。どのメーカーも、類似した機能を持っていますので。メーカー独自の機能(自動●●機能など)もありますが、他社が真似していない理由(隠れたデメリット)があったりするので、あまりおすすめしませんよ。

また、余談ですが、キッチンやユニットバスの定価は、あってないようなものです。

というのも、定価を高く見せて、新築住宅会社への割引率を高く設定しているメーカーと、定価を安く見せて新築住宅会社への割引率を低く設定しているメーカーがあるためです。ユーザーから見て、「定価が高い=質が高い」「同じ定価だから追加費用無しでいけるのでは?」ではないってことは覚えておきましょう。

キッチン・ユニットバスのメーカー定価はあてにならない

まとめ

キッチン・ユニットバス・トイレの失敗しない選び方(推奨標準仕様)は、以下の通りです。

①キッチン
サイズ → 幅250cm以上
食洗器 → 深型
3口コンロ → IH or ガスコンロ(ガラストップ)
魚焼きグリル → 水無し両面
レンジフード → メンテナンス配慮型/同時給排気型(差圧給気口でもOK)
シンク → 継ぎ目なし
水切りかご → 有
調理家電用コンセント → 有
カップボード → 有(180cm以上)

②ユニットバス
サイズ → 1坪以上
断熱浴槽+断熱ふた → 有
人造大理石浴槽 → 有
浴室乾燥機 → 有
追い焚き機能 → 有
節水シャワー → 有
シャワースライドバー → 有
水はけのよい床 → 有
水栓デザイン → スタイリッシュなデザイン
給湯器 → エコキュートorエコジョーズ

③トイレ
【1階】
収納 → 有
自動洗浄 → 有
自動便座/ふた開閉 → 有
手洗いの位置 → 便器とは別or便器後ろの左右(便器後ろの真ん中は避ける)
紙巻き器 → 2連
暖房便座 → 有
ウォッシュレット → 有
タオルリング → 有

【2階】
2階トイレ → 有
自動洗浄・2連紙巻き器・暖房便座・ウォッシュレット・タオルリング → 有

④洗面台
サイズ → 幅900
水栓の位置 → 壁付け
デザイン → 好みに合うか確認

⑤玄関ドア
鍵のタイプ → リモコンキー
インターホン → 録画機能付インターホン
断熱性能 → D2/K2グレード

<住宅設備の標準仕様チェックポイント一覧>
キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台・玄関ドアの推奨標準仕様

 


【文責:瀬山彰】

PROFILE

新築住宅「キッチン・ユニットバス・トイレ」の失敗しない選び方|おしゃれより優先すべき性能・機能 | 「住宅設備」の選び方を知りたい

せやま大学の人

瀬山 彰

大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。

「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。

娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。

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