2025.03.19
【せやまどりNo.73】「変形三角形の土地を最大限に活かした1階完結型の家」の間取り図






2025.03.19
【せやまどりNo.73】「変形三角形の土地を最大限に活かした1階完結型の家」の間取り図
土地情報
- 敷地面積
- 113.7㎡(34.4坪)
- 建蔽率/容積率
- 60%/200%
- 方角/形状
- 北道路/変形地
- 駐車場/庭
- 駐車場1台/庭なし
建物情報
- 延床面積
- 101.2㎡(30.6坪)
- 間取りタイプ
- 二階建て/単世帯
- 部屋数
- 4LDK(畳スペース含む)
- 太陽光/屋根裏エアコン
- 採用可/採用可
ルームツアー動画はこちら
目次
「せやまどり」とは?
せやまどりとは、その名の通り、私せやまが考案した間取り図のこと。
このせやまどりでは、「リビング・収納は贅沢に、2階・廊下は徹底的に削減」を基本方針に、コンパクトながら、解放感・機能性を感じられる間取りに仕上げています!
せやまどり販売サイトにて販売中!
本ページでご紹介している間取りを含め、せやまどりはすべて「せやまどり販売サイト」から購入いただけます!
また「まだ工務店選びに迷っている…」という方であれば、「認定工務店」と「施主」を橋渡しするプロジェクト【せやま印 工務店】の内定クルー(※)であれば、間取り制作期間内に限り、販売中のせやまどりを全件見放題!
ぜひ間取りづくりの参考に役立ててくださいね!
内定クルーとは?:せやま印工務店での契約が決まっているクルーのこと
お施主さんからの要望は?
今回、お施主さんから以下のような要望をいただきました。
「玄関」について |
|
---|---|
「LDK」について |
|
「水回り」について |
|
「2階」について |
|
今回は「間口が狭い三角形の変形地」というなかなか難易度の高い土地です。
一般的に「デッドスペースができやすく、コストが上がる」と言われている変形地ですが、無駄なく空間を活用し、これだけの要望をぎゅっと詰め込みました。
土地に悩む方にとっても希望が持てる間取りになっていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
要望を踏まえた実際の間取りは?
「玄関」編
要望①:玄関から直接、洗面/脱衣/ウォークインクローゼットに行きたい
玄関を上がってすぐ横はウォークインクローゼットに通じており、コートやカバンなどの小物が収納できるようになっています。
普段、ウォークインクローゼットは「幅2Pを確保して中央に通路を持っていきましょう」とお伝えしていますが、そこまでスペースが取れないこともあるでしょう。
その場合は、L字型に作るのがおすすめです。サイドだけでなく、行き止まりの部分も上手に使って収納量を確保しましょう。
また、玄関からは脱衣・洗面に続く動線も確保しています。
水回りは北側にまとめることが多いですが、今回のように北側道路の土地の場合だと玄関も北側に来るので、玄関から水回りへの動線が確保しやすいメリットがあります。
こうすることで「LDKに入る前に荷物を置いて、手を洗う」という帰宅動線がスムーズになりますよ。
関連記事:『【場所別】収納スペースに最適な“奥行”と“幅”は何センチ?事例付きで解説!』
「水回り」編
要望①:洗面・脱衣を分けたい
ウォークインクローゼットに隣接する脱衣室には、乾太くんと物干し金物を設置してランドリールームとしても活用できるようになっています。
関連記事:『話題のガス乾燥機「乾太(かんた)くん」の選び方と意外なデメリットを解説!』
今回は収納にちょっとした工夫があります。普段の奥行きは45cmにしていますが、今回は広めに60cmにしています。
狭小地の場合はあまり大きな家を建てられないので、幅が無理なら奥行きを広げて収納量を確保しましょう。
ただし、奥行きが広い場合は可動棚だと少し使いづらくなるので、引き出しタイプの収納がおすすめですよ。
関連記事:『【場所別】収納スペースに最適な“奥行”と“幅”は何センチ?事例付きで解説!』
脱衣室のすぐ横は洗面につなげました。
キッチン側の扉はつけずに脱衣室側だけにすることで、コストを抑えながらLDKの開放感を損ねないようにしています。
要望②:洗面台はW1,200mmにしたい
洗面は幅1,200mmの洗面台を設置しています。朝の忙しい時間帯でも二人並んで使うことができる広さです。
「LDK」編
要望①:リビングは開放的で南側の光を多くしたい
今回のLDKは全体で約17畳です。
決して広くはないですが、南側に窓を集中させてしっかりと光を取り入れることで開放感のある空間に仕上げました。
リビングは変形地の斜め部分を活かした、奥行きのある空間になっています。
おかげでソファ⇔テレビの距離がしっかり3.5P確保できたので、圧迫感を感じることなくゆったりとくつろぐことができます。
加えて、リビングの中心の天井を少し上げているのもリビングの開放感を演出する一工夫です。
関連記事:『【間取りのコツ】「広く見えるリビング」を作るための鉄則ルール6選!』
要望②:収納用にリビングステージがほしい
キッチン・ダイニングの間にはリビングステージを設置しています。
画像のようにリビングステージの中にコンセントを用意しておくと、食卓でホットプレートなどを使うときに便利です。
要望③:勉強スペース+本棚がほしい
リビングの一角には、勉強スペースと本棚を作りました。
勉強スペースは、本棚と窓の間にある凹凸でできた隙間を利用しています。
特に変形地だとこうした隙間ができやすいので、デッドスペースにしないでできる限り活用できると良いでしょう。
関連記事:『【間取り事例】書斎・勉強スペースの間取りと適正サイズ(畳数/奥行/幅)は?』
要望④:リビング・ダイニング併設のミニ和室がほしい
リビング・ダイニングに隣接して、2.9畳のミニ和室を作りました。
奥行が2Pしかない小さめのスペースですが、少しくつろぐ程度なら十分でしょう。
階段下にはしっかりと収納として活用しています。
なるべく広いスペースを確保し、中にはロボット掃除機の充電用コンセントを用意しました。
加えて「昇降式の物干し金物」も設置しています。
LDKに物干し金物をつけておくと、雨などで洗濯物があふれかえってしまっても、「セカンドランドリールーム」として活用できるのでおすすめです!
要望⑤:カップボードはW2,700mmにしたい
キッチン収納には、幅2,700mmのカップボードを採用しました。
4P分のスペースを空けておくと、3Pのカップボード(2,700mm)と冷蔵庫が壁一面に収まります。
関連記事:『後悔しない!「キッチンの仕様/機能」の選び方について徹底解説!』
「2階」編
要望①:廊下から使えるファミリークローゼットがほしい
2階に上がってすぐの廊下にはファミリークローゼット(1畳)を設けました。
収納を2階に作るならアクセスしやすい階段のすぐ近くが鉄則ですよ!
要望②:主寝室に書斎+ウォークインクローゼットがほしい
今回は主寝室に7畳のスペースを確保しました。
書斎も兼ねているということで、ベッドと小さめの机も設置できるよう少し広めに設計しています。
加えて幅1.5Pのウォークインクローゼットを作りました。
少し狭いので、玄関のウォークインクローゼット同様にL字型にして収納量を確保しています。
床面に排気口を設置しておけば衣類のカビ対策もばっちりです。
要望③:子ども部屋は2部屋クローゼット付でほしい
子ども部屋は2部屋(4.5畳/5.2畳)確保しています。
また、それぞれ幅1.5Pのクローゼットを設けています。
部屋の入り口の近くに配置すると、通路が短くなり奥のスペースに家具を集めることができるので、部屋を小さく収めることができます。
関連記事:『【間取りのコツ】「主寝室・子供部屋」は何畳にすべき?広さ/収納/動線のポイントも徹底解説!』
要望④:2階にも洗面台+トイレがほしい
廊下にはセカンド洗面台を設置しています。
朝の身支度や加湿器などに便利ですが、贅沢品なので、採用するにしても低グレードのものでも十分だと思います。
洗面横にはトイレも設置しています。
独立手洗いを設置せず、トイレ本体に手洗いが付いているものを採用すると、省スペースに抑えることができますよ。
要望⑤:せやま式屋根裏エアコンを導入したい
また、今回2階には「せやま式屋根裏エアコン」を導入しました。
各部屋に1台ずつエアコンをつけるよりも経済的ですし、夏場でも冷やしすぎに快適な温度を保つことができますよ。
間取りデータを
閲覧可能!
「内定クルー※」には、
間取り実例動画で公開している、
全88件の「せやまどり」間取り図を
無料で公開しています。
内定クルー以外も、
間取り販売サイトから
購入いただけます!
※内定クルー:ご紹介した「せやま印工務店」との契約が内定しているクルーのこと