「発泡ウレタンは燃えたら危険」と言われたのですが大丈夫ですか?

そもそもウレタンは家電製品にも使われている

ウレタンは燃えると有毒ガスが出るのですが、営業マンから「燃えたら有毒ガスが出るようなものを家に使うべきじゃないですよね?」と言われるケースもあるようです。ただこれは少々無理な営業トークかなと思います。

例えば火災で壁内のウレタン吹付が燃えてしまうなら、その頃には家中が燃えてるでしょうし、ウレタンは冷蔵庫やエアコンなどの家電製品にもよく使われてます。つまり、人間がウレタンなしで生活するのはそもそも無理なんです。

だから、この「ウレタンが燃えると有毒ガスが出るから危険」というのは、営業トークにしてはちょっと無理があると思います。

営業マンは「自社が使用している断熱材」以外を批判しがち

上記のように、営業マンの多くは「自社が使っている断熱材」以外を否定しがちですが、これは基本的に住宅会社側のポジショントークです。

たとえば、グラスウールを扱っているのであれば「ウレタン吹付はよくないよ」逆に、ウレタン吹付派は「セルロースファイバーはよくないよ」みたいな。

もちろん素材ごとの特徴はありますが、それぞれに良し悪しがあるわけですから、基本的にはそれぞれ断熱材のメリット/デメリットを理解した上で、「家に求める性能」にあわせて好きな素材を選べばOKです。

ただしいずれの断熱材を選ぶ場合も、必ず「断熱等級5」を満たすようにしてください

関連記事:『グラスウール?ウレタン?断熱性能を踏まえた「断熱材」の種類と選び方を解説!

 

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