2024.11.14
家を建てる際には、大手ハウスメーカーか小規模な工務店に依頼をします。どちらにも当然ながら一長一短がありますが、今回は大手ハウスメーカーに依頼するメリット・デメリットを紹介していきます。内部事情や、盲点になりがちな観点も紹介しますよ!
自分にとっての家作りの優先順位を考えましょう!
本記事の内容は、YouTube動画でも分かりやすく解説していますので、こちらもご覧ください!
参考動画:大手ハウスメーカーで家を建てる5つのメリット|工務店のデメリット
目次
大手ハウスメーカーで家を建てる5つのメリットは?
何事もメリットだけのこともなければ、デメリットだけのこともありません。そこで、今回は大手ハウスメーカーで家を建てる際のメリットを紹介していきます。このメリットを重視する人は、ハウスメーカーで家を建てるのに向いていますよ。
まず、5つのメリットとはこちら!
- サービスが手厚い
- 得体の知れない安心感
- 住宅ローンが有利
- 親からの援助に有利
- 倒産リスクが低い
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
大手ハウスメーカーのメリット①サービスが手厚い
大手ハウスメーカーで家を建てるメリットとして絶対にあるのが、サービスが手厚いことです。これはもう、絶対にあります。個人的な見解としては、サービスよりもハード(家の性能)や、住んだ後の快適性が大事だと思いますが、やはりサービスの良さはハウスメーカーの確実なメリットとなるでしょう。
契約前
たとえば会社にもよりますが、総合展示場にモデルハウスがあります。さらに無料でプランを描いてくれますし、地盤調査も無料で行ってくれます。無料で測量も入れてくれますね。結局、「契約した人」がお金を払っているので、無料サービス分の費用を負担しているわけですね。サービスとしてはかなり手厚いんです。
契約後
契約をしてからも打ち合わせの参加人数が多く、2人~3人参加しています。また、アフターサービス専門の担当者も在籍しているので、24時間対応窓口がある会社もあるので、その分利益率は高く設定されているものの、そういう面でのサービスも良いでしょう。
社員の基礎能力
営業マンや設計の基本的なサービス力も高いんです。大学を卒業して就職試験を受ける際には、大体の人が小さな工務店よりも年収水準が高いハウスメーカーを受けます。そのため優秀な学生が集まりやすいと言われています。
大手ハウスメーカーのメリット②安心感がある
また、大手のハウスメーカーには得体の知れない安心感もあります。家作りは一生に一回で、施主にも経験値がないんです。その割に検討することが多く、知らないことばかりを決めなければなりません。調べようと思っても、各社が色々なことを言っているので、誰を信じれば良いのか分からなくなってしまう人も多いでしょう。
なので「よく分からないのでとりあえず大きくてCMやってる会社は変なことはしないだろう!」なんて感覚で選ぶ人もいますよね。
「なんとなく分からない」というのは、個人的には施主の勉強不足で勉強をサボりすぎだと思うのですが、全ての施主がそこまで勉強できるわけではないですよね。なので、そういう意味では大手ハウスメーカーの安心感もメリットの一つだと思います。
大手ハウスメーカーのメリット③住宅ローンが有利
大手ハウスメーカーで建てると住宅ローンが有利になるのは、明らかなメリットでしょう。銀行はローンを組む際に住宅会社の与信(安定性)を重視します。大きな住宅会社になればなるほど銀行と提携しているので、金利や借入金額で有利になるんです。小さな工務店から申し込むのと、大手のハウスメーカーから申し込むのでは、条件が異なるんです。もっと言えば、施主が銀行に直接持ち込むのは不利になるので、非推奨です。全然優遇がきかないのでやめておきましょう。
さらに言うと、着工金や中間金を一時的に貸してくれる「つなぎ融資」に関しても、大手ハウスメーカーは独自のつなぎ融資を持っています。これはケチのつけようのない、ハウスメーカーのメリットですよね。
大手ハウスメーカーのメリット④親からの援助にも有利
ハウスメーカーで建てる方が、親からの援助のネタにもなります。親世代は特にハウスメーカー全盛期に生きてきていますし、新しい情報を集めるのを苦手としています。そうなるとやっぱり、親世代は工務店だと不安になりがちで、ハウスメーカーだと安心してくれるんです。
個人的には、ハウスメーカーで建てると質の割に価格が高くなってコスパが悪いので、親からの援助をもらったところで、本当に得になるのかは疑問が残ります。ただし、援助がもらいやすいというのは確実にメリットですよね。
大手ハウスメーカーのメリット⑤倒産リスクが低い
また、家の建築中に倒産するリスクも低いんです。小さい工務店に比べると、やっぱり大手ハウスメーカーの倒産リスクは低いですよね。小さい工務店の場合、やっぱりちょっと不安になってしまいます。
もちろんハウスメーカーが倒産危機に陥る場合もありますが、それでもなんだかんだで吸収/合併等で経営は継続される可能性が高いんです。完全につぶれて「もう知りません!」と言われる可能性は、工務店に比べると低いでしょう。
なので、工務店で建てる場合には、完成保証に必ず入って、建築途中の工務店の倒産に備えるようにしましょう。一方、ハウスメーカーで建てる場合には、完成保証加入の優先度は低くなります。このように、経営上安定しているのもハウスメーカーの強みの一つです。
一方、ハウスメーカーの場合は問題が起きた時に営業担当者が急に異動になってしまい、怒りの矛先がなくなってしまう、なんてケースもないわけではありません。ただし、それでも倒産リスクに比べれば問題ないでしょう。
まとめ
大手ハウスメーカーで家を建てる5つのメリット
- サービスが手厚い
- 安心感がある
- 住宅ローンに有利
- 親からの援助にも有利
- 倒産リスクが低い