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家を買ってはいけない人の特徴7選「うちは大丈夫」と思ったあなたが一番危ない! | 「住宅ローン」について学びたい

「住宅ローン破綻なんて他人事」と思っている人は危険です。金利が上がると住宅ローンの破綻率が上がると言われていて、実際に令和4年度の破綻率は3.05%程度でしたが、平成22年度は8.48%というデータもあります。つまり、これから金利が上がっていくと破綻率が上がるリスクがあります。また、住宅ローン破綻する人には共通点があります。「建物にお金をかけすぎる」「資産価値の低い土地を購入してしまった」「家やお金のことを勉強していない」などのパターンがあります。

住宅会社の営業マンは皆さんのローン破綻のリスクまで踏まえた資金計画をしてくれるわけではないので、営業マンの「大丈夫」という言葉は、施主にとっての大丈夫とは限りません。今回は住宅ローン破綻する人の特徴を7つ紹介するので、施主自身が知識や考え方を身に付け、極力ローン破綻のリスクを抑えて賢く家づくりができるようになってください。

今回は以下を詳しく解説していきます。

住宅ローン破綻する人の特徴7選

①家計に無駄が多すぎる人

家を建てる前に家計を見直してください。家計がどうなっているか知らない人はアウトですし、保険に入りすぎている人も危ないです。学資保険や医療保険、がん保険や車両保険に入っている人がいますが、手元にいくらかの現金があれば対処できますよ。医療保険は健康保険や高額療養費の制度もあって上限が決まっているので、無駄に保険をかけすぎないことが大切です。さらに住宅ローンを組むと「団体信用生命保険」という生命保険に入ることになるので、その時に必ず「今入っている生命保険と重複しないか」の見直しをしてください。

その他、未だに大手キャリアのスマホを契約している人もいますが、今は安いSIMがあるので、そちらも検討してください。他にも使っていないサブスクを解約したり、銀行の振込手数料の見直しやコンビニでのお金の引き落とし手数料も見直してください。

こういった「できる節約」をしていない人は、家を建てない方が良いです。我慢する節約は続きませんが、仕組みを変えた無駄な削減は効果が続くので、まずは家計を見直してください。これができない人はローン破綻するので、できることを着実に行うという意味での家計の見直しをしてくださいね。

②家にお金をかけすぎる人

注文住宅の平均が38坪と言われていますが、大きすぎます。大きくても32~33坪で十分ですよ。家は負債ですし、メンテナンス費用もかかるので、経済的に重荷であることは間違いないです。良い家を建てると健康的に暮らせるというプライスレスな資産には繋がりますが、家自体は資産にならないので大きくしすぎないようにしてください。

割高になる大手ハウスメーカーで建てるのもおすすめできません。「割高なのは分かっているけど、ブランドが大事」「豪華なデザインで建てたい」という人は良いですが、業界内の人間からすると大手ハウスメーカーは利益率が高すぎます。勉強ができない人、勉強をする気がない人であれば大手ハウスメーカーという選択肢もアリですが、この記事を読んで勉強しているような人であれば、きちんとしている工務店の方が明らかにコスパが良いので検討してくださいね。

超高性能住宅にしすぎることも危険です。地震対策やヒートショック対策は大事ですが、健康や災害対策にばかりお金をかけすぎて、経済リスクを上げるのは本末転倒です。何事もバランスが大事ですよ。粗悪な家にして良いわけではありませんが、80~90点の家を目指してください。窓は樹脂サッシにして断熱はG1をクリアして気密は0.7以下(できれば0.4以下)、換気システムはシロッコファンのダクト式を採用して、耐震等級は許容応力度計算で2以上を取るのがおすすめです。これくらいをベースにしながら、お金をかけすぎない家づくりをしてくださいね。

③おかしな土地を買っちゃった人

「家のことが大好きだから大きくしたい」「家の予算が高いから土地の予算を下げよう」「駅近には土地がないから郊外に行こう」というのは危険です。広くて車でしか行けないような土地は、将来的に価値がなくなるリスクが高いので買わないようにしてください。家は負債ですが、土地は資産になります。月々の支払いさえ問題ないなら、良いものを買ってください。ある程度人気が出そうな場所を買っておけば、資産価値が上がる可能性だってあります。土地の部分は貯金だと思って、良い場所を買ってください。ただし建物は使い捨ての部分になるので、コストを抑えながら質を担保する、ちょうどいい塩梅の家づくりの考え方で実現してくださいね。

ローン破綻する場合は、「家を売ります」という時に「土地の価格が下がっているので、建物の残債が残ります」となって破綻するケースが多いです。とにかく土地は良い場所を買い、建物のコストは抑えることを徹底してください。

④お金の知識がない人

家づくりに限った話ではないですが、お金の知識は大切です。ローン破綻する人の多くは借金を怖いと思っていて、借入額を減らすために頭金を突っ込んでしまいます。手元に現金ができたらすぐに繰上返済をして、手元の現金がなくなって「心配だから保険に入ろう」「想定外の出費で現金が足りないから借金しよう」となることもあります。

それでは意味がないので、借りられるものは借りておいてください。お金の知識があれば「金利が上がるのは嫌だけど、その分運用ができる」「事業投資をするための自己資金を残しておいた方が良い」と考えられるようになります。

同じく家に関しても「家を建てるのは経済的に良くないから、賃貸や安い中古マンションを買う方が良い」と考えられるようになります。その上で「戸建で性能の良い住宅は人生を豊かにするから、経費として買おう」という判断ができれば、家にお金をかけすぎない選択もできるはずです。

お金の知識があれば、お金は友達になりますよ。

⑤家の勉強をしない人

家の勉強をしないと、おかしな住宅会社に騙されて粗悪な家をぼったくり価格で買わされることになりかねません。逆に言えば、ちゃんと勉強をしていれば「せやま印工務店」のようにコスパの良い住宅会社を選べるようになります。

勉強をしないと住宅会社が紹介した銀行でローンを組んだり、ボーナス返済を使うこともあります。ボーナスはあくまで出るか出ないか分からない不安定な一時金なので、当てにするのは危険です。

知識がないと、子育てグリーン住宅支援事業などの補助金を取れなかったり、ローン控除を活用できないなどの状況になり、お金が出て行くばかりになります。お金同様に家のこともしっかり勉強してください。

⑥他責思考な人

失敗しても「あいつが悪い。俺は悪くない」と言う人は、変な住宅会社に引っ掛かりやすいので注意が必要です。まともな住宅会社や工務店は他責思考な人を見抜き「文句ばかりでクレーマーになるかも」と考え、契約したがりません。そういう人と契約したがるのは変な住宅会社なので、騙されてぼったくられるリスクがあります。

他責思考な人は仕事もできずに稼ぎも少ない人が多く、ローン破綻のリスクが高くなることもあります。また、夫婦仲も悪いことが多いので、家庭の空気が悪くなって仕事も勉強もはかどらず、家の居心地が悪くて健康も害します。家でも仕事でも、他責思考にならないように注意してください。変な会社に騙されないように勉強して、自己責任で家づくりを進めることが大切です。

⑦稼ぐ覚悟がない人

家は贅沢品なので、建てなくても生きていけます。それを建てようと思った時点で贅沢なので、稼ぐ覚悟を持たなければなりません。稼ぐ覚悟もなく家を建てる人は、義務を果たさず権利ばかり主張する子どものようなものです。

金利上昇が不安かもしれませんが、稼いでいればへっちゃらです。「政府や財務省が悪い」と言って、稼ごうとしないのが問題です。税金だって、やり方によってある程度コントロールすることはできますし、それ以上に稼げば問題はありません。

政府に言いたいことはあっても「あの人たちが全て悪い」と思わないことが大切です。そこを選んでいるのも、その中で頑張れるのも自分たちです。

「給料は上がらないのに物価ばかり上がって困ります」と言う人もいますが、給料は上がるものではなく上げるものです。会社の給料が上がらないなら、スキルアップして転職すれば良いだけです。稼ぐチャンスはゴロゴロ転がっているので、頑張りましょう!

まとめ

家を買ってはいけない人の特徴7選

  1. 家計に無駄が多すぎる人
  2. 家にお金をかけすぎる人
  3. おかしな土地を買っちゃった人
  4. お金の知識がない人
  5. 家の勉強をしない人
  6. 他責思考な人
  7. 稼ぐ覚悟がない人
せやまが

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PROFILE

家を買ってはいけない人の特徴7選「うちは大丈夫」と思ったあなたが一番危ない! | 「住宅ローン」について学びたい

せやま大学の人

瀬山 彰

大学卒業後、日本最大手経営人事コンサルティング会社にて、全国ハウスメーカー・工務店を担当。住宅業界で手腕を振るう中、住宅業界の悪しき文化に疑問を覚え、家づくりの新たなスタンダードの確立を目標に掲げる。その後、中堅ハウスメーカー支店長を経て、2019年に独立。

「家なんかにお金をかけるな!質は担保しろ!」をテーマにした”ちょうどいい塩梅の家づくり”が話題となり、YouTube「家づくり せやま大学」は、登録者数5万人超えの人気チャンネルに。現在は、優良工務店認定制度「せやま印工務店プロジェクト」の全国展開を推進し、ちょうどいい塩梅の家づくりの普及に努めている。

娘4人の父親。広島県出身、広島カープファン。

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