【2024年版】元は取れる!今からでも「太陽光発電」をつけるべき3つの理由

【2024年版】元は取れる!今からでも「太陽光発電」をつけるべき3つの理由 | 太陽光発電について学びたい

ひと昔前であれば、売電価格は30円以上だったため、迷うことなく太陽光パネルを付ける方がほとんどでしたが、2024年現在、売電単価は16円と昔の半分近くまで低下しているため、太陽光パネルを付けるべきか、迷っている施主も多いと思います。

そこで本記事では、「今からでも太陽光発電は元が取れるのか?」「そもそもやるべきなのか?」という疑問について、BE ENOUGHの見解を踏まえて詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

メリット・デメリットを踏まえて判断しよう!

実際にどの太陽光パネルを採用すべきか?などのおすすめメーカーについては、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:『【マキシオン一択】太陽光パネル・パワコンの選び方・おすすめメーカーを徹底解説!(2024年版)

【結論】今からでも太陽光発電は導入すべき!

結論からいうと、太陽光発電は「今からでも導入すべき」というのがBE ENOUGHの見解です。理由は以下の通り。

  1. 今から始めても“元が取れる”から
  2. 「電気代」がさらに高騰する可能性があるから
  3. 電気が止まっても自給自足できるから

それでは、各項目について詳しく解説していきましょう。

理由①:今から始めても“元が取れる”から

最初にもお伝えしたように、「売電単価」は年々低下していますが、現在でも「導入から13〜15年後には元が取れる」というシミュレーション結果が出ています。(詳細は関連Q&Aを参照)

もちろんこの結果は、地域や立地、太陽光パネルの性能などによって変わってきますが、20〜30年という長い目で見たときの「費用対効果」を考えると、今からでも導入すべきといえるわけです。

関連Q&A:『今から太陽光発電を始めた場合、元は取れるんですか?取れる場合、何年かかる計算ですか?

理由②:「電気代」がさらに高騰する可能性があるから

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(出典:経済産業省 資源エネルギー庁)

最近は、電気代もどんどん上がってきていますよね。

もちろん、これがこのまま続くという確証はありませんが、昨今の情勢も踏まえるとその可能性もゼロではありませんし、対して電化製品もどんどん進歩しており、高性能になるにつれて消費電力も増えていきます。

こういった電気代の高騰・電気使用量が増加していく中での経済的な負担を考えると、太陽光発電の導入はその負担を減らすためのリスクヘッジとしても機能するでしょう。

理由③:電気が止まっても自給自足できるから

これは先の「電気代の高騰」にも関連することですが、日本のエネルギーの多くは「海外からの輸入」に依存していますから、“この先も安定して電気が供給される保証”はどこにもありません。

実際に最近でも、夏場に電気使用を控えるような呼びかけや、一部地域での「計画停電」などのように、一部で「電気の使用を制限するようなニュース」も耳にするようになったと思います。

また、災害停電時の電源としても活用可能。通常は発電している日中しか電気は使えませんが、ポータブル電源や蓄電池を活用すれば夜間も使うことができ、災害時の非常用電源として活躍してくれます。

このように、もしもの事態に備える…!というリスクヘッジの観点からも、「自分の家で使う電気くらい、自分の家で作れるようにしておく」というのが賢い選択だと思います。

太陽光パネル導入前に知っておくべきこと

【大前提】導入は「日射が確保できる土地」のみ!

めちゃくちゃ当たり前のことですが、南側に大きい建物があると日射がさえぎられてしまうため、太陽光発電を導入しても十分に発電できません。

新築であれば、工務店・ハウスメーカーを介してパネル設置を相談することになるので、よっぽど日射的にNGな土地に設置してしまうことはないと思いますが、念のため施主側でも「太陽光パネルは日射が確保できる土地が大前提」と覚えておきましょう。

ただ警戒したいのは、「今は大丈夫でも、将来的に高い建物が立ってしまう可能性」。

これは完全には予測出来ませんし、いざ建築が始まってしまったら防ぎようがありませんから、土地探しがこれからなのであれば、太陽光パネルのことも頭に入れつつ、南側に日射を遮るものがない土地を選んだり、建物の高さ規制を調べておく事が必要でしょう。

導入前は「日射シミュレーション」を作ってもらおう!

日射を遮る建物がある場合は、日射シミュレーションを行いましょう。工務店によりますが、工務店側に「太陽光パネルの導入を検討しています」というと、「実際にその土地でどのぐらいの日射・発電に期待できそうか?」というシミュレーションを組んでもらえる場合も多いと思います。

すでに土地が決まっている場合には、このシミュレーションを元に、導入するかどうか判断していくのがいいと思います。

太陽光パネルのデメリット・考慮すべき注意点は?

①導入コストが「100万円以上(5Kw程度の場合)」かかる

もちろん具体的な費用感はパネルのグレードによっても異なりますが、どれだけ安い低品質パネルであっても導入コストは「100万円~(5Kw程度の場合)」。BE ENOUGH推奨のパネルであれば、「150万円程(5Kw程度の場合)」です。

そのため冒頭でも「太陽光発電は導入すべき!」と紹介していますが、そもそも金銭的に無理をしてまで導入すべきものでもないので、そういった場合は導入を控えるのが賢明でしょう。

BE ENOUGH推奨の太陽光パネルについては、下記記事で紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。

関連記事:『【マキシオン一択】太陽光パネル・パワコンの選び方・おすすめメーカーを徹底解説!(2024年版)

②発電効率を考えると「屋根形状」にこだわれない

ガルバリウム鋼板

当然ですが、太陽光を効率よく集めるのであれば、屋根は「南向き」であることが理想です。

加えて、発電効率を上げるためにできるだけパネルを多く載せようと思うと、「切妻屋根」や「片流れ屋根」などの屋根形状が理想となります。

もちろん「絶対にその形にしなければいけない」というわけではありませんが、効率よく発電しようとすると、こだわりのある屋根形状にできない可能性が出てきてしまう、ということだけ覚えておきましょう。

屋根の勾配はどのぐらいがいい?

発電効率のことだけを考えると、「屋根角度は6寸(30°)ぐらいが理想」と言われていますが、6寸ってめちゃくちゃ急勾配なんです。

あまり屋根勾配を急にしすぎると、その分外壁面積が増えてしまったり、メンテナンス時に足場が必要になったり、と発電メリットよりも屋根周りのコストアップが勝ってしまいますから、発電効率も重視したいのであれば、「切り妻屋根:大体3.5寸〜4.5寸」、「片流れ屋根:1.5寸〜 2.5寸」程度の勾配が理想だと思います。

③壊れたら・寿命になったら修理が必要

壊れたら修理をしないといけないというのは当たり前ですが、特に「パワーコンディショナー(通称:パワコン)」は15〜20年が寿命のため、大体そのタイミングになったら交換が必要になります。

交換となると30~40万円ほどコストも掛かりますし、気が進まないかもしれませんが、パワコンが壊れたままだと発電してもその電気が使えない・売れないと全くの無意味になってしまいますから、壊れたら必ず交換してあげましょう。(太陽光の損益シミュレーションはこのパワコン交換費も考慮しているケースがほとんどです)

また太陽光パネルについても、安価なパネルを選んでしまうと、20〜30年ほどで発電量が低下してしまうものがほとんど。

そもそもそういった質の低いパネルを選ばないというのが正解なんですが、万が一そういったパネルを選んでしまうとそのタイミングで撤去・交換しなければいけなくなり、多額の費用が必要になる事も覚えておきましょう。

関連Q&A:『太陽光パネルが壊れてしまった場合は「放置」してもOKですか?

まとめ

「太陽光発電」の導入を検討する際に抑えておくべき要点は以下の通り。

太陽光発電は今からでもやるべき?

BE ENOUGHの見解:太陽光発電は今からでもつけるべき!

  • 理由①:今から始めても“元が取れる”から
  • 理由②:「電気代」がさらに高騰する可能性があるから
  • 理由③:電気が止まっても自給自足できるから
  • 逆に太陽光パネルのデメリットは?
    • ①導入コストが「100万円以上(5Kw程度の場合)」かかる
    • ②発電効率を考えると「屋根形状」にこだわれない
    • ③壊れたら・寿命になったら修理が必要

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PROFILE

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せやま大学の人

瀬山 彰

大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。

「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。

娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。

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