【完全攻略】購入前に知っておきたい家電選びのツボ|これだけは絶対ケチらないで【2026年最新版】新築/注文住宅/冷蔵庫/テレビ/エアコン/洗濯機

新築の家電選び完全攻略!高性能住宅で失敗しない選び方

新築の完成に合わせて、テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどを新しく買い替える人は多いですよね。

ただ、家電選びは意外と失敗しやすいポイントです。

部屋に対して大きすぎるテレビを買ってしまった。冷蔵庫や洗濯機を購入したものの、搬入経路が狭くて家の中に入らない。高性能住宅なのに、賃貸住宅と同じ感覚で大容量のエアコンを買って余計なお金を使ってしまった。

こんな失敗は珍しくありません。

特に、一定水準以上の断熱・気密性能を確保した注文住宅では、これまで賃貸住宅で使っていた家電とは選び方が変わるものもあります。

そこで今回は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、エアコン、加湿器、ロボット掃除機、防犯カメラまで、新築で検討したい家電を一通り解説します。

私の家でどんな基準で選び、どんなメーカー・機種を採用したのかも交えながら紹介するので、入居前の家電選びの参考にしてください。

家本体にお金をかけすぎず、高性能家電に予算を回す

家電選びの前に、大前提として伝えたいことがあります。

家電には、ある程度しっかりお金を使ってください。

家づくりでは、「家事が楽になる間取りにしよう」「家事動線を短くしよう」と考えますよね。キッチンやお風呂も、使いやすさを考えながら選んでいるはずです。

実は、それと同じくらい日々の暮らしに影響するのが家電。

冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機、ロボット掃除機、エアコン、加湿器などの選び方次第で、入居後の家事負担や住環境は大きく変わります。

数千万円をかける建物で100万円、200万円とコストダウンし、その分を便利な家電へ振り向ける。その方が、実際の暮らしはかなり楽になります。

もちろん、家そのものの質を落としていいという話ではありません。

断熱・気密・耐震など、80〜90点以上の質はしっかり確保する。そのうえで家を必要以上に大きくしたり、不要な部分へお金をかけたりせず、建物コストを抑える。

そして余った予算を、高性能な家電へ。

この考え方がおすすめです。

1. テレビ|サイズ・画質・地震対策

 ソファとの距離に合ったテレビサイズを選ぶ

テレビで最も失敗しやすいのが、サイズ選びです。

テレビメーカーのサイトなどを見ると、「テレビからソファまで約2mなら55型」といった推奨サイズが掲載されていますが、個人的にはかなり大きめ。2m程度の距離で55型だと、かなり画面が近く感じます。

もちろん感じ方には個人差がありますが、「メーカーの一覧表どおりに買ったら想像以上にテレビが大きかった」ということもあるので注意してください。

私が目安としているサイズは、次のとおりです。

テレビとソファの距離が3〜3.5P程度なら、43型がちょうどいいサイズ。少し大きめが好きなら55型。

3.5〜4P程度確保できる場合は、55型がおすすめです。少し迫力を出したいなら65型も選択肢。

55型は販売台数も多いサイズなので、価格とのバランスも取りやすいでしょう。

4〜4.5P程度離れるなら、55型では少し小さく感じるため65型。

4.5〜5P程度まで距離を取れる大空間なら、75型クラスも候補になります。

最終的には好みですが、テレビメーカーが提示している推奨サイズはやや大きめと考え、実際の視聴距離を確認して選びましょう。

 有機EL・液晶・4Kの選び方

テレビは、大きく分けると有機ELと液晶の2択になります。

有機ELのメリットは、画質の美しさ。特に黒の表現がきれいです。さらに、斜めから見ても画質が落ちにくい、視野角の広さも魅力。

私も広島東洋カープの試合などスポーツを見ることが多いのですが、スポーツ観戦では必ずしもテレビを真正面から見るとは限りません。キッチンやダイニングなど、横方向から見ることもありますよね。

一方で、有機ELは価格が高く、消費電力も液晶より大きくなる傾向があります。

液晶テレビはその逆。

画質では有機ELに一歩譲るものの、最近の液晶も十分きれいです。価格や電気代を重視するなら、液晶テレビが候補になります。

さらに最近は、「Mini LED」を採用した液晶テレビも増えています。従来の液晶より画質がかなり向上しているので、有機ELだけに絞らず比較してみてください。

画質については、フルHD、4K、8Kのどれを選ぶか迷う人もいますが、基本的には4Kで十分です。

フルHDの機種は減っていますし、8Kは対応コンテンツ自体がまだ限定的。

一般家庭で使うなら、4Kを選んでおけば問題ありません。

また、最近のテレビは非常に薄くなっています。そのため、地震で大きく揺れると転倒する危険も。

テレビが壊れるだけでなく、人に倒れてくれば危険です。新築時には、耐震ベルトなどを使ってテレビが倒れないように固定してください。

2. 冷蔵庫|容量・搬入経路・扉の開き方

冷蔵庫は、できるだけ早い段階でサイズを決めてください。

メーカーや細かな機種まで決める必要はありません。

ただし、「何L程度の冷蔵庫を置くのか」「幅・奥行きはどれくらいか」は、間取り作成時に把握しておきたいところ。

大容量冷蔵庫を購入する予定なのに、一般的な冷蔵庫を前提に間取りを作ってしまうと、希望する機種が入らないことがあります。

冷蔵庫スペースを900mm程度確保していても、機種によっては余裕が足りないケースも。

早めに容量とサイズの目安を決め、その冷蔵庫がきちんと収まるスペースを確保してください。

もう一つ重要なのが、搬入経路。

特に2階リビングの場合は要注意です。

大型冷蔵庫を階段から2階へ上げる必要がありますが、階段幅や曲がり方によっては通らない可能性があります。

手すりを外せば通せる場合もありますが、搬入スペースがギリギリだと、引っ越し業者から「安全に運べないので対応できません」と断られることも。

購入予定の冷蔵庫サイズを早めに住宅会社へ伝え、設置場所だけでなく玄関から冷蔵庫までの搬入経路も確認しておきましょう。

 容量・扉・収納位置・セカンド冷凍庫

冷蔵庫は、少し余裕を持った容量がおすすめです。

私の家は6人家族ですが、600Lクラスを使っています。5人家族以上なら600L程度でも使いやすいでしょう。3〜4人家族なら400〜500L程度でも十分です。

冷蔵庫は容量が大きくなっても価格差が極端に大きいわけではないため、置けるスペースがあるなら少し大きめを選ぶのもあり。

また、メーカーによって野菜室と冷凍室の位置が違います。

私の家では東芝の「VEGETA」を使っていますが、選んだ理由の一つが野菜室の位置。

よく使うものは、腰を深く曲げずに出し入れできる位置にある方が便利ですよ。

野菜をよく使う家庭なら野菜室が上。冷凍食品を頻繁に使うなら冷凍室が上。毎日のことなので、かなり使い勝手が変わります。

扉の開き方も要チェック。最近は左右両開きのフレンチドア(観音開き)が多いですが、左右の扉サイズが同じとは限りません。

大きい扉側に壁があると、開けにくくなる場合があります。

基本的には、大きい扉を壁と反対側へ開けられる配置が使いやすいでしょう。

冷蔵庫自体は1P程度のスペースに収まっても、扉を開けたときに壁へ当たり、90度以上開けられない場合があります。

そこまで気にしないなら問題ありませんが、「奥までしっかり引き出したい」という人は少し余裕を取ってください。

例えば2700mmのカップボードを2550mmにして、冷蔵庫側へ15cm余裕を持たせる。

これだけで扉がしっかり開き、中の物を取り出しやすくなります。

また、必須ではありませんが、セカンド冷凍庫もかなり便利です。

ふるさと納税で食材が大量に届く家庭、作り置きをする家庭、冷凍食品をよく使う家庭では特に重宝します。

私の家では、幅36cm程度のAQUAのスリムタイプを使っています。

アイリスオーヤマにも似たスリムタイプがあります。

パントリーのカウンター下などへ置きたいなら、背が低く横幅のあるタイプでもOK。

セカンド冷凍庫は、霜取りの手間が少ないファン式がおすすめです。

さらに引き出しタイプなら奥まで収納しやすく、スペースを無駄なく使えます。

3. 洗濯機|縦型・ドラム式

洗濯機は、縦型とドラム式のどちらを選ぶかで迷いますよね。

基本は、洗濯物をどう乾かすかで決めます。

まず注意したいのが搬入経路。特に大型のドラム式洗濯機は本体がかなり大きく、廊下を通れても脱衣室の入口で止まることがあります。

脱衣室の扉の有効開口が650mm程度しかないと、機種によっては搬入できません。

買った洗濯機が脱衣室に入らない。これはかなりつらい失敗です。

ドラム式を使う予定なら、早い段階でサイズを住宅会社へ伝え、玄関から脱衣室まで搬入できるか確認してください。

特に脱衣室の扉は、できるだけ広めの有効開口を確保しましょう。

ガス衣類乾燥機など、洗濯機とは別の乾燥機を導入するなら、縦型洗濯機がおすすめ。

縦型は「洗う」ことに専念させ、乾燥は別の乾燥機へ任せます。

5人、6人、7人と家族が多く、1日に洗濯機を2回以上回す家庭では、独立した乾燥機の方が使いやすいでしょう。

一方、別置きの乾燥機を使わず、洗濯から乾燥まで一気に終わらせたいならドラム式。

夫婦2人や子ども1人程度で、洗濯が1日1回で済む家庭なら使いやすいでしょう。

ただし、ドラム式は洗濯できる容量と乾燥できる容量が同じではありません。

乾燥容量は、おおむね洗濯容量の半分程度。洗濯槽いっぱいに衣類を入れて、そのまま全部乾燥できるわけではありません。

また、機種によっては乾燥にかなり時間がかかります。特にヒーター式では、乾燥時の熱が脱衣室へ出て室温が上がり、夏場は乾燥効率が落ちることも。

ただ、洗濯が1日1回なら、「夜回して、朝乾いていればOK」という使い方ができます。

ドラム式を選ぶ場合は、フィルター掃除などのメンテナンス性も確認を。ズボラな人ほど、「どれだけ掃除しやすいか」が重要です。

洗濯パンについては、最近は付けない住宅も増えています。ただ、床へ直接置くと掃除しにくいので、四隅へかさ上げ台を置いたり、キャスター付きの台を使ったりするのがおすすめ。

また、縦型洗濯機の上に乾燥機を設置するなら、洗濯機の蓋にも注意してください。

1枚の蓋がそのまま大きく上へ開くタイプだと、上に設置した乾燥機と干渉します。そのため、途中で折れ曲がるタイプの蓋を選んでください。

洗剤と柔軟剤の自動投入機能もおすすめですよ。一回一回は小さな作業ですが、毎日のことなのでかなり楽になります。

4. 衣類乾燥機|ガス式・電気式

衣類乾燥機は、大きく分けるとガス式と電気式があります。

私のおすすめは、ガス衣類乾燥機「乾太くん」。私の家でも使っていますが、非常に便利です。

最大のメリットは、乾燥時間の短さと仕上がり。約60分程度で乾燥でき、タオルなどもふかふかに仕上がります。

排気は屋外へ出すため、室内が暑くなりにくい点もメリット。

1回の乾燥が短いので、洗濯物が多い家庭でも何回転もできます。

弱点は初期費用の高さと、ガス設備が必要なこと。乾燥能力が強い分、靴下や下着、タオルなどが縮みやすい点もあります。

ガスを引き込めない場合は、電気式の衣類乾燥機も候補。

室内排気タイプなら、ガス設備や外壁への排気管工事が不要で導入しやすく、初期費用も乾太くんより抑えやすいでしょう。

一方、乾燥時間や仕上がりはガス乾燥機には及びません。

また、電気式でも屋外へ排気するタイプがあります。

室内の温度や湿度へ影響しにくい点はメリットですが、排気管工事が必要です。

基本的には、ガスを使えるなら乾太くん、ガスが難しいなら性能の良い電気乾燥機を中心に検討すると分かりやすいでしょう。

 屋外排気タイプは気密施工と近隣への配慮が需要

乾太くんなど、屋外へ排気する乾燥機を設置する場合は施工にも注意が必要です。

まず、乾燥機を運転していないときに外の冷気が排気管から室内へ逆流しないよう、逆流防止弁を付けてください。

これがないと、乾燥機の扉を開けた瞬間に冷気が入ってきたり、脱衣室が寒くなったりする原因になります。

さらに重要なのが、排気管を通す貫通部の気密処理。外壁側のコーキングだけでは不十分です。

特に忘れやすいのが、壁の中と室内側の間の気密処理。カバーを被せただけで隙間が残っていると、壁の中の冷気が室内へ流れ込みます。

冬、お風呂上がりの脱衣室で「なぜかここだけ寒い」という原因にも。室内側まで確実に気密処理してください。

屋外へは暖かい空気や音も出ます。できれば、お隣の大きな窓やリビング窓の真正面は避けましょう。

どうしても避けられない場合は、排気方向を変える専用フードなどもあります。ただし、フードはゴミが溜まりやすいため、定期的な掃除が必要です。

そして簡単にできる近隣対策が、香りの強すぎる柔軟剤を使わないこと。

乾燥機の排気と一緒に柔軟剤の香りも屋外へ出るため、特に屋外排気タイプでは配慮してください。

5. エアコン|畳数どおりに買わない

エアコンは、賃貸住宅と高性能住宅で特に選び方が変わる家電です。

ただし、機種選び以前に最も重要なのがエアコン施工。

エアコンを設置すると、冷媒管やドレン管を通すため外壁に穴を開けます。

この穴の隙間処理を適当にすると、隙間風が入ってきます。

それだけではありません。外気が壁の中へ入り込むと結露が発生し、木材が湿る原因に。木が腐れば、シロアリ被害につながる可能性もあります。

せっかく高断熱・高気密住宅を建てても、エアコン工事で穴だらけにしてしまえば台無し。エアコンは、気密施工に慣れた業者へ依頼してください。基本的には、住宅会社が手配する電気工事業者へ依頼するのが安心ですよ。

家電量販店の工事業者でも丁寧に対応してくれることはありますが、高気密住宅の施工に慣れていない業者もいます。

特に、ネット通販で安くエアコンを買い、よく分からない格安業者へ設置を依頼するのは注意。

数千円、数万円を節約するために家の性能を落とすのは本末転倒です。

 リビング14畳用・個室6畳用を基本に

一般的なエアコンには「6畳用」「14畳用」などの表示があります。

高性能住宅では、この畳数表示をそのまま受け取る必要はありません。

エアコンの畳数表示は、昔の断熱性能が非常に低い住宅を前提に作られた基準だからです。

一定以上の断熱・気密性能がある住宅なら、目安として表示畳数の5倍程度まで対応できるケースがあります。

私がおすすめしているリビングエアコンは、14畳用・200V。

高性能住宅なら、14畳用でも約70畳、35坪程度までの住宅をカバーできる能力があります。

一般的な注文住宅は30〜35坪程度が多いので、基本的には14畳用・200Vで十分。もちろん、40坪、50坪とかなり大きな家なら能力を上げる必要があります。

寝室、子ども部屋、屋根裏エアコンなどは、6畳用で十分です。

高性能住宅なら、6畳用でも30〜36畳程度をカバーできる場合があります。

つまり、6畳の部屋に6畳用エアコンを入れるだけでも、実際にはかなりオーバースペック。

ただ、それより小さい家庭用エアコンはほとんどないため、最小クラスの6畳用を選ぶという考え方になります。

エアコンのグレードも、最上位モデルを選ぶ必要はありません。

加湿機能や換気機能まで付いた機種もありますが、個人的には必須ではないと考えています。

各メーカーの上から2〜3番目程度のグレードが、性能と価格のバランスを取りやすいところ。

私の家のリビングでは、ダイキンの上から3番目程度のFシリーズを採用しました。

一つ下のCシリーズと比較したとき、APF(通年エネルギー消費効率)に差があり、省エネ性能とのバランスを考えてFシリーズを選択。

必要な基本機能と自動掃除機能があり、電気効率も良い。まさにちょうどいいグレードです。

2階に関しては、最低グレードのエアコンを設置しています。

メーカーについては、それぞれ特徴がありますが、私はダイキンに安心感があるので使っています。

一方、日立には再熱除湿など、除湿しながら室温を下げすぎない機能を得意とするシリーズもあります。

メーカーごとの特徴を比較しながら選んでください。

6. 加湿器|方式別の特徴とおすすめ

冬の高性能住宅では、加湿器も重要です。

加湿器には、大きく分けてスチーム式(加熱式)、気化式、超音波式、それぞれを組み合わせたハイブリッド式などがあります。

個人的に、超音波式はおすすめしていません。

水を細かなミストにして、そのまま室内へ放出するため、タンクや水の管理が不十分だと雑菌も一緒に飛散しやすいからです。

さらに、水道水に含まれるミネラル成分が部屋へ広がり、家具などに白い粉として付着することも。

超音波を使ったハイブリッドタイプも、私は積極的にはおすすめしません。

スチーム式は、水を加熱して蒸気にするため衛生的。加湿能力も高く、選択肢としては非常に優秀です。

一方、吹き出し口が高温になるため、小さな子どもがいる家庭では設置場所に注意してください。

気化式は、電気代が安いのが大きなメリット。熱い蒸気も出ないため、やけどの危険が少ない点も魅力です。

一方、気化熱によって少し冷たい風が出ます。冬場に近くへいると、「少し寒いな」と感じることも。

私がおすすめするのは、スチーム式と気化式の良いところを組み合わせたハイブリッド式。

それぞれの弱点を補いながら使えるので、バランスが良い方式です。

弱点は、他方式より本体価格が高めなこと。それでも日常の使いやすさを考えると、十分おすすめできます。

メーカーでは、ダイニチ工業がおすすめ。加湿性能はもちろん、メンテナンス性が非常に優秀です。

特に便利なのが、タンク下部などに使える使い捨てトレイ。

加湿器は使い続けると、水が溜まる部分にカルキや汚れがこびりつきます。

それを毎回ゴシゴシ掃除するのは大変。使い捨てパーツなら汚れたら交換できるので、ズボラな人にも向いています。

7. ロボット掃除機|間取り段階で置き場所を決める

ロボット掃除機も、新築ではかなり採用率が高い家電。

以前は「ロボット掃除機=ルンバ」というイメージが強かったですが、現在はさまざまなメーカーから高性能な機種が出ています。

私の家ではRoborockを使っています。

ロボット掃除機を導入するなら、間取りを作る段階で置き場所を考えてください。

昔のルンバは本体だけだったので、低い収納の下へ入れることもできました。

しかし最近は、ロボット掃除機のゴミを自動で吸い上げるゴミステーション付きが主流。

高さもあるため、50cm程度は余裕を確保した方が安心です。

さらに、水拭き対応モデルでは、きれいな水と汚水のタンクが付くものもあり、ステーションはさらに大型化します。

「ここへロボット掃除機を置く」と間取り段階で決め、近くにコンセントを付けておきましょう。

私が重視したポイントの一つが、ゴミステーション付きであること。

毎回、本体の小さなダストボックスからゴミを捨てるのは面倒です。何回分かまとめてステーションに溜めてくれるタイプの方が圧倒的に楽。

さらに、水拭き機能付きも便利です。

ただし無垢床は、基本的に頻繁な水拭きを推奨していないメーカーもあります。

私の家では塗装済みの無垢床で、水量を最小にして使っていますが、床材メーカーの推奨方法を優先してください。

意外と重要なのが、障害物を避け、掃除が終わったら確実にステーションへ戻ってくること。エラーが発生したらアプリで通知してくれること。

機種によっては、掃除後に基地へ戻れず迷子になることがあります。こうした基本性能は確認してください。

ブラシを簡単に外せるか。髪の毛を取りやすいか。交換用パーツを入手しやすいか。

メンテナンスのしやすさも大切です。特に水拭きタイプは、汚水を本体やステーションへ戻します。

基地へ戻ったとき、モップを自動洗浄してくれるかなど衛生面も確認してください。

こうした条件を総合的に見て、私の家ではRoborockを選びました。

ただ、購入から2年以上経っているため、現在はさらに高性能な機種が出ています。

ロボット掃除機は進化が速い家電なので、購入時点の最新比較もチェックしてください。

8. 防犯カメラ・ホームセキュリティの選び方

防犯に対する意識が高まっている今、新築時に防犯カメラの設置を検討する人も増えています。

特に、外構で家の中を見えにくくするなど、プライベート空間を閉じた設計にする場合、防犯カメラは有効です。

画素数は、現在なら200万画素以上を一つの目安にしてください。

家庭用防犯カメラとしては十分使いやすい画質です。

夜間撮影では、赤外線性能も重要。防犯カメラには「赤外線照射距離10m」「20m」「30m」などの仕様があります。

カメラを付けても、守りたい玄関や駐車場まで赤外線が届かなければ意味がありません。撮影したい場所までの距離を確認して選びましょう。

防水・防塵性能は、IP66以上がおすすめです。

IP65でも一般的な屋外使用には対応できますが、大雨などへの安心感を考えるならIP66。

IP67ならさらに高い防水性能がありますが、一般住宅ではそこまで必要ないケースも多いでしょう。

接続方式は、新築時に施工できるなら有線がおすすめです。

無線は設置しやすい一方、通信環境によって映像が途切れる可能性があります。肝心な瞬間だけ映っていなかった、では困ります。

防犯カメラは、メーカーによる決定的な性能差がそこまで大きくないと考えています。

そのため、必要な性能を満たしたうえで、価格や住宅会社が仕入れやすいメーカーを選べば十分。

私の家では、工務店が安く仕入れやすかった塚本無線の防犯カメラを採用。カメラ自体の性能と価格には満足しています。

ただし、問い合わせへのレスポンスはややゆっくりだったと聞いているので、サポート面まで重視する場合は比較してください。

 ホームセキュリティ

防犯カメラと合わせて、SECOMやALSOKなどのホームセキュリティを付けるか迷う人もいるでしょう。

もちろん必須ではありませんが、月数千円程度で家族の安心を買えると考えれば、価値はあります。

私の家は仕事場も兼ねているため、セキュリティ対策として導入しました。

私の場合はSECOMとALSOKを比較。最終的にSECOMを選んだ理由は、提案のスピードと内容です。

こちらの要望を的確にくみ取り、スムーズに提案してくれました。

さらに、自宅からSECOMの拠点が近かったこともポイント。緊急時には警備員が駆けつけるため、拠点から自宅までの距離は意外と重要です。

ホームセキュリティ会社を比較するときは、料金だけでなく、自宅周辺の拠点も確認してみてください。

セキュリティ機器は、買い取りとレンタルを選べる場合があります。

私はレンタルを選びました。買い取ると、故障時の交換や修理費を自分で負担する必要があります。レンタルなら、トラブルがあったときにも相談しやすい。

SECOMの場合、単純に計算すると買い取りの元を取るまで10年程度かかるケースもあります。

10年以内ならレンタルの方が費用面でも有利になりやすく、メンテナンスの手間も少ない。

旅行などで長期間家を空けるときにも、何かあれば駆けつけてもらえる安心感は大きいです。

まとめ|新築の家電選びは間取り・性能とセットで考える

新築で家電を選ぶときは、単純に「人気ランキング1位だから」「一番高性能だから」と決めるのではなく、家の間取りや性能、家族の暮らし方まで含めて考えることが重要です。

家電は、建物に比べれば数万円〜数十万円の買い物ですが、毎日何度も使うものだからこそ、暮らしへの影響は非常に大きい。

家そのものにはお金をかけすぎず、必要な質をしっかり担保。そのうえで、暮らしを楽にする家電へお金を使う。

これが、新築で後悔しにくい家電選びの基本です。

PROFILE

【完全攻略】購入前に知っておきたい家電選びのツボ|これだけは絶対ケチらないで【2026年最新版】新築/注文住宅/冷蔵庫/テレビ/エアコン/洗濯機 | 「住宅設備」の選び方を知りたい

せやま大学の人

瀬山 彰

筑波大学理工学群数学専攻卒(数理統計学士号取得)。硬式野球部に所属し、首都大学野球リーグの線形回帰分析に取り組む。

卒業後は、日本最大手の経営人事コンサルティング会社に入社。全国の住宅会社(大手ハウスメーカー・地場工務店)を担当。その中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。 中堅ハウスメーカー支店長経験を経て、2019年に起業。2021年にビーイナフ株式会社を設立。

主要事業である「せやま印工務店プロジェクト」は、2025年グッドデザイン賞受賞に加え、全国登録工務店65拠点、参加施主数は累計1723組以上、施主満足度95%以上と高い成長率と満足度を実現。また、施主や工務店のみならず、関わった全ての関係者が得をする(損をしない)、「全方良しのビジネスモデル」を他業界へ広める活動にも力を入れている。

広島県出身。娘4人の父親。2025年からは『カープ熱こじらせ兄さん せやまくん』としてのタレント活動も開始している。

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