2026.08.07
2026.08.07
【引渡し前に確認!】知らないと損する施主検査等の極意7選
目次
引き渡し前の確認で入居後の後悔を減らそう
家づくりは、引き渡しされるまでが勝負!
「図面と違う部分がある」「手直しが必要な箇所がある」「傷や不具合がある」。こういったことは、引き渡し前にチェックして、工務店に是正してもらう必要があります。
引き渡し後に発覚すると、対応がかなり大変。
すでに住み始めている家に、工務店の担当者や職人さんが何度も来る。これは施主側も大変ですし、工務店側にとっても手間がかかります。
さらに、引き渡し後の対応になると、有償対応になるケースも。だからこそ、引き渡し前のチェックはめちゃくちゃ大事です!
今回は、施主検査と引き渡し日に押さえておくべき「心得・極意」を7つ紹介していきます。
チェックするタイミングは2回
引き渡し前にチェックするチャンスは、大きく2回あります。
この2回のタイミングをしっかり押さえることで、引き渡し後の後悔を減らせます。
1回目:施主検査
工務店によっては「内覧会」と呼ぶこともあります。
施主検査とは、引き渡しの数週間前に、現場で工務店と施主が一緒に家の状態を確認する日のことです。
打ち合わせ通りになっているか。大きな傷はないか、不具合はないか。こういった点をチェックしていきます。
2回目:引き渡し日
2回目は、引き渡し日です。「おめでとうございます」と鍵を受け取る日ですが、ここでもやるべきことがあります。
施主検査で指摘した部分が直っているか、家の使い方の説明をきちんと聞いたか、入居後にやるべきことを確認したか。など、この後詳しく説明していきます。
施主検査の心得4つ
1. 最終図面・最終プレゼンシートと照らし合わせる
施主検査では、必ず最終図面と最終プレゼンシートを手元に用意してください。
打ち合わせで決めた内容が、現場で正しく施工されているか。商品が間違っていないか。設置場所が違っていないか。
これを確認するには、最終資料と照らし合わせること。
図面やプレゼンシートを持たずに、記憶だけで施主検査をするのは危険です。
理由は2つ!
図面と違うのに気づけない
本来の打ち合わせ内容と違っていても、資料がなければ見落とす可能性があります。
「何となく合っている気がする」で済ませると、住み始めてから後悔することも。
合っているのに間違いだと思ってしまう
逆に、最終図面通りに施工されているのに、記憶違いで「ここ間違っていませんか?」と言ってしまうこともあります。
これをやると、工務店との関係が少しギスギスしてしまうことも。
記憶は曖昧です。必ず最終図面・最終プレゼンシートを見ながら確認しましょう。
2. 住んだつもりで全部開け閉めする
施主検査では、住んだつもりで家中を確認してください。
窓・扉・収納・洗面所の引き出し…とにかく、開け閉めできるものは全部試してください。
住み始めてからよく気づくのが、「この窓、開け閉めしにくい」「この引き戸、ソフトクローズが効いていない」「収納の扉が少し当たる」といった不具合です。
これらは、実際に動かしてみないと分かりません。
見た目だけでなく、生活するつもりで触ってみる。これが大事!
3. 「ちゃんとやってくれているだろう」という思い込みはダメ
工務店を疑えという話ではありません。家づくりは信頼関係が大切ですし、工務店とも、良い関係を築きながら進めるべきです。
ただし、信用しすぎるのは危険。
「ちゃんとやってくれているだろう」と思い込んで確認をしないと、何か問題があったときに困るのは施主です。
信頼はする。でも、念のため自分でも確認。このスタンスが大事です。
4. 細かく見すぎない
一方で、細かく見すぎるのもよくありません。
新築だからといって、極小の傷やほこりまで全部指摘しようとする人もいますね。気持ちは分かります。新築ですから、きれいな状態で引き渡してほしいですよね。
ただ、人が作っている以上、現場では人が動き、材料を運び、作業をしていますので、多少のほこりや、ごく小さな傷はどうしても発生します。
大きな傷や明らかな施工ミスは必ず指摘。一方で、細かすぎる部分は現実的な判断も大切です。
言わなさすぎてもダメ、言いすぎてもダメ、ちょうどいい塩梅でやっていきましょう。
工務店と良い関係を築きながら、納得できる引き渡しを目指しましょう。
引き渡し日の心得3つ
1. 施主検査で指摘した是正箇所を確認する
引き渡し日には、施主検査で指摘した部分がきちんと直っているか確認してください。
これを確認しないまま引き渡しを受けると、施主検査の意味がありません。
どうしても部材が間に合わないなど、やむを得ない事情がある場合は仕方ありませんが、施主検査で指摘した内容は引き渡し日までに完了しているのが基本。
引き渡し後に手直し工事が入ると、生活の邪魔にもなりますし、工務店にとっても二度手間になります。
引き渡し前にできることは、必ず引き渡し前に終わらせてもらいましょう。
2. 家の使い方の説明は夫婦そろって聞く
引き渡し日には、工務店から家の使い方の説明があります。
キッチン、給湯器、換気システム、フィルターのメンテナンス方法など、生活に関わる大事な説明なので、必ず夫婦そろって聞いてください。
二世帯住宅であれば、関係する大人全員で聞くのがおすすめ。
一人だけが説明を聞くと、後で別の人から同じ質問がいき、そのたびに対応する工務店も大変ですし、施主側も工務店からのレスポンスを待つことになり、時間を要します。
最初に関係者全員で聞いておけば、その後の手間が減ります。子どもがいる場合は、できれば工務店の人に見てもらうなど、大人が説明に集中できる環境を作りましょう。
3.入居後にやるべきことを確認する
引き渡し日には、入居後に施主がやらなければいけないことも確認してください。
特に注意したいのが、補助金関係。子育て系の補助金などでは、住民票の提出が必要になることがあり、期限が決まっている場合もあるため、漏れると非常にもったいないです。
また、住宅設備によっては、アンケート回答や会員登録をすると保証期間が延びるものも。少し手続きをするだけで保証が延びるなら、やらないと損です。
住民票を取って工務店へ送る。設備の登録をする。補助金の提出書類を準備する。
こうした入居後のタスクは、引き渡し日に工務店へ確認し、整理しておきましょう。
そして、入居が落ち着いたらすぐに対応する。これが大事!
まとめ
引き渡し後に気づくと、施主側も大変ですし、工務店側にとっても手間がかかります。
気持ちよく新生活を始めるためにも、施主検査と引き渡し日は「なんとなく」で終わらせないこと!
自分の家を守るために、しっかり確認してから引き渡しを受けましょう。
PROFILE
せやま大学の人
瀬山 彰
筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。
卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。
主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。
広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。







