2025.03.19
【せやまどりNo.70】「家族全員個室!適度な距離感で仲良く暮らせる家」の間取り図






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目次
「せやまどり」とは?
せやまどりとは、その名の通り、私せやまが考案した間取り図のこと。
このせやまどりでは、「リビング・収納は贅沢に、2階・廊下は徹底的に削減」を基本方針に、コンパクトながら、解放感・機能性を感じられる間取りに仕上げています!
せやまどり販売サイトにて販売中!
本ページでご紹介している間取りを含め、せやまどりはすべて「せやまどり販売サイト」から購入いただけます!
また「まだ工務店選びに迷っている…」という方であれば、「認定工務店」と「施主」を橋渡しするプロジェクト【せやま印 工務店】の内定クルー(※)であれば、間取り制作期間内に限り、販売中のせやまどりを全件見放題!
ぜひ間取りづくりの参考に役立ててくださいね!
内定クルーとは?:せやま印工務店での契約が決まっているクルーのこと
お施主さんからの要望は?
今回、お施主さんから以下のような要望をいただきました。
「玄関」について |
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「LDK」について |
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「水回り」について |
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「2階」について |
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今回は、書斎や家族全員分の個室といった居室が多い間取りになります。
「夫婦仲は良いけど、寝る時は一人が良い」「寝る時の音が気になる」というご家庭もあると思います。特に2階ではこのような音のストレスをなくす間取りのコツを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
要望を踏まえた実際の間取りは?
「玄関」編
要望①:シューズクロークがほしい
玄関に入ってすぐ横にはシューズクロークを作りました。
コート掛けや靴を収納できる可動棚の他、カッパや傘を掛けられるスペースも用意しました。
また、「ホールからシューズクロークにアクセスしたい」というお施主さんの要望もあったので、シューズクロークの一部はホールとつながっています。
シューズクロークがホール続きになっていると、靴を脱いだままでも荷物を取り出すことができますし、間仕切りのロールスクリーンを開けたときに玄関スペースを広く見せることができます。
玄関を広くしたい場合は、むやみに土間を広げるよりもこのパターンを採用した方が収納量もプラスできるのでおすすめです。
関連記事:『【間取りのコツ】玄関ポーチ/ホール&シューズクロークの配置/理想的な広さは?』
「LDK」編
要望①:玄関から入ってすぐのところにパントリーがほしい
玄関から入ってすぐ横には幅1.5P、奥行き450mmの大きなパントリーを設置しました。
キッチンにも隣接しているので、食材をしまう時にも取り出す時にも使いやすい配置になっています。
関連記事:『【場所別】収納スペースに最適な“奥行”と“幅”は何センチ?事例付きで解説!』
要望②:リビングを広く+電気をつけなくても明るくしたい
とても明るく広々としたLDK(19.2畳)です。
天井を200mm上げて2,600mmにすることで、全体的に開放的な空間に仕上げました。
リビングにはたっぷり4Pの奥行があり、幅2.5Pのテレビボードとソファが置けるスペースを確保しているので窮屈さを感じることなく過ごせます。
また「電気をつけなくても明るいLDKにしたい」という要望もあったので、たっぷりと光が入るように南窓を配置しました。
さらに階段の上には吹き抜けを採用したので、2階から落ちる光が加わってこんなにも明るいLDKが実現できています。
関連記事:『【間取りのコツ】「広く見えるリビング」を作るための鉄則ルール6選!』
要望④:オープンデザインの階段にしたい
階段は要望に合わせてオープンデザインの手すりを採用しました。
オープン階段だと、窓から入る光がLDKまでしっかり通るので明るい空間にすることができます。
オプションになる場合もありますが、部屋の圧迫感をなくすことができるのでおすすめです。
要望⑤:書斎がほしい
リビングの奥には2.5畳の書斎があります。
奥行600mmのカウンターに300mmの棚を用意し、カウンターにはコンセントに加えて配線孔もつけました。
また、エアコンの代わりにパイプファンを採用しました。
こうすることでリビング側の冷気を持ってくることができますし、南側には窓もあるので、明るく快適な環境で作業ができますよ。
関連記事:『【間取り事例】書斎・勉強スペースの間取りと適正サイズ(畳数/奥行/幅)は?』
「水回り」編
要望①:洗面・脱衣を別にしたい+トイレは洗面の近くに
洗面所はキッチンと隣接するように配置しました。
今回はキッチン側にも脱衣側にも扉があるので、幅900mmの洗面台よりも少しスペースに余裕を持たせて圧迫感なく使えるように配慮しています。
また、「トイレは洗面台の近くに」というお施主さんからの要望があったので、洗面のすぐ後ろに配置しました。
すぐに手を洗えるので、独立手洗いがいらなくなり、その分数万円のコストカットになりますよ。
洗面の隣は脱衣室につながっています。
たっぷりの収納に加えて、物干し金物は固定と昇降式の2本設置し、ランドリールームとして十分な機能を盛り込みました。床面排気でカビ対策もばっちりです。
また、脱衣室の動線にも注意が必要です。
脱衣室の奥に浴室の扉が置かれがちですが、今回は脱衣室の横に扉を持ってきています。
というのも、奥に部屋を作るとその分通路が長くなるのでデッドスペースが生まれてしまいます。突き当りのスペースを無駄なく生かすためには、できるだけ「収納を奥に、動線を横に」持ってくるのがおすすめですよ。
要望②:脱衣所から行ける大きなウォークインクローゼットがほしい
また、脱衣室の後ろにはウォークインクローゼットを配置し、洗濯後すぐに収納できる動線を確保しました。
今回は少し狭い幅1.75Pのスペースなので、奥行きの足りない右側には縦方向のハンガーパイプを用意しています。
ウォークインクローゼット内にはルンバやスティック掃除機を置くことも多いので、忘れずにコンセントを付けておくのが良いでしょう。
「2階」編
要望①:廊下に収納(本棚)がほしい
続いて2階ですが、上がってすぐのところに可動棚を設置しました。
本棚としてはもちろんですが、コンセントを備えておくと、Wi-Fiルーターの置き場所としても活用できるのでおすすめです。
要望②:夫部屋+妻部屋+子ども部屋×2の4部屋ほしい
今回は「家族全員分の個室がほしい」との要望だったので、夫・妻・子ども部屋それぞれに「3.4畳/4.7畳/4.4畳」で確保しました。
「狭い」と感じられるかもしれませんが個室はほぼ「寝るだけ」なので十分だと思います。
特に夫の部屋(3.4畳)はベッド以外に家具が置けない広さですが、1階に2.5畳分の書斎があるということで最小限のスペースになっています。
関連記事:『【間取りのコツ】「主寝室・子供部屋」は何畳にすべき?広さ/収納/動線のポイントも徹底解説!』
要望③:各部屋に充実した収納がほしい
省スペースとはいえ、各部屋に幅1.5Pのクローゼットを配置しました。
これは収納とは別に、壁+扉で隣の部屋からの音漏れ(いびき)を緩和させる狙いもあります。どうしても高気密住宅は音が響きやすいので、こうした工夫も大切ですよ。
関連記事:『【間取りのコツ】「主寝室・子供部屋」は何畳にすべき?広さ/収納/動線のポイントも徹底解説!』
要望④:2階にもトイレがほしい
2階トイレは手洗い付きのものを採用し、奥行き1.5Pを確保しました。
独立手洗い分のスペース空間を削り、収納も簡単なカウンターで済ませることでコストカットしています。