【完全攻略】憧れの〇〇は掃除地獄!ズボラも失敗しないカーテン選び[ロールスクリーン・ブラインド・ハニカムシェード]【2026年最新版】家づくり/新築/注文住宅

カーテンの種類と選び方

注文住宅において、カーテン選びは非常に重要です。

しかし、実はカーテンは「請負契約の見積もり」に含まれていないことが多く、契約後に予算オーバーの原因になりやすい項目のひとつ。

また、契約前に予算取りしていても、選べるカーテンが少なかったり、オシャレでかっこいいと思って選んだカーテンだけど、住んでみると掃除がめんどくさかったり…

今回は、カーテン選びに失敗しないためのポイントを徹底解説!カーテンの種類とメリットデメリット、選ぶ時の注意点など、解説していきます。

カーテン選びでよくある3つの失敗

1. 契約後の予算オーバー

住宅業界には、見積もりにカーテン代を含めないという悪習慣があり、契約後の打ち合わせでどんどん金額が加算され、高い買い物をさせられるケースも少なくありません。

住宅会社から「予算取りをしておきます」と言われても、その金額が20万円程度と極端に少なく設定されていることが7〜8割。

30坪程度の家であれば、ベーシックなものを選んでも35〜40万円はかかってきます。

契約前に「見積もりにカーテンが含まれているか」「間取りのどこにカーテンがつく設定になっているのか」「どんなカーテンを選べるか」を必ず確認し、それらを見積もりに反映させた状態で、請負契約をしてください。

2. 自力でつけて後悔

「住宅会社に頼むと高いから、ニトリなどで自分で買って取り付けよう」と考える人がいますが、ズボラな人にはおすすめしません。

確かに価格は安くなりますが、引越し作業の忙しさで後回しになり、しばらくカーテンなしの生活を送ることになりがちです。

また、既製品では寸法が完璧に合わなかったり、素材が安っぽく見えたりすることも。せっかく選んだ床材や壁紙とのバランスを考えず、適当にデザインを選んでしまうと、部屋全体が残念な印象になりますよ。

基本的には住宅会社に依頼し、カーテンが取り付けられた状態で入居日を迎えるのが理想的です。

カーテンの施主支給における注意点

「住宅会社にカーテンレールだけを設置してもらい、カーテン本体は施主支給にしたい」というケースはありますが、自分で設置するのはミスの原因にもなりますので、原則おすすめしません。

どうしても自分でカーテンを付けたい場合は、引き渡し前に購入品を住宅会社へ渡して設置を依頼するのは避け、必ず「引き渡し後」に作業を行うこと。

施主支給は、受け取り・設置・保管といった手間やリスクが住宅会社側に発生し、無償でのサービスを強要する形になりがちです。

もちろん、住宅会社側が「無償で対応しますよ」と言ってくれることもあるでしょう。その場合は感謝してお願いしても良いですが、それが当然だと思ってはいけません。

あくまでも住宅会社側の好意。そこは忘れないようにしてくださいね!

3. おしゃれさを優先しすぎて掃除が大変

木製ブラインド、バーチカルブラインドやプリーツスクリーンは確かにおしゃれですが、メンテナンスの手間がかかります。

掃除のしやすさを考慮せずに選ぶと、後で大きな負担に。自分の性格に合わせて、デザインとメンテナンス性のバランスを考えましょう。

カーテンの種類とメリット・デメリット

代表的な7種類のカーテンについて、それぞれの特徴を説明します。

1. ドレープカーテン

最も一般的で安心感があるタイプ。柄や色の選択肢が非常に豊富で、どんな好みにも合わせることができます。メーカーごとに手頃で質の良い「定額パッケージ」のようなグレードがあるため、契約前に確認してみてください。

2. ロールスクリーン

上に巻き取るため、見た目が非常にすっきりして、小さい細い窓や収納の目隠しにも便利。ただし、レースがないので基本的には「隠すか見せるか」の二択になり、光の微調整が難しい側面があります。

操作方法は「チェーン式」がおすすめ。ワンタッチで動く「プルコード式」もありますが、巻き取り時に端に寄りやすく、操作紐が邪魔になることも。

なお、チェーン式は子どもの事故防止のため、使用しない時はクリップで留めるなどの配慮が必要です。

3. プリーツスクリーン

和室などに合う非常におしゃれなスクリーン。上下で光の取り入れ方、外部からの視線を調整できるのは大きなメリット。

ただし、価格が高めで、操作がやや難しく、子どもが触ると折り目がついて折れたりする弱点もあり、大人だけの落ち着いた空間におすすめです。

4. シェード

布を折り畳みながら上げるタイプで、カーテンの横の溜まりが気にならないのが特徴。価格もバーチカルブラインドに比べるとお手頃です。

ただし、操作がやや難しく、上げている時に布が「もさもさ」と重たい印象になることも。カーテンの横のたまりが嫌だ!という人には魅力的な選択肢です。

5. ハニカムシェード・スクリーン

断面が蜂の巣のような構造をしており、断熱性能が高いのが特徴。高性能住宅を得意とする工務店がよく採用します。

ただし、冬場に断熱しすぎると窓面が冷え込み、結露が発生しやすくなる点には注意が必要。結露が気になる場合は、少しだけ開けて室内の暖かい空気を窓側に送るなどの対策をとってみてください。

6. バーチカルブラインド

非常に格好良く、憧れる人の多いスタイルで、注文住宅らしさが出ます。一方で、価格が高く、洗濯ができないタイプが多いのがデメリット。

羽根を一枚ずつ外して洗うのは非常に手間がかかるため、覚悟を持って採用してください。 

7. 木製ブラインド

大人っぽく重厚な雰囲気を作るには最高のアイテムですが、最大の敵は「ほこり」。

一枚一枚の羽根にほこりが溜まりやすく、こまめな掃除が欠かせません。おしゃれを維持するには努力が必要であることを理解した上で選びましょう。

おしゃれに見せるコツとコストカットの方法

デザイン選びの黄金比

カーテンは主張しすぎないことが鉄則です。理想のインテリアの色の比率は「ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%」。

カーテンにアクセントカラーを持ってくると、部屋がガチャガチャしてしまいます。リビングのカーテンはベースカラーに近い、調和の取れた色を選び、個性を出したい場合は、子ども部屋などの個室で楽しむのが良いですね。

天井付けとレール選び

カーテンを窓枠ではなく、天井から吊るす「天井付け」にすると、窓が大きく見えて部屋が広く感じられます。さらにお金をかけずにおしゃれにしたいなら、「カーテンレール」のデザインを変えるのも効果的。

リビングなどオシャレに見せたいと思う場所だけでもこだわってみてください。

また、最近の主流は「ライトプリーツ」と呼ばれる形状記憶加工。折り目がきれいに揃い、収まりが美しくなるため、この加工がついているものを選ぶのがおすすめです。

最強のコストカットは「付けないこと」

全ての窓にカーテンを付ける必要はありません。和室の高窓や書斎の小窓などは、最初から「型ガラス(曇りガラス)」にしておけば、カーテンもロールスクリーンも不要。

洗面台の上やトイレの窓、吹き抜けの窓なども同様で、外から見えない工夫を窓自体に施すことが、最大のコストカットにつながります。

カーテンに関するよくある質問

脱衣所や収納の目隠しはどうすべき?

■脱衣所・・・目隠しにカーテンを使うのは避けてください。

湿気でカビやすく、埃もついて汚れやすいのでおすすめしません。ロールスクリーンも隙間があいて見えてしまうので、あまり意味がないでしょう。

■収納・・・目隠しをロールスクリーンにすべきか、建具(扉)にすべきかは、収納の使用頻度によります。

使用頻度が高い場所はロールスクリーン、低い場所は扉。隠したい場合には扉を設けるのが無難です。

見えてもOKな場所は両方つけない。必要ないと思うところは付けない選択で、コストをカットしていきましょう。

ウォークインクローゼット(WIC)の入口に関しては、ロールスクリーンが一般的ですが、操作性を重視するならカーテンも意外と便利。サッと横に引くだけで出入りできるため、とても楽ですよ。

遮光カーテンで真っ暗になる?

遮光カーテンは効果はありますが、どうしても隙間ができるため、光を完全に遮断するのは難しいです。

完全に部屋を暗くしたい場合は、カーテンだけでなく電動シャッターを検討してください。

外から見えない?

道路の近くに「掃き出し窓」や「大きな窓」(主にリビング)が来るときに、レースのカーテンで目隠しできるのか。

最近の窓は「Low-Eペアガラス」になっているので、日中はミラーガラス、鏡のように見えるので外からはほとんど見えません。

さらにレースカーテンをしておけばまず見えないので、道路の近くに窓があるからと言って気にしなくていいでしょう。

ただ、外が暗くなってくると状況が逆転して、中からは見えないけど、外からが丸見えに。夕方以降はメインカーテンを閉めましょう。

中が見えないとはいえ、外からの視線が気になる人は下までの掃き出し窓ではなくて、腰高の窓に変えるのもありだと思います。

夏の暑さ対策(日射遮蔽)は?

室内側の遮熱タイプのカーテンでもある程度の効果はあります。

しかし、基本は「外で遮る」こと。南側は軒や庇、東西はアウターシェードを活用しましょう。

2階を暑くさせないためには、日中、使っていない部屋のカーテンを閉めておくのが非常に有効な対策になります。

カーテンは両開き?片開き?

基本的には「両開き」でOK。見た目や間取りによっては、片開きでも良いと思います。

まとめ

カーテンは「おしゃれだから」という理由だけで選ぶと、予算やメンテナンスで後悔することになります。

住宅会社の「予算取り」を鵜呑みにせず、デメリットを理解した上で、自分たちの生活スタイルに合ったものを選んでください。

カーテン選びに迷った時は、サンプルをしっかり確認し、プロのコーディネーターと相談しながら進めていきましょう。

 

 

PROFILE

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せやま大学の人

瀬山 彰

筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。

卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。

主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。

広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。

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