間取り紹介動画

お施主さんからの要望

今回は、お施主さんから以下のような要望をいただきました。

上記のような要望を踏まえ、1階が21.6坪で2階が10坪という、1階完結型のほぼ平屋の間取りを実現しました。とにかく1階で平屋的に暮らしたく、2階はほぼオマケで良いという人には非常に参考になると思うので、チェックしてください。

玄関編

玄関について

今回、外壁はグレーのおしゃれな外壁になっていて、濡れないようにひさしもあり、人感センサーつきの照明もあります。

玄関ホールは、いつも通り1.5P×1.5P(1P＝91cm)になっています。玄関の土間の方も1.5Pになっています。また、玄関はシューズボックスとシューズクロークが併設されています。

まずはシューズボックスですが、こちらの幅は800mmの少し狭めのシューズボックスになっています。このように、シューズボックスは鏡つきにするのがおすすめです。身だしなみを整えることもできますし、玄関が広く見えるので、ぜひ鏡をつけてください。

玄関ドアに関しては、今回はガラスなしにしています。「明るくしたい」ということでガラスを入れる人もいますが、ガラスを入れれば入れるほどに玄関は寒くなってしまいます。なので、なるべく入れないようにして、どうしてもほしい人は小さめのガラスにするのがおすすめです。ただ、それでも照明なしで明るくするのはなかなか難しいので、人感センサーの照明を付けると良いでしょう。

次にシューズクロークは、めちゃくちゃ広くしました。しかも土間側だけではなく、靴を脱いだホール側からも行けるようになっています。これには憧れる人も多いですよね。ただしデメリットとしては、収納量が減ってしまいます。ただし、今回の場合はかなりのスペースがとれたので、それほど問題にはなっていません。

シューズボックスやシューズクロークの棚の奥行は基本的に30cmが多いですが、今回は奥行45cmにしました。これは、「靴だけではなく趣味のものを置きたい」というお施主さんの要望があったので、奥行をとりました。ただ、こうするとシューズボックス用の棚じゃなくなってしまうので、防水性能が低くなります。なので濡れた靴を入れる場合には、シートなどを置いて使用してください。

また、シューズクロークはイソ吉草酸で臭くなるので、足元に排気口もつけています。

さらに今回の場合は「玄関にコートを掛けたい」という要望があったので、コート掛けも用意しています。土間側にはカッパを掛けられるスペースも用意しました。

さらにお施主さんのアイデアで穴あきコルクもつけています。1箇所で2万～3万円くらいですが、これがあると便利ですね、S字フックを掛けてヘルメット等を掛けることができます。

穴あきコルクの一部はカットをして、電動自転車のためのコンセントも確保しています。

トイレについて

トイレに関してはいつも通りです。スイッチで水を流せるようにして、紙巻き器は2連にする方が良いでしょう。また、足元に排気口をつけて、下に臭いが流れるようにしました。

LDK編

リビングについて

玄関の扉を開けてLDK19畳の大空間であるリビングに入ると、正面の南側に大開口の窓があります。

 また、上を見上げると天井は無垢の木の羽目板風のアクセントクロスで、2.5寸勾配の勾配天井になっています。この勾配天井がアクセントになり、リビングの奥行感も出ていますね。

「2階建てなのでこんなことできないんじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、1階のリビングの上に2階を持ってこないという配慮をすることで、開放感あるリビングにすることができます。

また、この窓は西側になるので、強い西日を防ぐために小さめの窓を付けました。さらに建具も、窓と合わせて高さ2,200mmの内部建具になっています。アウトセットにすることで、下がスッキリとしていいですよね。レールもないのでスッキリして掃除が楽ちんになるメリットがある一方で、上にホコリが溜まりやすくなるというデメリットもあるので注意が必要ですよ。

リビングの奥行きは4Pとれていて、幅も4Pとれているのでばっちりサイズですね。さらに南側の大きな窓はソファとテレビの横にあり、高さも通常の2,000mmではなく2,200mmです。こうやって上げることで、かなり開放感がアップしています。リビングのソファーに座ることで、南側の窓からウッドデッキを見ることもできますし、玄関から入ってきた人を出迎えることもできる作りになっています。

ちなみに、リビングの床は浮造り(うづくり)の無垢床になっています。浮造りの無垢床は良いんですが、非常に柔らかくて凹みやすいというデメリットもあります。ただ冬は本当に暖かいので、そういったメリットも考えてみてください。

床材に関しては、ぜひこちらの記事もご確認ください。
・足元の冷え性を解消する床材の選び方｜浮造り無垢床のデメリット

ダイニングについて

ダイニングは、今回横幅が1600mmくらいですが、サイズ的には1,800mmのダイニングテーブルも十分に置けるサイズです。

また、大人気の永大産業さんのリビングステージも入っています。コンセントも仕込んであるので、ダイニングでホットプレートやたこ焼きを楽しむこともできます。

和室について

ダイニングの後ろにはミニ和室も用意しました。2.5P×2.5Pで3.1畳のミニ和室ですね。敷布団が2枚敷けるスペースがあり、上には物干し金具を付けました。今回はランドリースペースがめちゃくちゃ広いですが、このように用意することでサブ的に使うことができます。

書斎スペースについて

また、和室の横に半個室の書斎スペースも作りました。カウンターの奥行は60cm確保して、正面には穴あきコルクがあります。さらにカウンターの上にはWi-Fi用のコンセントや、LANの配管を持ってこられるようにしています。ただ「有線でも繋げたい」ということでカウンターにもLANを持ってきていますし、カウンターに配線孔を作って下のコンセントと繋がるようにしています。

この書斎スペースの足元に排気口があるんです。今回は半個室なので大丈夫ですが、書斎周りは狭くて二酸化炭素濃度が高くなり空気が悪いことが多いので、仕事や勉強の途中で眠くなってしまうことがあります。

特に個室の書斎を作る時は、絶対に排気口を付けるようにしてください。そうしないと仕事や勉強どころではなくなるので、注意してくださいね。

さらに、執務スペースの後ろ側には幅80cmの本棚も付けました。ただ、本棚は結構ごちゃつくので、リビング側からは見えないように後ろ向きにしています。

本棚横の空きスペースは、ルンバやブラーバを置けるようにスペースをつけてコンセントもつけています。

キッチンについて

まずはカップボードですが、いつもはコの字型ですが、ニの字にしました。幅が2,700mmありますから、ニの字にしてスッキリさせるのも良いですよね。コンセントも専用回路で六口あり、もちろんゴミ箱スペースもあります。

また、東側に窓を付けています。大きすぎると朝日で眩しくなってしまいますが、小さめの窓を付けることでキッチン側も明るくなります。特に、朝にキッチンが明るいのはなかなか良いのではないでしょうか。

キッチンは幅2,550mmのいつも通りのキッチンですが、黒の天板がかっこいいですね。また、トクラスの人造大理石もかっこいいのでおすすめですよ。他に、キッチンには水切り金物とコンセント、深型の食洗器、水無しグリルと、同時給排のレンジフードという設備になっています。

キッチンからの景色は、ダイニングとリビングを見渡すことができますね。また、今回はキッチンの前の壁をなくしています。IHコンロだと壁は汚れにくいので、抜け感を優先するのもありでしょう。

また、二階から降りてきた姿を見ることもできますね。さらに、その横にはモニターのニッチがあり、スッキリ収まっていますね。

ただし、この間取りにも和室が見えないという弱点があります。乗り出さないと見えませんし、書斎の勉強スペースを見ることもできません。このような弱点は、キッチン横にパントリーを作ることで解決しました。パントリーは2,700mmのカップボードに並ぶ形で設置しています。ばっちりな配置ですね。

さらにパントリーのロールスクリーンを開けると、先ほど紹介した書斎スペースに繋がっています。回遊動線になっていて、キッチンからダイニングを通らずに和室に行くことができるんですね。このようにすることで、キッチンに立っていると和室の様子が見えないものの、少し移動することで和室と書斎の様子を見ることができます。

押入について

また、和室の並びに押入がほしいということでしたので、幅が1.5Pで中段と、上に枕棚を付けて収納を確保した押入も用意しました。こういった収納もあることで、非常に充実したキッチンスペースになっていますね。

水周り編

洗面所について

キッチン横のドアをあけると、洗面所になっていて幅900mmの洗面台があります。その横には棚を置きたいとのことで、空きスペースを作っています。

また、お施主さんの要望で洗面所から1.5畳のWICに入れるようになっています。WICの幅は2Pで、両側に収納があります。こうすると「通路が狭くなるんじゃない？」と心配する人もいますが、全然余裕です。多少服が当たっても、収納なので問題ないでしょう。

脱衣所について

洗面所の横には、4畳以上の大きな脱衣所兼ランドリールームがあります。めちゃくちゃ広くて、WIC兼用という感じです。また、脱衣所には5kgのデラックスタイプの乾太くんも置いています。乾太くんは非常におすすめです。

乾太君に関しては、ぜひこちらの記事もご確認ください。
・ガス乾燥機「乾太くん」の選び方と意外なデメリット（冷気問題）

脱衣所にはたくさんの収納があって、非常に良いですよね。特に収納の配置としては、お風呂の近くに棚があるとベストです。バスタオルを置いて、お風呂上がりもすぐに取ることができます。

お風呂について

今回は右利き重視ということで、座った時に右側に浴槽が来る配置にしています。「カウンターは要らない」ということでしたので、カウンターがないスッキリとした内装ですね。お風呂は以下のポイントを抑えておくのがおすすめですよ。

2階編

2階は、廊下を短くできる階段配置にしましょう。今回の場合、2階の廊下は1.5畳しかありません。こうやって廊下を短くすることで「全員が一斉に廊下に出たらどうすればいいんですか？」という人もいますが、そんな状況はめったにないので安心してください。

子ども部屋について

今回はお施主さんから「子ども部屋は2人部屋でいい」という要望があったので、6畳で2段ベッドをおいて、机を置けるようにしています。また、子ども部屋には1.2m×2の収納がある1.5畳のWICもあります。他にも棚があるので、収納の用意は十分ですよね。

主寝室について

主寝室は5.2畳のシンプルな作りですね。シングルベッド2つと、テーブルが1つ置けるくらいのスペースも確保しています。2階は10坪しかないので、これくらいのシンプルさになります。

WICについて

2階には子ども部屋と主寝室の他に、2.5畳のWICもあります。1階に4畳のWICと4畳のランドリールームがあるので、かなり収納の多い家でしょう。

2階のWICの中には「セカンド集中スペース」があります。隠れ家的に、ここで仕事をしたい場合などに使うことができます。もちろんLANやコンセントを繋ぐスペースもありますよ。さらにWICの奥にはコンセントがあり、ここに冷蔵庫を置くこともできます。

また、2階のWICの上には屋根裏エアコンがばっちりついています。今回は2階が2部屋しかないので、実は各部屋エアコンにした方が安いんです。3部屋なら大体金額が同じになるので、今回の場合は屋根裏エアコンは割高です。

ただし、屋根裏エアコンには夏の熱帯夜でも快適さを感じられるというメリットがあります。なので、「コストは少し上がっても絶対に屋根裏エアコンにしたい！」という要望があったので設置しました。もちろん夏だけではなく冬の寒い時には屋根裏暖房としても使うことができるので、ぜひ採用してください。

屋根裏エアコンに関しては、ぜひこちらの記事もご確認ください。
・失敗しない夏のエアコン計画｜5つの方法を徹底比較！

＜間取り図データの無料ダウンロードについて（内定クルー限定）＞

せやま印工務店での契約が決まっているビーイナフクルー（内定クルー）の方は、間取り図面を”無料で”ダウンロードすることができます。
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②初回打ち合わせアンケートに回答済
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③内定（工務店から本部への内定報告）から100 日経過していない
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本部への「土地決定の報告」状況については、直接工務店にお問い合わせください。

④せやま印工務店と間取り打ち合わせ中
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