2024.11.14
家づくりが始まって、「大工さんに差し入れをしたいけど、何を差し入れすればいいの…?」と悩む施主も多いでしょう。
特に上棟式や棟上げの時は、大勢の職人さんと顔を合わせるのに、手ぶらで行くのもなんだか気が引けてしまいますよね。
そこで本記事では、実際に関西圏の大工さん達(n=40)に聞いた「差し入れに関するアンケート結果」を発表しつつ、大工さんへの差し入れのベストアンサーをご紹介していこうと思います。
差し入れは無理のない範囲でね!
本記事の内容は、YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!
参考動画(YouTube):『大工さんが夏に貰って困る差し入れは何?頻度やタイミングは?本音のアンケート結果発表!』
目次
そもそも現場見学って行ってもいいの?
そもそもの話ですが、現場見学は「家づくりの醍醐味の一つ」なので遠慮なく行ってください。
「現場を見に来るな!」なんて言う工務店は正直ロクなところじゃないので、契約前に「建築現場に頻繁に見に行きたいんですが、大丈夫ですか?」と聞いてみましょう。
快諾してもらえるのが普通ですが、見学を嫌がるような会社は、職人さんへの教育が行き届いていない可能性もあるのでちょっと要注意ですね。
ただ現場見学には絶対やっちゃいけないNG行為もあります。以下の記事で詳しくまとめていますので、これから見学に行こうと思っている方はこちらも併せてご覧ください!
関連記事:『現場見学前に!家づくりで職人さん・工務店から嫌われるNG行為と注視すべき点は?』
大工さんに聞いた「差し入れ」に関するアンケート結果
Q.そもそも差し入れがもらえたら嬉しい?
「嬉しい」と回答した大工さんが90%
これに関しては、「嬉しい」と答えた職人さんが90%でした。残り10%は「いらない」という回答ですね。
ただ、やはり大工さん・職人さんのほとんどは「差し入れがもらえたら嬉しい」と感じているようです。
そのため、「そもそも差し入れをすべきか?」という点については、「差し入れをした方が喜んでくれる」というのがアンサーになりそうですね。
Q.差し入れは「どのくらいの頻度」がうれしい?
これは、関西の大工さんならでは…なのかもしれませんが、結果としては以下の通り。
1位 「見学時は毎回もらえたら嬉しい!」(26%)
2位 「週に1回」(21%)
3位 「月に1回」(16%)
4位 「毎日」(8%)
意外ですが、関西の大工さん・職人さんは、施主さんが来るたび「差し入れをもらえたら嬉しい」と感じているようです。
若干地域性によってもブレがあると思いますが、ここから見ても、やはり「差し入れは喜んでもらえる」は確実ですね。
結論、割合としてはきれいにバラけているので、頻度についてはあまり気にせず、週に1度見学に行くのであれば、そのたびに持って行っても良いと思います。
ただ、毎日とか2~3日に1回と、見学の頻度が高い場合は、施主側の負担も大きくなってしまうので、そういった場合は「たまに」でも良いでしょう。
Q.差し入れをもらって嬉しいタイミング・時間帯は?
こちらは、1位が同率で2つありましたが、結果としては以下の通り。
1位 「午前の休憩中(10時頃)」(29%)
1位 「午後の休憩中(15時頃)」(29%)
3位 「お昼休憩の前 or お昼休憩中」(26%)
時間は違えど、やはり休憩時間中の差し入れが一番嬉しいようですね。
休憩のタイミングは、午前の休憩なら10時、午後の休憩なら15時が一般的ですが、現場によっても異なるので、前もって現場監督さんに聞いておくのが一番でしょう。
結論としては、差し入れをもっていくなら、「10時頃」・「12時~13時」・「15時頃」くらいがおすすめ。ただ、工事が終わる「17時」や「18時」が嬉しいと答えた人も8%ほどいましたので、「休憩中や仕事終わりのタイミングであれば喜んでくれる」と考えてもらってよいでしょう。
Q.”夏”にもらって「嬉しい差し入れ」って何ですか?
では、夏にもらって嬉しい差し入れはなんでしょうか。複数回答可で回答してもらった結果はコチラ。
1位 「スポーツドリンク」(76%)
2位 「お茶」(58%)
3位 「水」(40%)
4位 「凍ったスポーツドリンク」(24%)
5位 「炭酸飲料」、「コーヒー」、「アイス」(13%)
この結果を見ると、夏は「冷たい飲み物」が一番喜ばれるみたいですね。
ただ真夏だと、時間が経てばすぐぬるくなってしまいますから、そんな時は、コンビニや薬局などに売っている凍ったスポーツドリンクやお茶が喜ばれると思います。
また、炭酸飲料・コーヒー・アイスに関してはそれぞれ回答が同数でした。
炭酸飲料が好きな職人さんは結構多いので、もう少し上位に来ると思っていたんですが、やはり暑すぎると「炭酸を飲んでる場合じゃない!」となるのかもしれませんね。
またコーヒーは、冬に喜ばれる差し入れの筆頭ですが、夏はゴクゴク飲めないというところからも、そこまで上位ではないようです。
その他、少数回答としては「冷たいおしぼり」や「ウイダー」、「ばかうけ」、「ハッピーターン」、「凍った果物」などの回答もありました。
Q.逆に、「夏にもらって困る差し入れ」って何がありますか?
「ありがとう」とは言うものの、内心「これ、どうしたらいいんだろう」と思ってしまう差し入れについても、聞いてみました。
1位 口の中の水分がなくなる食べ物
2位 すぐ食べないと困るもの
3位 腐るもの
例えば、「カステラ」、「どら焼き」、「菓子パン」などの口の中の水分がなくなる食べ物は困る職人さんが多いようです。
2位の「すぐ食べないと困るもの」といえば、もらって嬉しい差し入れランキングにもランクインしていた「アイス」がそうですね。
こういったすぐに食べないと困るものについては、持って行くこと自体は問題ないのですが、工事中にもって来られても困ってしまいますから、休憩のタイミングを狙って持って行くようにしましょう。
また、3位の「腐るもの」については、中には「生もの」や「果物」を持ってくる施主さんもいるようです。当たり前ですが、腐るものは差し入れとして喜ばれないので注意してくださいね。
まとめ
実際に大工さんに聞いた、夏の差し入れに関するアンケート結果は以下の通り。
差し入れに対する職人さんの本音は?
- Q.そもそも差し入れがもらえたら嬉しい?
⇒「嬉しい」と回答した職人さんが「90%」 - Q.差し入れは「どのくらいの頻度」がうれしい?
⇒「見学時に毎回もらえると嬉しい」という職人さんが多いが、「1~2週間に1回程度」がいい塩梅 - Q.差し入れをもらって嬉しいタイミング・時間帯は?
⇒「休憩中(10時・15時)や仕事終わりのタイミング」が理想 - Q.”夏”にもらって「嬉しい差し入れ」って何ですか?
⇒スポーツドリンク/お茶/水/凍ったスポーツドリンク - Q.逆に、「夏にもらって困る差し入れ」って何がありますか?
⇒口の水分がなくなるもの/溶けるもの/腐るもの