2024.03.14
断熱性能
「断熱性能」とは？
「断熱性能」とは、冬は室内の熱を外に逃がさないように、夏は外気の熱を室内に入れないように、つまり「室内外で熱を遮断する性能」のこと。
断熱性能が高ければ、家の中の温度が外気温に左右されにくく、快適な室温を保つことができます。
日本の住宅業界では、断熱性能に対する取り組みが遅れていましたが、省エネ基準の義務化が行われるなど、少しずつ断熱性能の重要性が認知されてつつあります。
（出典：suumo）
「断熱性能」に対するせやまのワンポイントアドバイス！
断熱性能の重要性は言うまでもありませんが、断熱性能を担保しないと、以下のような劣悪な住環境になってしまいます。
- 冬寒く、夏暑い家になる
- 外気温の影響を大きく受けるので光熱費が上がる
- 部屋ごとの温度が異なるため、ヒートショックの原因になる
- 窓が結露して、カビ発生の原因になる
- 内部結露（壁内結露）が発生して、シロアリ被害の原因になる
まず、日本の家の室温は低すぎます。
最低でも18℃以上にしないと健康に支障がでると言われているのに、白い息を吐きながら布団にくるまって寝ている人も多いのではないでしょうか。
このように断熱性能が担保されていない家は、ヒートショックや就寝中の突然死など、命を危険にさらしてしまうため、他人事だと思わず断熱性能が担保された家を建てるようにしてください。
もちろん超ハイスペックでなくてOKなので、最低でも「せやま基準」を超える断熱性能を担保してくださいね。
性能で迷ったら「せやま基準一覧表」
BE ENOUGHでは、住宅会社選びのための補助ツールとして、「せやま性能基準」と「せやま標準仕様」の２つからなる「せやま基準一覧表」を無料配布しています。
「せやま性能基準」を使えば、上記で紹介したように各建材について、「完全に不足→少し不足→ちょうどいい塩梅→余裕が余れば」と家づくりで抑えておくべき性能レベルを検討できます。
詳しい使い方に関しては、下記リンク先の記事をご覧ください。
ダウンロードページ：『せやま基準一覧表｜お役立ちツール｜BE ENOUGH』
合わせて読みたい記事：『営業マンより「家の性能」に100倍詳しくなる方法｜せやま性能基準』
解説動画（YouTube）：『家づくりの超実践ツール「せやま基準一覧表」の使い方＜総集編＞』
