シロアリ対策には「床断熱 or 基礎断熱」どちらがおすすめ?

推奨は「基礎断熱」だが、どちらも一長一短

結論「そもそも寄せ付けない」という観点からも、推奨は換気が十分できる「基礎断熱」です。

ただ「寄せ付けづらい or 被害に気づきやすい」という観点で、どちらも一長一短ではありますね。

【基礎断熱】:「換気性◎」だが、被害に気づきにくい

基礎断熱は床下も家と一緒に換気するので、換気不足になりにくい(シロアリが生息しづらい)のがメリット。

一方で、基礎と断熱材の間のシロアリ被害に気づきにくいのがデメリットです。

基礎断熱は底冷え対策として有効なので、BE ENOUGHでは「適切なシロアリ対策+基礎断熱」を推奨しています。

【床断熱】:被害に気づきやすいが、侵食の恐れあり

床断熱の場合は、基礎がむき出しなので、室内側からのシロアリ被害に気づきやすいのがメリット。

一方、床下が自然通気になるので、風通しが悪い場所に建てると、床下が換気不足になり、シロアリが好きな腐朽菌が発生しやすくなるのがデメリットです。

「外断熱タイプの基礎断熱」は非推奨

基礎断熱の中でも基礎の外側に断熱材を施工する「外断熱タイプの基礎断熱」は、シロアリ被害のリスクが高いため非推奨です。

基礎断熱にするなら、基礎の内側に断熱材を施工する「内断熱タイプの基礎断熱」を選択してください。

防蟻防湿シートを適切に施工すれば、基礎断熱でもシロアリ対策は大丈夫

<左:基礎断熱(内断熱タイプ) 右:床断熱>

(出典:桧家住宅名古屋

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