2024.11.30
施主検査をしっかりしないと、引き渡し後に工務店さんに来てもらわなければなりません。生活していて、子どもがわちゃわちゃしている時に来てもらうのも面倒ですし、有償になってしまう可能性もあります。部屋の中の扉・窓・ドアは全部開け閉めすることが大切ですが、鍵やストッパー、ソフトクローズやシャッターなどのチェックポイントもあります。漏れなく確認することで、入居後快適に過ごすことができますよ。
施主検査チェック表は4つの記事で解説しています。これらと一緒にご覧ください。
(1)外部・掃除・住宅設備編
(2)扉・窓 編 (本記事)
(3)室内インテリア編
(4)電気設備編
施主検査チェック表のダウンロードはこちら
施主の自己責任でしっかり確認しましょう!
本記事は、YouTubeでも分かりやすく解説しておりますので、動画で見たいという方は以下からご覧ください!
参考動画:【施主検査】引渡”前”に必ず見て!工務店のミス9選「扉・窓 」編
目次
引き渡し”前”に見ておきたい室内扉・窓のポイントは?
引渡し前には、扉や窓は全て開け閉めすることが必須です。住んでみたつもりで全て開閉して確認し、鍵なども閉めてみてください。扉というのは、ドアだけではありません。収納の扉、トイレの中、シューズボックスなど…全て確認してください。
室内扉と窓、それぞれにチェック項目があるので詳しく見ていきましょう!
施主検査でのチェックポイント【室内扉】4選
引き渡し前に必ずチェックしておきたい室内扉のチェックポイントは4個あります。それはこちら!
- 打ち合わせ通りの扉か
- 扉の開閉がスムーズか
- 鍵がかかるか
- 開き戸のストッパーの位置
それぞれ詳しくチェックしていきましょう!
【室内扉】①打ち合わせ通りの扉か
まずは打ち合わせ通りの扉のタイプが設置されているかチェックしてみましょう。扉にはガラス入りなど、扉のタイプがありますよね。ただし、こういったものを間違うことはほとんどありません。
それよりも、ソフトクローズ機能が付けられているかといった機能の確認をしておきましょう。扉を開け閉めして、ソフトクローズを付ける予定だった場所にちゃんとついているか確認してください。
【室内扉】②扉の開閉がスムーズか
スムーズに開閉できるかも重要なポイントです。たとえば引き戸の場合、扉が右とか左によっていた場合は、こすれる音がします。そういったものも確認しましょう。
開き戸の場合は、ガチャンと閉まった状態でドアノブを動かしてみてください。その時に扉が動いてしまうと、建て付けが悪い状態です。この時は調整をしてもらいましょう。また、めったにないですがドアノブのレバーが手前に引ける状態になっていることもあります。そのため、レバーを問題なく持つことができるかもチェックしてくださいね。
また、ドアだけではなく収納の扉もチェックしてください。特に押して開けるタイプのプッシュ型の収納は、結構建て付けが悪いことが多いので注意が必要ですよ。
【室内扉】③鍵がかかるか
室内扉に鍵がついていれば、鍵がちゃんとかかるかもチェックしてください。扉が微妙にズレていると、鍵がスムーズに閉まりません。特にトイレや脱衣所の扉は、しっかりと鍵をかけた状態で確認してください。
【室内扉】④開き戸のストッパーの位置
扉が開ききった時、壁に当たらないように開き戸にはストッパーが付いています。そのストッパーが合っているか、実際に扉を開けて確認してみましょう。上についているタイプと床についているタイプがありますが、両方位置がズレていることもあるので忘れずに確認してくださいね。もちろんつけ忘れもないかも確認してください。
施主検査でのチェックポイント【玄関ドア・窓】5選
引き渡し前に必ずチェックしておきたい玄関ドア・窓のチェックポイントは5個あります。それはこちら!
- 玄関ドアが正しく閉まるか
- 玄関外部の戸当たりは正しい位置にあるか
- 打ち合わせ通りの窓・庇がついているか
- 窓・勝手口をスムーズに開閉できるか、鍵の施錠はできるか
- 電動・手動シャッターを正常に開閉できるか
こちらもチェック項目を見ていきましょう!
【玄関ドア・窓】①玄関ドアが閉まるか
まずは玄関ドアからチェックしましょう。よくあるのが、玄関ドアが一度できちんと閉まらない…ということです。時々、玄関ドアの調整に失敗して、閉まったと思った玄関ドアが開いてしまうことがあります。これはしっかりチェックしたいポイントですね。
【玄関ドア・窓】②玄関外部の戸当たりの位置
玄関ドアの外部に壁や手すりがある場合は、床のところにストッパーをつけます。このストッパーの位置が間違っていると、ドアを開けた時に壁に当たっちゃったりして傷がつくこともあります。なので、この位置も確認してください。
【玄関ドア・窓】③窓・庇のタイプ
これはめったにないですが、打ち合わせで決めた通りの窓タイプになっているか確認してください。時々あるのが、型ガラスと透明ガラスを間違っているようなケースです。ほとんどないですが、サイズやタイプが間違っていることもあるので、念のためチェックしてくださいね。
【玄関ドア・窓】④窓の開閉や鍵の施錠
窓もドアと同じように全部開けてみてください。縦すべり出し窓の場合は、開けると途中で止まる仕様になっています。その時、ストッパーを外すとちゃんと開くかどうかまで確認してください。
掃き出し窓の場合は、二重鍵も要チェック。窓の下に鍵があったり、横に鍵があることもありますよね。その場合は、必ず鍵も施錠してみてください。スムーズに動かないケースもあるので、その際は調整してもらう必要があります。全ての鍵を確認しつつ、開閉も確認したいですね。とにかく全ての窓・鍵を開閉することで大体の不具合が分かりますよ。
【玄関ドア・窓】⑤シャッターの開閉
シャッターが付いている場合は、それもスムーズに開閉できるか確認してください。電動の場合はリモコンの操作をしっかり確認してください。リモコンが複数ある場合は、すべて確認することが大切です。作動するかしっかり見てくださいね。
まとめ
引き渡し前に確認する扉・窓のポイント
- 引渡し前に扉・窓は全て開閉する
- 収納扉やトイレの中も忘れずに
- 扉のストッパーも要チェック
- 窓は施錠も確認する
- シャッターのリモコンが複数あるなら全て確認