エアコンが効かないんですが原因を教えてください

断熱or日射が原因かも?

「エアコンは付けっぱなしで、定期的にフィルター掃除もしてるのに全然冷えない!故障もしてないのになんで?」と相談をもらうことがありますが、こういった場合、そもそもエアコンを付ける前の”準備段階”で失敗しているケースがほとんどです。

エアコンが効かない原因①:家の断熱性能が低い

 

(出典:YKK AP ※一部加工)

特に見てもらいたいのは「窓のサッシ部分」

アルミサッシ、もしくはアルミ樹脂複合サッシの場合は、このサッシ部分が熱くなってしまうので、家の中がなかなか冷えません。頑張ってエアコンで室内を冷やしても、窓から熱が入ってくるのでエアコンが負けてしまうんです。

特に窓の中でもサッシ部分は熱が多く出入りする箇所ですから、熱伝導率の高いアルミ製のものを採用するのではなく、オール樹脂サッシにして窓から熱を入れないようにしましょう。(樹脂の熱伝導率はアルミの1/1000なのでこれだけでもだいぶ変わりますよ)

もしマンションにお住まいの場合は、「樹脂サッシの内窓」をつけてみてください。初期コストはかかりますが、室温は快適になる上に、電気代も下がって最高ですよ。

エアコンが効かない原因②:日射遮蔽に失敗している

【方角別】日射取得/遮蔽を踏まえた「窓の設置場所」と「窓の種類」を解説!

(出典:YKK AP

「サッシをオール樹脂サッシにして、断熱性能を担保したけど室内が冷えない!」という場合、日射遮蔽に失敗している可能性が高いです。

つまり、「太陽の熱を部屋に取り込んでしまっているから暑い」ってことですね。

特に、朝日と夕日は太陽の角度が浅いので、東側や西側に窓を付けてしまうと部屋にサンサンと直射日光が入り、室温が上がってしまいますから、東・西にはなるべく窓を付けない、つける場合は小さめorアウターシェードを付けるなどしてしっかり対策してあげるとよいでしょう。

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