【完全攻略】後悔しない照明計画[ダウンライト・シーリング・人感センサー・スイッチ・ペンダント]の選び方と配置【2026年最新版】家づくり/新築/注文住宅

住んでから後悔しない照明計画

照明計画は住宅会社任せになりがちですが、「キッチンの手元が暗い」「リビングが明るすぎて夜眩しい」といった住んだ後の後悔が多い項目です。

契約後の追加費用で予算オーバーになることも。見積もりに入れておくべき照明(人感センサー・調光機能等)を一通りおさらいしながら、最新商品の情報も交えて盛りだくさんに説明します。

ダウンライトの“気になるポイント”

眩しすぎないを重視「グレアレス」

多くの方が採用するダウンライトですが、眩しすぎないか心配な人には、「グレアレスダウンライト」というものがあります。

通常のダウンライトに比べて眩しさを抑えることができますが、直下に入ると強めの光が落ちてくるのが弱点。

眩しく感じる範囲が狭くなるライトだと考えていただけると良いと思います。 

もう一つの選択肢は「ソフトグレアレスライト」または「ハーフグレアレスライト」というタイプ。

こちらは遠くからも眩しくないし、下に入った時もそんなに眩しくないので、ちょうど真ん中くらいのバランスで、非常におすすめです。

ですが、色々と技術が詰まっている分、コストも上がりますので、ちょうどいい塩梅の考え方でいうと、ここまでやらなくてもいいかなと思います。

自分で交換できる「コンパクトダウンライト」

LEDは10年ほど持ちますが、切れた際は業者の交換が必要となります。

予算がある方は埋め込み型でありながら、自分でユニットを交換できる「コンパクトダウンライト」がおすすめです。

費用的に30~35坪変えても10万円もいかないくらいで変えられるので、コスパもいいし見た目もすっきり。

色味や明るさの調整ができることに加え、人感センサーの有無(※サイズによる)も選べるため、住みながら微調整できるという点も大きな魅力。

現在はオプションだと思いますが、今後主流になってくるんじゃないかなと思っています。

ダウンライトの隙間からの冷気対策

「ダウンライトの隙間から冷気が流れてくる?」という声がありますが、これは施工の問題です。

1階

壁の中の冷気が来てる場合があるので、「根太(ねだ)工法」の場合は「気流止め」という施工を徹底してください。

「根太レス(剛床)工法」は原則気流止めの必要はありません。

2階 天井断熱や屋根断熱が甘いと、屋根裏の冷気が落ちてくるので、しっかり断熱しましょう。

見積もりに必ず入れるべき4つの必須項目

契約後に費用が跳ね上がるのを防ぐため、以下の4項目が見積もりに含まれているか必ずチェックしてください。

1. 全部屋のLED照明の確認

全ての部屋にLED照明が含まれているか、契約前に必ずチェック!

会社によっては、リビング、ダイニングや主寝室、子ども部屋だけ「これ以外は自分で付けてください」として見積もりから抜いている場合も。

これに気が付かないと後から数万円の追加費用がかかりますので、必ず全部屋に含まれているか確認してくださいね。

照明の種類に関しては蛍光灯は2027年に使えなくなるので、ほとんどLEDだと思います。

2. 人感センサーライトの設置場所と設定


人感センサーライトは、契約“後”のオプションになることが多いので見積もりで必ずチェック!

最優先は玄関の外と中。絶対につけるようにしてください。

その他、廊下やトイレも候補に挙がりますが、トイレなど長めにいる場所に設置する場合は「点灯保持時間」の設定に注意が必要。

一般的にはライトに人感センサーがついているタイプだと設定できるのが3分くらいまでと短め。

スイッチにセンサーがついている「スイッチタイプ」だと、長い時間設定(メーカーによりますが30分くらい)も可能なので、おすすめです。

3. 調光機能

光の明るさを調整できる「調光機能」は、リビング、ダイニング、居室(主寝室、子ども部屋)には必ずつけてくださいね。

子ども部屋はシーリングライト、主寝室とリビング、ダイニングはダウンライトをおすすめします。

4. 調色機能と色の選択

光の色を変える「調色機能」もリビングやダイニングにはおすすめ。

仕事や勉強するときは白い光(昼白色)、夜などリラックスするときは黄色い光(電球色)と使い分けましょう。

もし調色機能をつけず1色に固定する場合は、「作業する場所は昼白色」「リラックスする場所は電球色」。

同じ空間で色が混ざるのが気になる場合は、「温白色(おんぱくしょく)」をおすすめします。

昼白色と電球色の中間の色で、作業性も良く、リラックスムードの雰囲気も壊さないし、使い勝手も良いですよ。

照明は施主支給にしても良い?

工事中の持ち込みは住宅会社にメリットがないためトラブルを避けるためにもやめた方が良いです。
もしやってくれる場合は当たり前と思わず、感謝をしてお願いしてください。工務店側の好意であることを忘れずに!
施主支給にするのであれば、引き渡し後に施主自身で取り付けるのが基本です。

ペンダントライトの採用ルール

ペンダントライトはダイニングやキッチンの手元灯として、1箇所は採用することをおすすめします。

注意点としては、ダイニングにつける場合はライトの位置が変えられないので、ダイニングテーブルの位置をしっかりと検討して決めてください。

ダイニングの場所が確定できない時はキッチンに採用。照明の種類は、上に光が出る拡散タイプは眩しいので注意が必要です。

外部照明

玄関と駐車場が離れている場合は、玄関ポーチ照明とは別に必ず人感センサー付き外部照明をつけましょう。

各部屋の照明計画の基本

部屋ごとに、使い勝手とデザインを両立させるポイントを解説します。

1. リビング・ダイニング(配灯と間接照明)

リビング、ダイニングのダウンライト配置には「均等配灯」「分散配灯」「集中配灯」の3パターンがあります。

均等配灯 部屋全体を明るくできる。
バランスがいいし、家具の位置をどこに動かしてもいいし、模様替えも可。
しかし、天井が落ち着かない。賃貸住宅には向いているが、注文住宅には向かない。
分散配灯 メインの場所に数個まとめ、周囲にサポートのライトを配置する形で、
最もバランスが良く落ち着いた空間になるので一番オーソドックスでおすすめ!
集中配灯 陰影が強めで、大人っぽい、おしゃれな空間にしたい人の選択肢。
ただ、暮らしやすさで言うと、端の方や壁側も明るい方が良いと思います。

間接照明は直接光が見えないのでおしゃれだし、目にも優しいし、空間にアクセントを加えてくれて非常に魅力的。

一方で、費用がかかる、埃りがたまりやすいので、ズボラさんには不向き。

ズボラの人には、間接照明とは言わないですが、直接光を当てながら、壁に光を落として空間にアクセントをつくれる「ブラケット照明」がかなりおすすめです。

特に、上から壁に光を落とすタイプは埃がたまりにくく、コストも抑えやすいのが魅力。

ただし、下地を拾いやすい点には注意が必要です。光によって壁の凹凸が強調されるため、タイルや漆喰など、もともと表面に凹凸がある面に当てるようにしてください。

また、天井のクロスに薄いタイプを使うと下地を拾いやすいので、避けた方が良いでしょう。

壁紙の色の選び方は、明るいクロスの方が部屋が明るくなります。

最近は白じゃなくてグレーを選ぶ方も多いですが、黒に近い濃すぎるグレーは部屋全体が暗くなってしまうので、明るめなグレーにして、おしゃれな空間にすると良いと思います

また、歳を取ると暗く感じやすくなるので、基準ギリギリの暗すぎる家はやめた方がいいです。調光機能を活用して調整を!

少し変わった照明のご紹介

スピーカーをいくつも置いたり設置するのが面倒な方には、パナソニックの「スピーカー付きダウンライト」という商品もあります。

照明とスピーカーが一体になっているため、天井から音を流すことができ、配線や設置の手間を減らせるのが特徴です。

2. キッチン

キッチンは全体の照明と、手元の照明の2つをしっかりとバランスよく配灯してください。

照明の色は白い光(昼白色)の方が作業する場所には向いていますが、空間デザインもあるので、おしゃれにしたい時には「温白色」がおすすめ!

木目調や濃い色の天井には「黒い枠(縁)」のダウンライトを選ぶとかっこよくなります。

白い枠にしてしまうと、照明だけが浮いてしまうので要注意。

3. 書斎

書斎や勉強スペースもキッチン同様、全体の照明と、手元の照明が基本ですが、

使いながら「どこで作業するか」「照明がどの辺にあった方がいいか」が変わってくるので、全体の照明だけつけて、スタンド照明をつけていくのもありだと思います。

余談ですが、コンセントは机の上と下と、多めにつけてくださいね。

4. 主寝室

基本的には、調光機能付きダウンライトにしましょう。

ベッドの配置が決まっていれば、足元あたりに配置し、枕元に直接光が当たらない工夫をするのもありです。

夜寝る前に読書する人は壁付きブラケットを読書灯にしても良いでしょう。その際、明るすぎない優しい光のものにしてくださいね。

朝スカッと起きるには照明に頼るのではなく、朝日が一番!カーテンや電動シャッターのタイマー機能を活用。

ダウンライトにはリモコンがついていないので、枕元にもスイッチをつけるか、私のおすすめは、パナソニックの「とったらリモコン」。

スイッチのプレート自体がリモコンになっているので、枕元に持って行って消灯できます。

5. 子ども部屋

シーリングライトで十分。

調光機能が付いていれば、調色機能まではいらないと思います。施主支給で後でつけるでもOK。

6. 洗面・ユニットバス・トイレ

洗面に関しては洗面台に照明がついているので、照明計画は意識しなくて良いですが、できれば洗面台の上に窓を設けて自然光が入るようにすると、外出時に近い状態でお化粧ができるので良いと思います。

ユニットバスの照明は、掃除のしやすさを考えて壁付けのブラケット型ではなく、ダウンライトがおすすめ。ただ、住み心地には影響しませんので、予算に応じてでOK。

なお、掃除の手間が増え、結露もしやすく、防犯上もあまりよくないので、お風呂に窓は不要です。

トイレは、暗すぎないように気を付けてください。

ペンダントライトだけにする場合は明るさをしっかり確認し、暗めのペンダントライトを付ける場合はサブでもう一つ照明をつけた方が良いでしょう。

スイッチ計画の注意点

回遊動線のウォークインクローゼットや階段では、両側から操作できる「スイッチ」になっているか、電気図面は施主の自己責任でチェックしてくださいね。

ネームプレートはお好みで。記憶力に不安がある人はつける!おしゃれさんはなしでOK!

また、トイレのスイッチを「外」にするか「中」にするかは好みが分かれます。ちなみに私は「中」派です。

外に付けると明るくしてから入れますが、家族に間違えて消されるリスクがあります。

中に付けると暗い中に入ることになりますが、消される心配はありません。

おすすめのおしゃれスイッチ

スイッチのデザインにこだわりたいなら、パナソニックの「アドバンスシリーズ」がおすすめ。

通常のスイッチに比べてスタイリッシュで、家全体のコストで見ても10万円程度の差額で導入できることが多いです。

これは非常にコスパの良いデザイン投資と言えるでしょう。ちなみに私自身も愛用者です!

 まとめ

照明計画は意外と後回しにしがちですが、実は住み心地を左右する大事なポイント。

本当に必要な機能が見積もりに含まれているかも契約前にしっかり確認を。住み始めてから後悔しないよう、進めていきましょう。

「おしゃれ」と「使いやすさ」の両立。住み始めてから後悔しないよう、明るさ・色・配置までしっかり考えながら計画を進めてくださいね。

PROFILE

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せやま大学の人

瀬山 彰

筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。

卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。

主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。

広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。

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