ZEH基準

ZEH基準

 「ZEH基準」とは?

「ZEH基準」とは、省エネと創エネを組み合わせて、エネルギー消費量をゼロにする家(ZEH住宅)として認められるために満たすべき基準のことです。

具体的には以上4つの基準が定められており、ZEH住宅の認定を受けることで受給できる補助金もあります。

ZEH基準の「4つの基準」

  1.  外皮の断熱性能を向上する事
  2. 高効率な設備を導入する事
  3. 再生可能エネルギーの利用する事
  4. ①~③によって年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする事

(出典:YKK AP株式会社

「ZEH基準」に対するせやまのワンポイントアドバイス!

少しややこしいですが、ZEH”基準”の①②は絶対クリアを推奨しますが、無理にZEH”認定”を取得しなくても良いと考えています。理由は以下の通り。

無理にZEH認定を取得しなくてもいい理由

  • ZEH基準の「①断熱性能向上」と「②高効率設備導入」は当たり前レベル
     特に①の断熱性能の基準は、せやま基準(断熱等級5相当)とほぼ一致するレベルで、「日本中の新築戸建住宅でクリアするべき水準」と言えます。
  • ZEH基準の「③太陽光発電導入」は必須とまでは言えない
    今後の電気代および電気消費量上昇に備えて、太陽光発電導入自体は推奨していますが、売電単価の低下もあり、絶対必須というほどではありません。
  • より多額の補助金を受給するためには、①~③に加えて蓄電池等の設備導入が必要
    かなりの設備投資が必要になり、コスト負担のデメリットが大きくなります。
  • スケジュール的な制約がある
    審査期間が限られるため、自由に建築スケジュールを選択することができない。
  • ZEH住宅認定を受けなくても、受給条件をクリアできる補助金も多い
    認定取得が大変なZEHではなく、比較的簡単に認定取得ができる長期優良住宅等で補助金を受給できる場合も多い。ちなみに、長期優良住宅の要件にZEH基準①②は含まれます。

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