【アンケート結果】大工さんが冬に貰って困る差し入れは何?頻度やタイミングは?夏になかったものも登場

職人さんが喜ぶ冬の差し入れとは?困る差し入れも解説

注文住宅の工事中の現場見学は「家づくりの醍醐味の一つ」でもありますし、上棟のタイミングはもちろん、工事の進み具合を見に行くこともありますよね。そのときに悩むのが、職人さんへの差し入れです。

何を持っていけば喜ばれるのか。逆に迷惑にならないか。毎回持っていくと気を遣わせるのではないか。持っていかないと寂しい感じになるのではないか。と、いろいろ悩むところです。

もちろん、差し入れの有無で工事の質が変わるわけではありません。ただ、せっかくなら気持ちよく工事をしてもらいたいですし、差し入れするなら職人さんに喜んでもらえるものを選びたいですよね。

今回は、実際に職人さんへアンケートを取り、冬にもらうと嬉しい差し入れ、逆に少し困る差し入れをまとめました。

あわせて、現場見学の頻度や、職人さんが施主から言われて嬉しい言葉ランキングも紹介します。

夏と共通する質問をおさらい

まずは、夏バージョンでも確認した共通の質問のおさらいです。

1. 差し入れの頻度はどれくらいがいい?

職人さんへの差し入れは、どれくらいの頻度がちょうどいいのでしょうか。

アンケートでは、「見学する時は毎回いただいても嬉しいです」という回答が26%でした。

さらに「週に1回くらいが嬉しい」という回答が21%。毎日でもいいという人も含めると、50%以上の職人さんが、差し入れを歓迎しているという結果です。

一方で、「差し入れはいらない」という人は約10%ほど。

つまり、約90%の職人さんは、差し入れをもらうこと自体は嬉しいと感じています。

もちろん、地域性や職人さんの性格にもよりますが、変に遠慮しすぎる必要はありません。負担にならない範囲で、気軽に差し入れして大丈夫です。

2. 差し入れを渡すタイミングは?

差し入れを渡すタイミングは、休憩中がベスト

アンケートでは、午前の休憩中、つまり10時前後がいいという回答が約30%。午後の休憩中、15時前後がいいという回答も約30%でした。

お昼休憩前の12時ごろ、お昼休憩中の12時から13時ごろという回答もそれぞれ13%ほどあります。

つまり、10時、12時〜13時、15時前後が狙い目

この時間帯なら、職人さんとも少し会話しやすく、仕事の手を止めてしまう心配も少ないでしょう。

ただし、すぐに食べなくてもよいものや、常温で置いておけるものなら、そこまで時間にこだわる必要はありません。行けるタイミングで現場へ行き、「お疲れ様です。これ置いておきますね」と伝えるくらいで十分です。

冬にもらうと嬉しい差し入れランキング

第1位:温かいコーヒー

冬にもらうと嬉しい差し入れ、第1位は温かいコーヒーです。

これはかなり王道。アンケートでも、なんと90%の職人さんが嬉しいと回答。

ブラックがいいのか、微糖がいいのかは好みによります。そのため、ブラックと微糖を両方持っていき、「どちらが好きですか?」と聞いて渡すのが一番確実です。

冬の差し入れで迷ったら、温かいコーヒー。これだけ押さえておけば、まず間違いありません。

第2位:温かいお茶

第2位は、温かいお茶です。こちらも予想通りの結果で、41%の職人さんが嬉しいと回答しました。

温かいコーヒーか、温かいお茶。このどちらかを用意しておけば、冬の差し入れとしてはかなり安心です。

第3位:常温の軽食

第3位は、常温の軽食です。

これは夏にはあまりランクインしなかった差し入れです。たとえば、ばかうけ、ハッピーターン、菓子パン、クッキー、ウイダーinゼリーのようなもの。

夏は暑さで食べ物が喉を通りにくく、「食べ物はちょっと困る」という声もありました。

一方で、冬は小腹がすきやすいのか、常温で食べられる軽食は喜ばれやすいという結果でした。アンケートでは31%ほど。3人に1人くらいの職人さんが嬉しいと回答しています。

冬は、飲み物だけでなく、常温で置いておける軽食も選択肢に入れて良いでしょう。

第4位:冷たい飲み物

第4位は、冷たい飲み物です。冬なのに意外ですが、25%の職人さんが嬉しいと回答しました。

日中は作業していると暑くなることもあります。そのため、冬でも冷たい飲み物がありがたい場面があります。ただし、冷たいコーヒーよりは、水、スポーツドリンク、お茶などの方がよさそう。

温かい飲み物が買えなかった場合でも、冷たい飲み物を持っていくこと自体は問題ありません。

大事なのは、顔を見せること。そこに意味があります。

第5位:カイロ

第5位は、カイロです。冬ならではの差し入れですね。

特に人気なのは、貼るカイロです。お腹や背中に貼ると、現場での作業中も体が温まります。

朝から付けていたカイロは、午後や夕方には冷めてくることがあります。夕方の片付け時は冷え込むので、そのタイミングで新しいカイロがあると意外と嬉しいようです。

アンケートでは14%ほどなので、全員に刺さるわけではありません。

ただ、冬ならではの差し入れとして、貼るカイロを選択肢に入れておくのは良いでしょう。

冬にもらうと困る差し入れ

次に、冬にもらうと少し困る差し入れです。こちらは票が分かれたため、ランキング形式ではなく、職人さんから声が集まったものを紹介します。

1. ホットスナック

意外と困る声があったのが、ホットスナック。肉まん、あんまん、アメリカンドッグ、唐揚げなどですね。温かいので喜ばれそうに感じますし、実際に喜ばれる場合もあります。

ただ、温かいものをいただくと、「温かいうちに食べないと申し訳ない」と気を遣ってしまう職人さんが多く、作業中だとすぐに手を止められません。休憩中ならいいですが、タイミングが合わないと、仕事を止めるか、冷めてから食べるかになってしまいます。

これは夏のアイスと同じ。冷たくて嬉しいけれど、すぐ食べなければいけないので気を使う。冬のホットスナックも、それに近い感覚です。

ダメではありません。ただ、すぐ食べなければいけないものは、職人さんにプレッシャーをかけることがあります。

2. ぜんざい・お餅・おでん・豚汁などの手作り系

冬らしい差し入れとして、ぜんざいやお餅を考える人もいます。もちろん、気持ちは嬉しいですし、美味しいものです。ただ、これも「すぐ食べないと申し訳ない」と感じやすい差し入れ。

さらに、お餅は食べるのに時間がかかり、作業中には少し大変です。おでんや豚汁なども同じく、手作りの温かいものは、職人さんがかなり気を遣います。

どうしても振る舞いたい場合は、事前に伝えておきましょう。「この日に差し入れしたいです」とあらかじめ共有しておけば、職人さん側も休憩のタイミングを合わせやすくなります。

ただ、基本的には手作りで、すぐ食べなければいけないものは避けた方が無難です。

3. 生もの

生ものも避けましょう。冬だから涼しいし大丈夫だろう、と思うかもしれませんが、現場では帰るまで外に置いておくこともあります。衛生面の心配があるので、生ものはおすすめしません。

冬でも、常温で置けるもの、個包装のもの、すぐ食べなくてもいいものを選ぶのが安心です。

現場見学の頻度はどれくらいがいい?

現場見学は、基本的に施主のペースで行って大丈夫です。

もちろん、住宅会社ごとにルールはあります。見学できるタイミングや、現場監督への連絡が必要な場合もあります。

その前提で、職人さんに聞いたところ、第1位は「頻度は気にしないので、施主のペースで来てもらえればOK」という回答でした。割合は46%です。

職人さんは、意外と「いつでも来てください」と思ってくれています。

第2位は「週に2回くらい」が24%。同じく「月に数回くらい」が24%でした。

つまり、90%以上の職人さんは、月に数回でも、週に数回でも、施主が見に来ることをそこまで気にしていないということです。

現場見学で守るべき注意点

現場見学では、いくつか必ず守るべきことがあります。

職人さんの手を長時間止めない

少し話すくらいは問題ありません。ただ、30分、1時間と長く話し込んで、職人さんの手を止めるのは避けましょう。

子どもを走り回らせない

工事中の現場は大変危険!子どもが走り回ると、ケガのリスクもあり、職人さんも気を遣います。

誰もいない現場に勝手に入らない

職人さんや現場監督がいないときに、勝手に現場へ入るのはNG!完成するまでは、現場の管理責任は工務店側にあります。

勝手に入ってケガをした場合、工務店側にも責任が及ぶ可能性があります。ある意味、不法侵入のような扱いにもなりかねませんよ。

職人さんが施主から言われて嬉しい言葉

第1位:ありがとう!

職人さんが言われて一番嬉しい言葉は、「ありがとう」

これは職人さんに限らず、誰でも嬉しい言葉ですね。

現場で会ったら、「いつもありがとうございます」と声をかけてください。それだけで職人さんは嬉しいものです。

第2位:仕事が丁寧ですね!

第2位は、仕事ぶりを褒める言葉です。

「いい仕上がりですね」「仕事が丁寧ですね」「現場をきれいにしてくれて嬉しいです」こうした言葉は、職人さんにとってかなり励みになります。

日本人は「言わなくても伝わる」と思いがちですが、言わなければ伝わりません。良いと思ったことは、どんどん伝えましょう。

一方で、直してほしいことや気になることがある場合は、職人さんへ直接言うより、営業担当や工務店へ伝える方が無難です。

第3位:住むのが楽しみです!

第3位は、「住むのが楽しみです」という言葉です。

職人さんは、自分たちが作っている家を施主が楽しみにしていると感じると、やはり嬉しいもの。

たとえば、「いつもお疲れ様です。本当に丁寧に仕事してくださってありがとうございます。現場もきれいにしていただいていて嬉しいです。住むのが本当に楽しみです」これで十分すぎるくらい伝わります。

とはいえ、何でも声かけてもらえると嬉しいので、感謝や楽しみにしている気持ちをどんどん伝えて、積極的にコミュニケーションをとっていきましょう!

差し入れは誰に渡せばいい?

差し入れは、その場にいる職人さんへ渡せばOKです。上棟後であれば、メインで入っている大工棟梁がいることが多いので、棟梁に渡すとスムーズです。それ以外のタイミングでも、現場にいる職人さんへ渡せば問題ありません。

ただし、関係ない人に渡さないようにだけ注意してください。

「〇〇工務店の職人さんですか?」「こちらの施主の〇〇です。差し入れです」このように確認してから渡せば安心です。

差し入れを渡した後は、現場監督や営業担当へ「今日、現場に差し入れを置いておきました」と連絡しておくと、さらに丁寧です。

まとめ

何より大切なのは、差し入れの中身よりも感謝の気持ちです。「いつもありがとうございます」「住むのが楽しみです」。そんな一言が、職人さんにとって何より嬉しい差し入れになります。

無理に気を遣いすぎる必要はありません。お互いが気持ちよくコミュニケーションを取りながら、家づくりを楽しんでください。

PROFILE

【アンケート結果】大工さんが冬に貰って困る差し入れは何?頻度やタイミングは?夏になかったものも登場 | 住宅業界の時事ネタ

せやま大学の人

瀬山 彰

筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。

卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。

主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。

広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。