【せやまどりNo.64】「リニューアルしたせやまどりルール53項目をクリアしたコスパ最強の1階完結型の家」の間取り図


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目次
「せやまどり」とは?
せやまどりとは、その名の通り、私せやまが考案した間取り図のこと。
このせやまどりでは、「リビング・収納は贅沢に、2階・廊下は徹底的に削減」を基本方針に、コンパクトながら、解放感・機能性を感じられる間取りに仕上げています!
せやまどり販売サイトにて販売中!
本ページでご紹介している間取りを含め、せやまどりはすべて「せやまどり販売サイト」から購入いただけます!
また「まだ工務店選びに迷っている…」という方であれば、「認定工務店」と「施主」を橋渡しするプロジェクト【せやま印 工務店】の内定クルー(※)であれば、間取り制作期間内に限り、販売中のせやまどりを全件見放題!
ぜひ間取りづくりの参考に役立ててくださいね!
内定クルーとは?:せやま印工務店での契約が決まっているクルーのこと
お施主さんからの要望は?
今回、お施主さんから以下のような要望をいただきました。
玄関について |
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LDKについて |
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水回りについて |
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2階について |
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今回は機能性とコンパクトさを上手に両立した1階完結型間取りになりました。
これだけの要望を詰め込んで機能性抜群の家を作ると、「どんどん家が大きくなって40坪超えちゃった」なんてことになりかねませんから、お金をかけるところを見極めるのがポイントです。
また、せやまどりのルール55項目のうち54項目をクリアしている間取りですので、ぜひ【せやまどりルール一覧表】と一緒にチェックしてくださいね。
要望を踏まえた実際の間取りは?
「玄関」編
要望①:シューズクロークとシューズボックスの併用型にしたい
今回の玄関収納は、シューズインクローゼットとシューズボックスの併用型です。
土間スペースのすぐ横にあるシューズクロークは、幅1.5P×奥行1.5P、棚の奥行は30cmと十分な収納力があります。
来客時には目隠しができるようにロールスクリーンもつけました。
要望②:シューズボックスには玄関ホールからアクセスしたい
また、シューズボックスは玄関ホールに配置しています。
ホール続きになっていると土間に下りずに靴を取り出すことができるので便利ですよ。
関連記事:『【間取りのコツ】玄関ポーチ/ホール&シューズクロークの配置/理想的な広さは?』
「LDK」編
要望①:LDKを大きくしたい
LDKは全体で18.7畳です。東南の角なので日当たりが良く開放感がありますね。
リビングとキッチンは「はす向かい」に配置し、キッチンの音を気にせずくつろげるよう工夫しています。
キッチンの音がストレスにならないよう、今回のようにはす向かいにするか、もしくは間にダイニングを挟むように配置するなどの配慮も大切ですよ。
関連記事:『【間取りのコツ】”家事ラク”なキッチンを作るための動線・配置上のポイント6選!』
要望②:リビングを勾配天井にしたい
リビングには、お施主さんの要望により「勾配天井」を採用しました。
ちなみに、開放感を出す王道な手法として吹き抜けがありますが、これをすると勾配天井よりも200万円以上のコストがかかります。
コスト以外にも構造が弱くなってしまうリスクもあるので、勾配天井の方がおすすめです。
関連記事:『【間取りのコツ】「広く見えるリビング」を作るための鉄則ルール6選!』
要望③:リビング併設の和室がほしい
また、LDKに隣接する位置には3.1畳のミニ和室を作りました。
布団を2枚並べて敷くことができるジャストサイズなので将来的には主寝室としても使えます。
実はここもコストカットのポイントで、一般的な和室の4.5畳よりも1.4畳小さく作ることで約50万円の節約になっています。物足りなく感じるかもしれませんが、普段くつろぐには十分なスペースだと思いますよ。
要望④:キッチンからの見通しを良くしたい
画像の通り、キッチンからはリビング・ダイニング・和室まで全体を見渡せるようになっています。
家族全員の様子を見ながら料理ができます。
関連記事:『【間取りのコツ】”家事ラク”なキッチンを作るための動線・配置上のポイント6選!』
要望⑤:W2,700mmのカップボード+パントリーがほしい
今回、キッチン収納はたっぷりと幅2,200mmのカップボード+幅2Pのパントリーを設置しています。
ここまでのスペースは取れなくてもキッチン周りはごちゃつきやすいので、できる限り多くの収納を確保しておくのをおすすめします。
また、生活スタイルに合わせてセカンド冷凍庫用のコンセントやウォーターサーバーのスペースなどを用意しておくといいでしょう。
関連記事:『【場所別】収納スペースに最適な“奥行”と“幅”は何センチ?事例付きで解説!』
要望⑦:勉強スペースと本棚がほしい
LDKの一角には1人分の勉強スペースも設けました。
ただ子どもはすぐに自室を使うようになるので、将来的には親が執務スペースとして使ったり、共有のPCを置いたりするスペースとしても使えますよ。
今回の奥行きは450mmですが、がっつり仕事をするなら600mmぐらいは確保しておいた方が良いと思います。
関連記事:『【間取り事例】書斎・勉強スペースの間取りと適正サイズ(畳数/奥行/幅)は?』
「水回り」編
要望①:洗面・脱衣を分けたい
洗面は誰かが入浴中でも使えるように、脱衣室と分けて配置しています。
幅900mmの洗面台の横にカウンターを取り付けて簡単なお化粧スペースを作りました。
幅1,200~1,500mmの洗面台もありますが、今回のように幅900mmの洗面台+カウンターの方が安く済むのでぜひ参考にしてくださいね。
要望②:洗面から大きなウォークインクローゼットにアクセスしたい
洗面室横には大容量のウォークインクローゼット(2.5畳)を設置しました。
入り口を中央に配置し、間仕切りはロールスクリーンを採用することで、両サイドにみっちりと収納できるようにしています。
要望③:ランドリールームを大きくしたい
反対側には脱衣室兼ランドリールーム(3畳)を確保しました。
ちなみに、乾太くんを採用するときには、子どもの閉じ込め事故を防ぐためにも「上置き型」を採用してくださいね。
関連記事:『話題のガス乾燥機「乾太(かんた)くん」の選び方と意外なデメリットを解説!』
関連記事:『【間取りのコツ】絶対やめて!一生後悔する脱衣所・ランドリールームのよくある失敗例7選!』
「2階」編
要望①:廊下は短くしたい
2階の廊下はたったの1畳です。
廊下をコンパクトにすることで、部屋を放射線状に配置することができ、2階のスペースがぎゅっと小さくなります。
2階はコストを抑えることを優先に考えましょう。
要望②:主寝室、子ども部屋は寝るだけのスペースにしたい(計3部屋)
今回、主寝室は6畳、子ども部屋は4.5畳を2部屋確保しました。
狭く感じるかもしれませんが、寝るだけのスペースとして割り切れば十分です。
ただし、特に子ども部屋の場合に部屋の幅が2.5Pになるとシングルベッドがジャストで入るスペースになるので、その場合は家具の配置は事前にしっかりとシュミレーションしておく必要があります。
関連記事:『【間取りのコツ】「主寝室・子供部屋」は何畳にすべき?広さ/収納/動線のポイントも徹底解説!』
要望③:納戸的なウォークインクローゼットがほしい
また、2階には約2畳のウォークインクローゼットを作りました。
排気口をつけて衣類のカビ対策は忘れずに行ってくださいね。ちなみに、バルコニーは基本設置しないことを推奨しています。
どうしても欲しい場合でも、できるだけ小さくしてくださいね。
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※内定クルー:ご紹介した「せやま印工務店」との契約が内定しているクルーのこと
PROFILE

せやま大学の人
瀬山 彰
大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。
「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。
娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。