寒冷地でも「Low-Eペアガラス×アルゴンガス」で大丈夫?

寒冷地の場合はさらに断熱性能を上げる必要が…

窓際の冷えを減らしたければ「Low-Eトリプル」に

省エネ区分(全8段階)(出典:IBECs/地域区分)

断熱性能の基準として、各都道府県「省エネ区分(全8段階)」に分けられているのですが、「Low-Eペアガラス×アルゴンガスで十分だよ」というのは、主に「5〜8」の温暖地域

寒冷地になると、少し話は変わります。1〜4の寒い地域では、さらに断熱性能を上げる必要があります。

この時、窓だけではなく「家全体の断熱性能」を上げていかなければならないのですが、そうなると「やっぱり窓が大事だから、窓の性能を上げるべき?」とか「壁の断熱が優先じゃない?」なんて悩んでしまうと思います。

これに関しては、窓周辺の冷えを防ぎたいなら窓のグレードを「Low-Eペアガラス⇒Low-Eトリプルガラス」に変更するのがおすすめです。

「壁」の断熱性能を上げるのもマスト!

ただし、「家全体」で考えると話は変わります。

従来、家の熱は50%近くが窓から逃げるのですが、窓の性能を上げると、今度は「窓」よりも「外壁」から逃げるようになります。なので寒冷地で家全体の断熱性能を効率的に上げたいのであれば、壁の断熱性能を上げる方が良いんです。

窓周辺など、局所的な寒さをやわらげるなら窓のグレードを上げる…、家全体のグレードを上げたいなら壁の断熱性能を上げる…というイメージですね。もちろん、お金があるなら両方のグレードを上げるのもアリです。

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