2024.11.14
冬の場合、1階をしっかり暖めれば、階段を通じて2階もある程度暖かくなりますが、夏の場合、冷気は下に留まる性質があるためそうはいきません。
そこで今回は、2階の暑さ対策に有効な「屋根裏エアコン」について、メリット・デメリットや実際の検証結果などをご紹介します。
実際に私の家で検証してみました!
関連記事:『【完全攻略】新築で抑えておくべき「エアコン計画」のイロハを徹底解説!』
本記事の内容は、YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!
参考動画(YouTube):『せやま式屋根裏エアコン 設計マニュアル 概要版|夏の暑さ対策』
目次
エアコン計画のネックは「2階の夏対策」
2階は「夏の暑さ対策」を重視すべき!
ご存じの方も多いと思いますが、「暖気は上に、冷気は下に溜まりやすい性質」があります。
これにより、冬であれば1階LDKのエアコンだけでも、ある程度2階も暖まるのですが、夏の場合LDKをいくら冷やしても冷気は下に溜まる一方なので2階は冷えません。
このように2階のエアコン計画を考える際、最も重視すべきは「夏の暑さ対策」なんです。
「各部屋に1台ずつ」はデメリットも多い!
デメリット①:部屋が冷えすぎてしまう
「2階はエアコンを各部屋1台ずつ設置する」というパターンが一般的ですが、実はこの場合「冷えすぎてしまう」というデメリットもあります。
この原因については、他の記事でもお話ししていますが、「●畳用」という畳数表記は今から60年ほど前に作られた基準のまま。つまり昨今の高気密高断熱住宅の場合、畳数表示通りに使ってしまうと、オーバースペックとなり、かえって冷えすぎてしまうんです。
関連記事;『何畳用のエアコンが最適か?一瞬で計算する方法|エアコン容量早見表』
デメリット②:ON/OFFの繰り返しで電気代が嵩む
エアコンをつけたまま寝たら、部屋が寒くなりすぎて夜中に起きてしまった…、という経験ありませんか?
こういった時、大抵設定温度を上げるのではなく、エアコン自体を止めると思うんですが、そうすると今度は早朝に暑くなって起きてしまいます。
またこれは有名な話ですが、エアコンは「電源を付けて設定温度まで室内を冷やす」ときに一番電力を消費します。そのため、このようにエアコンをこまめにON/OFFすると、その分電気代も嵩んでしまうんです。
せやま式屋根裏エアコンについて
せやま式屋根裏エアコンとは?
せやま式屋根裏エアコン(以下、屋根裏エアコン)はその名の通り、「屋根裏にエアコンを設置し、その冷気を各部屋に落とす」という方法です。
少し話が逸れますが、人間は「温度×湿度×気流感×輻射熱」の4つの要素で温度を感じます。実際部屋の中が暑くても、そよ風が入り込むと涼しく感じますよね。このように体感温度というのは、必ずしも温度だけで決まるわけじゃないんです。
そしてこの屋根裏エアコンは、一見「屋根裏から冷気を落とす」という単純な仕組みですが、
- 屋根裏から冷気を落とすことで生じる「気流感」
- 天井が冷えると涼しく感じるという「輻射熱効果」
せやま式屋根裏エアコンのメリットは?
①冷えすぎることなく、快適な温度が維持できる
各部屋エアコンだと、どうしても部屋が冷えすぎてしまいます。だけど消したら暑くなるし、暑くなってつけたら寒いし…と寝苦しくなりますよね。
一方、屋根裏エアコンであれば空間をダイレクトに冷やすのではなく、屋根裏空間で冷やした空気を各部屋に供給するのに加え、「輻射熱×気流感」によって体感温度が下がるため、エアコンをつけっぱなしにしても、冷えすぎることなく快適な温度でぐっすり眠れます。
この「つけっぱなしでも快適に眠れる」というのが、せやま式屋根裏エアコンを導入する最大のメリットですね。
②こまめにON/OFFしないため電気代も安い
先にもお話ししたように、エアコンで一番消費電力が大きいのは「電源を付けて設定温度まで室内を冷やす時」です。
屋根裏エアコンの場合、そもそも冷えすぎることがないため、こういったON/OFFを繰り返すことによる電気代を抑えることにもつながります。
本当にエアコン1台で全部屋を賄えるの?
後ほど私の家で実験した結果をお見せしますが、結論問題なく全部屋冷えます。
屋根裏エアコンとしてする際の推奨サイズは「6~8畳用」ですが、せやま基準を満たした家であれば、「8畳用」のエアコンでもざっくり「30畳強」まで対応できます。
「実際に8畳用でどのぐらいの畳数まで対応できるか?」については、家の性能レベルやお住まいの地域における最高気温などにもよりますので、以下で公開している無料の早見表を活用してみてください。
せやま式屋根裏エアコンのデメリットは?
①各部屋での温度調整に限界がある
当然ですが、屋根裏エアコンは「1台のエアコンで2階の全部屋を賄うシステム」ですから、各部屋ごとの温度調整は苦手です。
一応屋根裏から各部屋に冷気を落とすためのファンがあるので、このON/OFFである程度は調整できるんですが、極度の暑がりさんがいる場合はやや不向きだと思います。
②極端に低い温度設定では使えない
屋根裏エアコンの設定温度は「22~23度」が推奨ですが、これを下回る温度まで下げると、屋根裏空間の結露リスクがあります。
そのため、ご家族に「室温24~25℃じゃ暑い!」という方がいる場合はおすすめできません。
③天井に「はしご/給気口/ファン」が設置される
詳しくは後述しますが、屋根裏エアコンの導入する場合、併せて「はしご」や「給気口」、「ファン」などの設備を天井に設置する必要があります。
すべて「2階天井への設置」なので、よっぽど気にならないとは思いますが、2階も見た目にこだわりたい!という方にとってはデメリットになるでしょう。
④若干音漏れの心配がある
屋根裏エアコンでは、屋根裏空間⇔各部屋を排気口でつなげるため、屋根裏空間を通じて音漏れが生じる可能性があります。
屋根断熱にウレタン吹付を採用している場合、これが吸音材の役割を果たすため、経験上ほとんど気にならないレベルだと思いますが、音漏れの心配が残るという点はデメリットでしょう。
⑤入居当初、屋根裏断熱材の臭いが残る
各部屋、屋根裏空間とつながっているため、入居したての頃は屋根裏の「断熱材の臭い」が部屋に残る可能性があります。
ただしっかり換気してあげれば時期になくなりますので、工事期間中や入居時に各部屋のファンを常時運転させてあげれば問題ないでしょう。
屋根裏エアコンの設置方法について
屋根裏エアコンは「せやま印工務店」で!
屋根裏エアコンの施工自体はそこまで難しいものでもありませんが、以降で紹介する設置上の要点だけでなく、間取りや換気計画なども踏まえて施工しないと、全部屋しっかり冷えなかったり、各部屋で温度差が生じたり…とうまく機能しない場合があります。
私が直接審査・認定を行った「せやま印工務店」であれば、屋根裏エアコンを問題なく機能させるための「施工マニュアル(完全版)」をお渡ししていますので、せやま式屋根裏エアコンの導入される場合は、必ず「せやま印工務店」に施工してもらうようにしてください。
以降でご紹介している施工・設置方法については、あくまで一般公開可能な「概要版」となります
せやま印工務店とは?
「せやま印工務店」とは、家づくりにおける“ちょうどいい塩梅”を実現する工務店認定プロジェクト(無料)。
家の4大要素「性能」×「標準仕様」×「価格」×「人」に関する厳しい基準(全87項目)をクリアした「せやま印工務店」と、日本全国の施主(通称:クルー)を橋渡しする、”ちょうどいい塩梅の家づくり”を実現するためのプロジェクトです。
「せやま印工務店」について:『せやま印工務店とは?|家づくりに、いい塩梅を。|BE ENOUGH』
「屋根裏エアコンの導入」に必要な設備は?
屋根裏エアコンの導入には、以下設備の導入が必要になります。
- 【大前提】「屋根断熱」を採用天井断熱の場合、屋根裏エアコンは導入できません
- 壁掛けエアコン(6~8畳用)
- 冷気を落とすための排気口+ファン(各部屋+廊下)
- 屋根裏空間への給気口
- 点検口+点検用はしご
壁掛けエアコン(6~8畳用)
屋根裏に設置するエアコンは、2階の広さにもよりますが大抵「6~8畳用(一番低いグレード)」を使ってもらえればOKです。
また設置する際には、全部屋にできる限り均等に冷気を落とすためにも、切妻屋根なら棟の近くなどなるべく高い位置に、加えて故障時やフィルターメンテナンスのことも考えて、点検用のはしごの真上に設置してあげましょう。
屋根裏ってホコリっぽいんじゃない?
「屋根裏空間=埃っぽい」と思う方もいるかもしれませんが、実はホコリの正体は「繊維くず」。
そのため布が少なく、人が活動しない屋根裏空間はそもそもホコリが生じづらい空間なんです。(そのため、フィルター掃除も1年に1回程度でOKです)
冷気を落とすための排気口+ファン
各部屋の天井には、屋根裏で冷やした冷気を供給するための「排気口+ファン」を設置します。
主寝室や子ども部屋などの居室に加え、廊下(トイレの近く)に設置すると、廊下やトイレが暑くなるのも防げますよ。
屋根裏空間への給気口
この給気口は、屋根裏空間への給気を行うための設備ですね。
給気口については、より効果的に空気を吸い上げるためにも、なるべく「エアコンの近く」につけるのがおすすめです。(エアコン近くに給気口を設置することで、点検口を開けずともリモコン操作が可能になります)
省令準耐火構造の場合は「防火ダンパー」を設置
「省令準耐火構造」にする場合は、給気口・排気口に対して「防火ダンパーの設置」などの対応が必要になるため、必ず設計士に相談したうえで法令遵守してください。
点検口+点検用のはしご
最後に点検口+点検用のはしごです。
これは特に指定はありませんが、設置場所については「上がりやすく、なるべくエアコンに近い場所」に設置してください。ただし、はしごが来る真下には家具が置けなくなってしまうので、クローゼットの中など「なるべく物を置かない場所」に設置するとよいでしょう。
せやま式屋根裏エアコンの導入・維持コストは?
屋根裏エアコンを導入する際、壁掛けエアコンに加え、各部屋に排気口や給気口、点検口+点検用のはしごなど、様々な設備が必要になりますが、特別なシステムは一切使用しないため、導入時のコストはざっくり「6畳用エアコン×3台分」ぐらいです。
大体2階に部屋を設ける場合3~4部屋が一般的ですから、導入コストとしては「各部屋に1台ずつ設置するのと同じぐらい」ですね。そのため「2階に2部屋しかない」という場合は、各部屋エアコンの方がコスト的には安上がりになります。
ただ実際に稼働させたときの維持コストで言うと、稼働は1台だけ+つけっぱなしOKなので電気代も安上がりですし、万が一故障したとしても1台直せばいいだけなので、維持コストの面で言うと各部屋設置よりも圧倒的にお得でしょう。
【検証】屋根裏エアコンで各部屋の温度はどうなった?
夏の検証結果
実際に屋根裏エアコンを導入している私の家で、「各部屋どのぐらい冷えるのか?」を実験してみました。結果は以下の通りです。
屋根裏エアコンの検証結果(夏)
<実験環境>気温:38.0℃ ※リビングエアコン25℃設定で運転+屋根裏エアコン23℃設定で運転
- 主寝室:24.6℃
- 子ども部屋:24.6~25.0℃
- 廊下:24.6℃
外は38.0℃と警報級の暑さでしたが、廊下から主寝室、子供部屋まで、「24.6~25.0℃」と暑すぎず寒すぎない室温のうえ、各部屋一定の温度になりましたね。温度が下がっているので相対湿度は高く見えますが、それでも全然過ごしやすいです。
またエアコンの設定温度としては、日中は屋根裏エアコンの温度設定から「+1.5℃~2℃」、夜は「+1℃~1.5℃」くらいになるため、部屋を25℃にしたいなら23℃設定にしておく、というように設定するといいと思います。
ただし、屋根裏空間が22℃を下回ると結露する恐れがあるので、設定温度は「下げても22℃まで」にしておきましょう。
冬の検証結果
冬はせやま基準※をクリアしたうえで、LDKにエアコンを設置していれば、階段を通じて2階も自然と暖まります。外気温5℃くらいまでであれば、屋根裏エアコンを稼働させずともOKでしょう。
ただし5℃を下回ったり、間取りの影響で1階の暖気が2階に上がりにくい場合(ホールエアコン、LDKのエアコンから階段までが遠い)は、必要に応じて屋根裏エアコンを運転させることで、より効率的に2階を温めることができます。
以下データは、実際に氷点下の日に屋根裏エアコンを稼働させた際のものです。
屋根裏エアコンの検証結果(冬)
<実験環境>気温:-2℃(午前7時10分) ※1階LDKエアコン:22℃設定+屋根裏エアコン:23℃設定で運転
- 主寝室:22.5℃ 屋根裏エアコン稼働前は20.9℃
- 子ども部屋:23.0℃屋根裏エアコン稼働前は21.4℃
- 廊下:23.1℃屋根裏エアコン稼働前は21.7℃
通常暖気は上に滞留する性質があるため、「屋根裏から暖気を落とす」というのは効率が悪いのですが、ファンが強制的に暖気を各部屋に供給する仕組みのため、暖房であっても各部屋問題なく暖めることができました。
また屋根裏エアコンを稼働させると、その分より乾燥しやすくなりますので、加湿器も忘れずに運転してください。(屋根裏エアコン稼働時に限らず、適度な加湿は怠らないようにしましょう)
屋根裏エアコンに関するよくある質問
Q. 「夏型結露(逆転結露)」は大丈夫ですか?
結露というと「冬」のイメージが強いかもしれませんが、例えばビールジョッキのように冷えすぎたモノを置いておくと、たとえ夏であっても結露が発生してしまいます。
つまり「屋根裏エアコンで屋根裏空間を冷やしすぎてしまうと、結露するんじゃないか?」ということです。
これについては、絶対とは言い切れませんが、以下の条件を守ってもらえれば結露のリスクは極めて低いです。
夏型結露を避けるための条件
- 家の外側には、透湿性の低い「構造用合板」という外部構造用面材を使用すること
- 断熱材には「A種3ウレタン160mm」と同等の屋根断熱性能を確保すること
- 屋根裏エアコンの設定温度は「22℃くらい」までに抑えること
- 屋根裏エアコンの周囲を閉鎖的にしないこと
上記条件を守ったうえであれば、既に20軒以上導入済みですが結露した事例は1件も出ていません。
Q. ショートサーキット現象は起きないんですか?
ショートサーキット現象とは、給気口と排気口の位置が近すぎることで生じる「特定の狭い範囲内で完結してしまう空気循環」を指します。
確かに各部屋の天井に排気ファンを設置しない場合であれば、エアコン⇔給気口間でショートサーキット現象が生じる可能性もありますが、上記のように各部屋に排気ファンを付けることで、屋根裏⇒各部屋への排気が強制的に行われ、そこを起点に各部屋⇒給気口へと向かう「空気の流れ」が発生するため、適切に導入してもらえればショートサーキット現象の心配はありません。
Q.屋根裏エアコンでうまくいかない事例は?
上記の実験結果のように、工務店にお渡ししているマニュアル(完全版)に従って導入してもらえれば、各部屋問題なく冷えてくれますが、導入が失敗する場合には、以下のようなケースが考えられます。
失敗事例①:「排気ファン」の位置が悪い
屋根裏エアコンでは、屋根裏で冷やした空気を各部屋の排気ファンで供給する仕組みですから、エアコンと排気ファンの距離が遠すぎたり、排気ファンにエアコンの冷気が届かないという場合、うまく冷気が供給されなくなってしまいます
失敗事例②:各部屋の「窓の位置」が悪い
例えば、部屋の「北東」とか「北西」に大きな窓があると、朝日や西日でギャンギャンに暑くなってしまうわけですが、こうなると屋根裏エアコンで頑張って冷やしても、太陽の熱に負けてしまう可能性があります。
これは屋根裏エアコンに限った話ではありませんが、窓の位置を考える際には、日射のことも考え北東・北西方向にはなるべく大きな窓をつけないように意識する事をおすすめします。
関連記事:『【方角別】日射取得/遮蔽を踏まえた「窓の設置場所」と「窓の種類」を解説!』
失敗事例③:「屋根裏空間の高さ」が低すぎる
先にお伝えしたように、屋根裏エアコンを導入する場合、なるべく棟の近くなど、屋根裏空間の中でも「高い位置への取付」が推奨です。
これは低い位置にエアコンを設置してしまうと、冷気がすぐに下に落ちてしまうため排気ファンまで届かず、先述の①と同様に冷気が各部屋に供給されなくなってしまう可能性があるからですね。
なので導入を検討される場合には、屋根裏空間の高さが十分か?エアコンは十分な高さに設置可能か?なども併せて確認するようにしてください。
Q.屋根裏だとメンテナンスが大変じゃない?
確かに、フィルター掃除の際にははしごを登らないといけないのでちょっと大変ですね。
ただ、屋根裏空間は居住空間とは異なり、ホコリも少ないので、頻度としては「月に1回」くらいで特別なメンテナンスも不要です。
また各部屋エアコンの場合は、メンテナンス箇所=設置台数分になりますが、屋根裏エアコンの場合は1箇所だけですから、そう考えると特段面倒臭いことはないと思います。ただし、給気口と排気ファンのところは、多少埃が溜まってきますので、そこはシャッ!と掃除してもらえればと思います。
まとめ
屋根裏エアコンについて抑えておくべきは以下の4点
せやま式屋根裏エアコンのまとめ
- エアコン計画のネックは「2階の夏対策」
⇒各部屋エアコン設置が無難だがデメリットも… - 屋根裏エアコンは、「エアコン1台で全部屋を管理する仕組み」
- 【+】直接冷やさないので、快適+電気代も安くなる!
- 【-】設定温度20度レベルの暑がりさんには不向き
⇒温度を下げすぎると結露してしまうため
- 導入の際には、「せやま印工務店」での施工を推奨
⇒認定工務店には、設置時の詳細マニュアルを提供済み - 導入時の注意点
- エアコン:「6~8畳用(一番下のグレード)」で十分
⇒なるべく棟近く+点検用はしごの真上に設置 - 排気口+ファン:廊下(トイレ近く)にも設置推奨
- 給気口:エアコン近くに設置推奨
⇒防火ダンパーなどの対応は設計士に相談を! - 点検口+はしご:物を置かない+エアコンに近い場所を推奨
- エアコン:「6~8畳用(一番下のグレード)」で十分
性能で迷ったら「せやま基準一覧表」
BE ENOUGHでは、住宅会社選びのための補助ツールとして、「せやま性能基準」と「せやま標準仕様」の2つからなる「せやま基準一覧表」を無料配布しています。
「せやま性能基準」を使えば、上記で紹介したように各建材について、「完全に不足→少し不足→ちょうどいい塩梅→余裕が余れば」と家づくりで抑えておくべき性能レベルを検討できます。
詳しい使い方に関しては、下記リンク先の記事をご覧ください。
ダウンロードページ:『せやま基準一覧表|お役立ちツール|BE ENOUGH』
合わせて読みたい記事:『営業マンより「家の性能」に100倍詳しくなる方法|せやま性能基準』
解説動画(YouTube):『家づくりの超実践ツール「せやま基準一覧表」の使い方<総集編>』