【完全攻略】後悔しない玄関の間取り【最新版】家づくり/新築/リフォーム

玄関の間取りを徹底解説

玄関の間取りは、家全体の満足度を左右する非常に重要なポイント!

とりあえずシューズクロークをつければ良いと考えている人が多いのですが、それは間違いです。靴を毎日履き替えるのか、コートを玄関で脱ぎたいのか、趣味道具を置きたいのか。こうした生活スタイルに合った動線がなければ、住んだ後に必ず後悔します。

今回は、私がこれまで100軒以上の間取りを分析してきた経験をもとに、玄関間取りの「正解」をパターン別に徹底解説。この記事を読めば、あなたに最適な玄関の形がわかりますよ。

玄関づくりの大原則:コンパクト×収納優先

玄関づくりにおいて最も大切なのは、広さを追求しすぎないこと

昔は玄関の大きさが家の格を表すと言われていましたが、今は違います。コンパクトなジャストサイズに抑え、余ったスペースを収納に全振りしてください。土間とホールの幅はそれぞれ1.5P(約1.36m)あれば十分。その分、LDKの開放感や1階のウォークインクローゼットの充実に予算とスペースを充てましょう。

玄関の間取り・4つのパターン

1. 土間から直接アクセス!収納重視のシューズクローク

最もオーソドックスでスペースを有効活用できるのが、土間から直接シューズクロークへ入るパターン。玄関をコンパクトにまとめ、その分LDKや他の収納を広く取りたい人に最適です。毎日履く靴が決まっているなど、靴の履き替え頻度がそれほど高くない人におすすめしています。

2. ホールからも入れる一直線型!動線重視のクローク

靴を脱いだ状態でクロークへ行ける動線です。毎日服装に合わせて靴を選びたい人や、多くの靴を所有している人におすすめ。メリットは利便性の高さですが、デメリットとして玄関全体の面積が大きくなりがちで、トイレへの動線が取りにくくなる点には注意してくださいね。

3. 狭小地や靴が少ない人におすすめのシューズボックス型

シューズクロークを作らず、壁面収納(シューズボックス)のみで完結させるパターン。無理にクロークを作って通路を確保するよりも、天井まである全面収納を設置した方が、限られたスペースを有効に使えます。扉に姿見の鏡を付けておくと、お出かけ前のチェックができるだけでなく、空間の広がりも演出できますよ。

4. 贅沢さと実用性を両立!クローク×ボックス併用型

非常に贅沢な構成ですが、収納量とデザイン性を両立したい人におすすめです。幅1.5P(約1.36m)の土間に加え、一部を0.5P分(約45.5cm)広げてシューズボックスを設置。ボックスを「二の字型」にして間に飾り棚(カウンター)を作れば、子どもが作った作品や季節の飾りを置くなど、玄関を華やかに彩ることができます。

匂い対策と身支度スペース

シューズクロークは匂いがこもりやすいため、sumika(24時間全熱交換型換気システム)などの排気口を設置して対策をしましょう。

また、コート掛けや身支度スペースを確保しておくと、リビングにカバンや上着が散らかるのを防げます。

玄関の利便性を高める細かな配慮

間取りのパターンを決めるのと同時に、以下の設備も検討してみてください。

1. 人感センサー付き照明

玄関の内外に設置してください。雨の日に荷物を持って帰宅しても、自動で点灯するため非常に便利。

2. 電動自転車用コンセント

シューズクローク内に必須。後から増設するのは難しいため、最初から計画に入れましょう。

3. 印鑑・鍵用ニッチ

玄関近くに小さなニッチを設けると、印鑑や鍵の置き場所が定まり、紛失防止にも。

4. 玄関ポーチの庇(ひさし)

最低でも奥行き900mm、できれば1,200mm程度まで伸ばしておくと、雨の日でも濡れずに鍵を開けられますよ。

玄関は広さよりも、暮らし方に合った動線と収納計画が大切です。見栄を張るのではなく、自分たちの生活に合ったの玄関を目指してください。


 

PROFILE

【完全攻略】後悔しない玄関の間取り【最新版】家づくり/新築/リフォーム | 「住宅設備」の選び方を知りたい

せやま大学の人

瀬山 彰

筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。

卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。

主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。

広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。

間取り実例(せやまどり)

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