これが現実!工務店で注文住宅を建てると後悔する7つの理由 | “ヤバい住宅会社”の見抜きたい

この記事では「こんな工務店はやめて!」という内容を紹介します。世の中の9割以上の工務店は困ったところが多く、そんな工務店に依頼すると家づくりは間違いなく失敗してしまいます。そんな「終わっている」工務店の特徴を紹介するので、それに該当するような工務店は絶対に避けてください。逆に1割以下しかない良い工務店の見分け方や特徴も紹介するので、そういった工務店を探してくださいね。

そこで、今回は以下を詳しく解説していきます。

ハウスメーカー vs 工務店の答え

「ハウスメーカーと工務店のどちらが良いのか」と悩む人は多いでしょう。実は、この問い自体に意味はありません。ハウスメーカーが良いのか工務店が良いのかを真面目に論じても、それはあくまで業界目線。施主目線で考えたら、そんな問いなんて無意味です。

この問いが無意味な理由

工務店は全国に30,000社くらいあると言われていて、質も様々です。個人的には、工務店は3種類に分けられると考えています。

工務店のタイプ①スーパー工務店

1つ目はめちゃくちゃ意識が高くて、「超高性能な家づくりをしていこう!」という工務店。高気密・高断熱住宅以外を認めないような、いわゆるスーパー工務店です。

工務店のタイプ②コスパと性能の両立を目指す工務店

2つ目は、性能を重視しながらも「たくさんの人が家を建てられる世の中にする」と考え、コスパと性能の両立を目指すタイプの工務店。BE ENOUGHが推進する「せやま印工務店」はこのタイプです。

工務店のタイプ③化石工務店

そして3つ目が、化石工務店。昔から何も変わらない工務店です。勉強せず知識のアップデートも行わず、施主よりも知識がないような工務店もあります。こんな工務店に依頼すると、家づくりは失敗します。この化石工務店が全体の9割以上を占めているので注意しなければなりません。

ハウスメーカーと工務店を比較した時、化石工務店が相手なら断然ハウスメーカーの方がおすすめです。化石工務店なんかで家を建てるのはありえません。一方、ハウスメーカーとスーパー工務店を比較するなら、スーパー工務店の方がおすすめです。ハウスメーカーに頼むよりも性能の良い家を建ててくれるでしょう。

ハウスメーカーとせやま印工務店を比較すると、せやま印工務店の方がコスパが良いです。ちょうどいい塩梅の家づくりができます。

このように「ハウスメーカーが良いのか工務店が良いのか」という質問は、どの工務店を前提にするかで答えが異なります。もちろんハウスメーカーにも色々な会社があるので、それぞれを社名ごとに比較してもキリがありません。それよりも工務店・ハウスメーカーが実施している内容と【せやま基準一覧表】を照らし合わせて比較することが、家づくりを成功させる近道ですよ。

ヤバい工務店の特徴TOP7

第7位:ハウスメーカーをディスる工務店

「大手ハウスメーカーは、CMや展示場の費用が高いので割高なんです」のようにハウスメーカーをディスる工務店はヤバい工務店です。そもそも、この内容が誤りです。

ハウスメーカーの広告費用が高いのは間違いではないですが、やっている棟数も多いので1棟割で計算するとそんなに高くありません。1棟あたりの広告費よりも、チラシを適当に配る予算の方が高いくらいです。

その他にも「大手ハウスメーカーは中間マージンばかりで高くなる」「うちは直接発注だから安い」と主張する工務店もいますが、これも危険です。確かに合っている部分もありますが、このように他社のことをディスる工務店は良くないです。この点についてはハウスメーカーも同様。

他社をディスるということは自社に自信がないということですので、このような会社はハウスメーカーなのか工務店なのかということを問わず、やめておきましょう。

第6位:標準仕様のない工務店

標準仕様がないのは、プロとしての矜持・プライドがないという理由である工務店が多いので注意してください。「全部お客さんの言う通りにします」「希望に応じてなんでもできます」「断熱材も構造も換気システムも好きに選べます」という工務店は不安です。

「あなたたちの考えはないんですか?」「プロとしての意見や提案はないんですか?」「私たちは素人なんですけど……」と思ってしまいます。

このような工務店も意外と多いので気をつけてください。標準仕様や、工務店が推奨している提案といったものがない工務店はやめた方が良いですよ。

第5位:ビジネススキルがめちゃくちゃ低い工務店

ビジネススキルが低い工務店はレスポンスが遅く、タスクの漏れがあり、段取りが悪く、無駄話が多いです。しかも、時々タメ口になります。工務店の社長から「最近はどう?」「土地はどんな感じ?」なんて聞かれることもあります。

こういう会社は「うちは小さいので対応が遅くてすみません」という言い訳をしがちです。ただ、施主としては会社が小さくても大きくても関係なく、やることはやってほしいですよね。

ビジネススキルが低い会社は、会社の規模を言い訳にしがちなので注意が必要です。

第4位:新しいツールを使えない・使わない工務店

たとえば「LINEはしていません」のような工務店には注意が必要です。LINEの代わりにChatworkを使っているような工務店は良いですが、そういったものもなく「やりとりは基本的に電話です」「資料はメールで送ります」のような工務店には気をつけましょう。仕事中に電話が来たり、こちらからの電話が繋がらなかったりすると困りますよね。

テレビ会議もできずに「zoom?最近のことは分かりません!」なんて工務店の場合、毎回対面での打ち合わせになるので大変です。子どもがいると、朝の準備をしながらオムツセットの準備をして、トイレに行かせなければなりません。車に乗せるのも大変で、移動中はグズりますし、ご飯の時間に困るし、ということになりかねません。重要な打ち合わせ以外は、zoomで良いです。

工務店側は「人と人とのコミュニケーションなので対面で話さないと伝わらない」なんて言うかもしれませんが、それは工務店側の都合です。全部テレビ会議というわけにはいきませんが、工務店の都合に合わせなければならないのは時間がもったいないですよ。こういった工務店は多いので注意してください。

第3位:知識がなく学ぶ姿勢もない工務店

「気密測定はやったことがないです」「N値ってなんですか?」「コンクリートの呼び強度やシロアリの種類なんて知りません!」「水災保険の床下浸水適用高さは45cmなんですか?お客さん、詳しいですね!」なんて工務店もあります。こんな工務店は「最近はお施主さんの方が知識がある時代ですから!」なんていう口癖を平気で言います。

こういった工務店は補助金の制度にも疎いです。施主が「子育てエコホーム支援事業の期限っていつですか?予約制度は使えますか?」と聞いても「今はそんな制度があるんですか!?」なんて聞いてきます。法改正にも弱いので、実際には書類提出が義務になるだけなのに「2025年4月には構造計算が義務化になります!」なんて嘘も言います。

第2位:ホームページ・事務所がダサい工務店

ホームページの美しさや使い勝手などは、家の美しさや使い勝手に直結します。「ホームページはダサくても家づくりはちゃんとやっています!」なんて工務店もありますが、「それならホームページもちゃんと綺麗にしてください」と思いますよね。身なりが汚い人が「私は美容研究家です」とか、太っている人が「ダイエット専門家です」と言っても信用されないのと一緒です。

もちろん古いのは仕方のないことです。ただ、できる範囲で分かりやすく綺麗にして、子どもが過ごしやすいようなキッズスペースやDVDを用意するような細かい配慮ができない工務店は、家づくりを進めていく上でも配慮ができない可能性が高いです。考え方が古くて、自分たちが変わろうという気が一切ない工務店かもしれません。私自身、こういう工務店をたくさん見てきました。絶対にやめてください。

第1位:自然素材ゴリ押しの工務店

「自然素材で家を建てれば人間は健康になる」なんて工務店は危険です。「新建材はやめましょう」「ビニールクロスやシートの床材は悪!」「漆喰は神!」と主張することが多いでしょう。

確かに漆喰や塗り壁はかっこ良いですし、無垢材の床は私も好きです。ただ、別に新建材やビニールクロスで体調を崩すことはほぼありません。もちろん過敏症の人はいるので該当する人は気を付けなければなりませんが、そうじゃない人はそこまで気にする必要はないです。ホルムアルデヒドやシックハウス症候群を抑えられるような基準もあります。

自然素材をゴリ押しする工務店は情報をアップデートしていなかったり、「とにかく自然素材って言っておけば家は売れる」と思っていたりする会社が多いです。

その他にも「換気システムの機械は入れずに窓を開けて換気しましょう」「壁の中も気圧差で換気しましょう」なんて工務店もあります。これで快適に過ごせるなら良いですが、酷暑の令和で窓を開けて過ごすのは現実的ではないですし、夜に窓を開けた無防備な状態で寝るのは無理でしょう。「高気密住宅は息が詰まる」なんて、時代錯誤な主張をする工務店もあります。

このように、情報をアップデートするような勉強をせず、施主のことを一切考えていない工務店もやめてください。

どんな工務店が良いのか?

素晴らしい工務店の特徴

  1. 他社をディスらない
  2. 信念があり、ちゃんと勉強して、施主側のことを考え提案してくれる
  3. ビジネススキルが高い
  4. 新ツールを使える
  5. 知識がある
  6. 自然素材と技術を上手く組み合わせる

素晴らしい工務店は、今までの特徴を裏返せば分かります。まずは、他社をディスらないこと。そして自社の推奨製品や考えを持ち、「断熱や換気はこれが良いです。理由は〇〇です」と信念を持ち、勉強して施主側のことを考えてくれる工務店は信用できます。

また、レスポンスが早いことは当たり前で、ちゃんとタスク処理をしてくれて、段取りが良く、年齢に関係なく敬語を使うようなビジネススキルが高い工務店を選びましょう。LINEやChatwork、テレビ会議のようなシステムを使えることも大切です。もちろん、性能面を始めとして補助金や法改正などの知識をアップデートしていることも重視してくださいね。このような知識をアップデートするためには、色々な分野の専門家と会って、どういう情報発信をするのが施主にとって良いのかを必死に考えなければなりません。こういった努力をしている工務店なら信用できます。

また、自然素材は良いですが、機械や新建材のように現代の技術と組み合わせる工務店を選んでください。自然素材だけで暮らしていた時代の人たちの寿命を考えれば、その理由は分かります。家が寒いとヒートショックのリスクも上がりますし、シロアリ被害にも遭いやすくなります。そんな家にしないために断熱・気密・換気・シロアリ対策・耐震をしっかりやる工務店を選んでください。

せやま基準一覧表】の必須項目は全てクリアできるような工務店を選んでください。今日紹介した7つのヤバい特徴に当てはまるような工務店はすぐに切ってくださいね。

まとめ

ヤバい工務店の特徴TOP7

  • 他社をディスる
  • 標準仕様がない
  • ビジネススキルが低い
  • 新ツールが使えない
  • 知識がない
  • ホームページ・事務所がダサい
  • 自然素材ゴリ押し
せやまが

厳選した工務店のみを紹介

性能 × 価格 × × 会社を厳しくチェックし、
"ちょうどいい塩梅の家づくり”が実現できる工務店のみを紹介します!

せやま印工務店とは?

PROFILE

これが現実!工務店で注文住宅を建てると後悔する7つの理由 | “ヤバい住宅会社”の見抜きたい

せやま大学の人

瀬山 彰

大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。

「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。

娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。

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